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Raspberry Pi 4で個人用Misskeyサーバを立てた際の覚え書き

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概要

この記事はタイトルの通り、Raspberry Pi 4でMisskeyサーバを立てるに当たって手戻りが発生するなどした点、ドキュメントに記載がなかった細かい点をつらつらと書き連ねたものである。
基本的にはMisskey Hubのドキュメント通りに作業すればMisskeyサーバの作成自体はできる(はず)。
また、サーバ立ち上げから2週間ほど経ってからこの記事を作成しているので記憶がない部分については割愛した。

構築環境

  • ハードウェア
    Raspberry Pi 4B / 4GB
    外付けHDD

  • ソフトウェア
    OS : Ubuntu Server 22.04.3 LTS (64-bit)
    Misskey : 2023.10.1

  • 備考
    あくまで個人ユースなので仮想化等は導入しなかった。

ベースとしたドキュメント

ネットワーク関係

サーバの設置場所は自宅とした。
ただし、自宅のLAN環境に混在させるのは問題があった為、ONUに複数のルータ(※余ってた)をぶら下げてマルチセッションとし、LANとしては分離した。2
問題になったのは元来のLAN環境はIPoEによりIPv6でインターネット空間に接続しているため、固定IPアドレスを持てない点。
IPv4で固定IPアドレスを持てるISPを別途契約した。

OS関係

インストール

OSのインストールに関してはRaspberry Pi Imagerを利用した。
何故かMBRで書き込まれた。
今回利用したHDDは余っていたWD REDの4TBモデルだったため、MBRのままではすべての領域を使う事ができない。
Raspberry Piで起動する前にWindowsでGPTに変換し、初回起動時のパーティション拡張ですべての領域に拡張された。

Cloudflare

SSL/TLS暗号化モードは フル(厳密) を選択する事。

ファイルアップロード上限

約85MBのmp4ファイルをドライブにアップロードしようとすると弾かれる問題があったのだが、misskey側の設定をいじっても解決せず。
この記事を執筆するに当たってnginxの設定を見返したところ以下の項目があり、これが原因であった。

/etc/nginx/conf.d/misskey.conf
    # Change to your upload limit
    client_max_body_size 80m;

なお、Cloudflareを無料プランで利用している場合は100MBの制限があるようだが試してはいない。

運用開始後の使用感

立ち上げ直後の数日間はDNSの名前解決に問題があったようで、DNS関係のエラーがでて閲覧できない事が度々あった。
ハードウェアパフォーマンスについてはフォロー100程度では問題は感じない。千の単位でフォローを扱うようになった場合は問題になるかもしれない。とはいえRaspberry Pi 5 / 8GBにリプレースすれば対応可能なのではないか。(物欲的には今すぐ欲しい)

未解決の問題

Ubuntu / netplan

optional: true を設定しても効いてないようで起動時のネットワーク回りの待機に2分程要している。
とりあえず起動はするので放置しているがいずれ対処したい。
そもそもmisskeyの起動が分単位でかかるのでそれぞれの再起動を含むメンテナンスはダウン時間が長く、フォローが増えてきた際に問題になる可能性が高い。

  1. 筆者はシェルスクリプトでのインストールは行わず、コマンドを全て手動で実行した。

  2. メンテナンス上の便宜のため厳密には分離していない。Raspberry PiのWiFiでクライアント側LANにも接続している。

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