こんにちは。
今月から現場に入ったばかりの文系未経験者です。
3ヵ月間の研修を経て、現在保守として現場に入って早1ヵ月。
恥ずかしながら、これまで当たり前のようにインターネットを使用してきて、
サーバーとは何か、ネットワークの仕組みはどうなっているのかあまり気にしたことがありませんでした。
そして、当然ながら、現場に入り頭が??????????なことがたくさんあったので、勉強したことを忘れないようにまとめておきたいと思います。
もし、私のようにITの世界に入ったばかりであわわわわ....となっている方がいれば、
この記事が少しでも救いになれば嬉しいです。
ITの先輩方、もしよろしければ、間違っている認識、誤った記載があれば、ご教授頂ければ幸いです。
今回記載するのは、
1. サーバーとは何か
2. サーバーの種類
3. パーミッションについて
4. RAIDについて
5. TCP/IPについて
です。
長くなるので、項目ごとに投稿を分けようと思います。
こちらの記事では、1.サーバーとは何かについて記載していきます。
現場に入ってまず、これがこのシステムのデータベース用のサーバーで、これがこのシステムの...といった説明を受け、まあ、システムのデータベースがこの中にあるんだろう。
うむうむ。としたものの、あれ、そもそもサーバーっていったい??
1. サーバーとは何か
調べると、「サーバとは、コンピュータネットワークにおいて、他のコンピュータに対し、自身の持っている機能やサービス、データなどを提供するコンピュータのこと。また、そのような機能を持ったソフトウェア。」(IT用語辞典から引用 http://e-words.jp/w/%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%90.html)
という説明があります。
身近な例でいうと、サーバーは英語でserver、つまり「供給者」という意味になります。
日常生活で使われるサーバーといえば、「ビールサーバー」や「ウォーターサーバー」がありますね。
ビールをserve(供給)するビールサーバー、水をserve(供給)するウォーターサーバーといったように、何かを供給する装置という意味で、ITの世界で使用されるサーバーもファイルやメールなどのデータを供給する装置というように考えることができます。
もう少し詳しく書くと、
前提として、私たちがWebページを閲覧するとき、HTTPという通信プロトコルにより、自分のパソコンから「このページが見たいのでください。」とサーバにお願いします。そうすると、サーバーが「いいよ~。これだよ~!」とページを返してくれます。このおかげで、私たちは、Webページを閲覧することができます。
イラストの青い矢印が表す、PCからサーバーに欲しいページやファイルなどの情報をお願いすることを「リクエスト」といい、イラスト水色の矢印が表す、サーバーがPCにお願いされたものを返すことを「レスポンス」といいます。
このことを踏まえて、初めに記載したサーバーの説明を読んでみると、「他のコンピュータに対し、自身の持っている機能やサービス、データなどを提供するコンピュータのこと。」という部分がしっくりきますね。
つまり、ざっくりいうと、目の前のパソコンにない機能を供給するのがサーバーです。
これまで1対1の条件で説明してきましたが、サーバーは1対1ではなく、1対多で使用してこそ意味が出てくるものです。
例えば、私たちが日常的に使用しているwebサービスやスマートフォンのアプリでも、サーバーが使用されているケースが多くあります。
たとえば、Gmailです。
Gmailでは、自分のアカウントにログインして、メールを受け取れます。
その時何が起きているかというと、ログインで認証し、パソコンやスマートフォンから、Gmailのサーバーに対して、「メールをください」とお願いします。
そうすると、Gmailサーバーが、「はい、あなたのはこれね~!」とパソコンやスマートフォンに対して返してくれます。
つまり、Gmailに登録している人のメールのデータがGmailのサーバーに保管されており、ログインで認証することで、その人宛てのメールを返してくれるようになっています。
そのため、全てのメールデータがサーバーが保管されているので、原則として自分のスマートフォンのアプリやパソコンにはメールのデータは保管されず、Gmailに登録しているそれぞれの人が様々なデバイスから閲覧できる仕組みになっています。
このように多数とやりとりすることでサーバー本来の役割が果たせます。
読んでいただき、ありがとうございます。
間違っている点があればご指摘頂ければ幸いです。
参考図書
・「おうちで学べるサーバのきほん」著:木下肇 翔泳社出版 2017年
・「スラスラわかるネットワーク&TCP/IPのきほん 第2版」著:リブロワークス SBクリエイティブ株式会社出版 2018年