はじめに
私は金融業界のSIerで、過去約10年間COBOL言語(汎用COBOL、オープンCOBOL(UNIX)を各約5年間)を用いたプロジェクトに参画、オープン系システム主流の言語を用いたプロジェクトに参画し始めたのは2020年4月からだった。
現在はOpenShift、Angular、SpringやCICD等を利用しているプロジェクトに参画している。
この記事は今と違うことをしたいけど、なかなか一歩を踏み出せない人に読んでほしい。
外部環境の変化
VUCAの時代と呼ばれ、先行きが不透明で、将来の予測が困難な時代になってきた昨今、金融業界もついにアジャイルや先端技術を採用した開発が増えてきた。
リスキリングについて
SIerに限った話かもしれないが、複数の技術を完璧に習得する必要はないと思っている。
個人差はあるものの、ある程度システム開発した経験があれば、他の技術は「つまみ食い」をして、あまり時間をかけず特徴やメリットデメリットを押さえる程度学習しておくだけでも顧客と話ができるし、プロジェクト参画後にスムーズに立ち上って、他者をリードできる。
「つまみ食い」は言語であれば、Git公開されてるサンプルアプリを自分の環境に持ってきて動かしてみたり、Udemy等の教材の初級編を学習するだけでもいい。
そんなんじゃ身につかない!現場では通用しない!と思う人もいるかもしれないが、ホスト系からリスキリングする人や技術が得意じゃない人はまず一歩を踏み出すために、「つまみ食い」してみるかーくらいの感覚で始めるのがいいと思う。
一歩踏み出せずに何もしないよりもずっといいし、「つまみ食い」してるうちに理解が早くなって自信も着くかもしれない。
経験上では、細かいところはプロジェクト参画後に都度調べながらやれば大体なんとかなった。
OODAループについて
何事もはじめは計画通りには通りにはいかない事が多い。
そんな時は、変化に対応するための考え方OODAループ(ウーダループ)も併せて意識するといいと思う。
OODAループとは下記の頭文字をとったものだ。このループを素早く回し改善していく。
- Observe:観察
- Orient:状況把握
- Decide:意思決定
- Action:行動
さいごに
金融業界でアジャイルや先端技術を採用した開発はまだ結構難しいと思っている。顧客含め未経験のことが多いからだ。そんな時こそ、リスキリングのマインドで必要な能力をその都度身に付け、課題を解決することを当たり前にしていきたい。私はオープン系プロジェクト経験はまだ少ないが、現在のプロジェクトでは活躍できていて結構自信がついた。
同じように一歩を踏み出す人が増えますように、、!
参考