2020年のjig.jpインターンのメンターをしていましたninja03です。
今年のインターンでは開発に使った言語はDenoでした。
メンバーは主にVisual Studio Code(VSCode)を使いました。
自分は仕事ではJetBrains社のJava用開発環境のInteliJ IDEAを使っています。
そのためDenoの開発には操作方法が近い同社のJavaScript用開発環境のWebStormを使っています。
WebStormは有料で価格は月額680円ですが、30日間の体験版があります。
また学生だと無料ライセンスが取得できるのでそのあとも引き続き使うことができます。
https://blog.jetbrains.com/ja/2019/08/22/2105/
WebStormでも開発をしてみたい方向けに、初期設定方法を解説していきます。
Denoのインストール
まずはVSCodeと同様にDenoをインストールします。
WindowsキーとRキーを同時に押し「ファイル名を指定して実行」を開きます。
powershell
と入力してPowerShellを開きます。
Denoのインストールコマンドを入力し実行します。
https://deno.land/manual/getting_started/installation
iwr https://deno.land/x/install/install.ps1 -useb | iex!
WebStormのインストール
下のリンクからWebStormをダウンロードします。
https://www.jetbrains.com/ja-jp/webstorm/
ダウンロードしたインストーラーを起動します。
特に設定せずにNext
→Next
→Finish
でインストールが完了します。
Pleiadesで日本語化
下のリンクからpleiades-win.zip
をダウンロードします。
https://mergedoc.osdn.jp/#pleiades.html#PLUGIN
解凍して、setup.exe
を起動します。
日本語化するアプリケーション
→選択
を押します。
C:\Program Files\JetBrains\WebStorm 2020.2.3\webstorm64.exe
を選択します。
日本語化する
を押して完了です。
Denoプラグインのインストール
WebStormにDeno開発で使うプラグインをインストールします。
まずWebStormを起動して新規プロジェクト
→空のプロジェクト
→作成
を行います。
メニューバーからファイル
→設定
→プラグイン
→マーケットプレース
を開きます。
Deno
で検索してインストールをします。
インデントの設定
メンバーとインデント数を合わせる必要がある場合に変更します。
メニューバーからファイル
→設定
→エディター
→コードスタイル
→JavaScript
→タブとインデント
を選びます。
タブサイズ
インデント
連続インデント
の文字数を変更します。
コンソールの文字化けの解消
WebStormでconsole.log("サーバ起動")
のように日本語を出力するとコンソールで文字化けします。
ヘルプ
→カスタムVMオプションの編集
を開いて以下の文をファイルの最後に追加します。
-Dfile.encoding=UTF-8
その後、WebStormを再起動すれば文字化けしなくなります。
サンプルプログラムの実行
Denoのサーバプログラムを動かしてみます。
メニューバーからファイル
→新規作成
→JavaScriptファイル
を選び、main.jsを作成します。
下のプログラムを入力します。
import {serve} from "https://deno.land/std/http/server.ts";
const s = serve({port: 80});
console.log("サーバー起動");
for await (const req of s) {
const json = {
msg: "ハローワールド"
};
req.respond({
status: 200,
headers: new Headers({"content-type": "application/json"}),
body: JSON.stringify(json)
});
}
すると、Enable Deno support for this project?
と上に出るのではい
を押します。
ソース上で右クリックします。
'Deno: server.js'の編集...
を押します。
引数がrun
になっているのをrun -A
に変更します。
再度ソース上で右クリックします。
実行 'Deno:server.js'
をクリックするとサーバプログラムが起動します。
ブラウザで、http://localhost:8888/
を開くと結果を確認することができます。
ソースを書き換えたら右クリックし実行 'Deno:server.js'
を押すとプログラムがリロードされます。
#.gitignoreの設定
WebStormが作るファイルをGitのコミットから除外するとコミットしやすくなります。
下の文を.gitignoreファイルに書いておきます。
.idea/*