Raspberry PiでGUIを使用しないで、無線LANでSSHログインまで行う設定メモです。
環境
macOS High Sierra 10.13.6
Raspberry Pi Zero WH
RaspbianをSDカードに書き込みするまでの手順は以下にメモがあります。
https://qiita.com/nikofu501/items/26c14c25f38b88ad2685
以下を参考にしています。
Raspberry Piの無線LANをmicroSDで設定する
https://qiita.com/mascii/items/0d1a280ac58ed8f6f999
SSHログインの有効化
デフォルトでSSHログインが無効になっているため、イメージファイルを書き込んだmacOS上で有効化します。
bootディレクトリが作成されていることを確認します。
# ls -l /Volumes/boot/
total 105929
drwxrwxrwx 1 _unknown _unknown 512 3 15 17:18 .Spotlight-V100
drwxrwxrwx 1 _unknown _unknown 512 3 15 22:42 .fseventsd
.....略
SSHファイルを作成します。ファイルを作成するとSSHが有効になります。
# touch /Volumes/boot/ssh
# ls -l /Volumes/boot/ssh
-rwxrwxrwx 1 _unknown _unknown 0 3 15 22:48 /Volumes/boot/ssh
無線LANの設定
起動時に無線LANを有効にするためには、以下のファイルを作成する必要があります。
Raspberry Pi Zero WHは2.4GHz帯しか対応していません。
ssid・・・無線LANのSSID
psk・・・無線LANのパスワード
ハードコーディングがセキュリティ上問題のある場合は、SSIDとパスフレーズの組をハッシュ化した256bitのキーをpskの値に設定することもできます。
# vi /Volumes/boot/wpa_supplicant.conf
# cat /Volumes/boot/wpa_supplicant.conf
country=JP
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
network={
ssid="musenlan"
psk="123456"
}
SDカードをRaspberry Pi に挿入し、SSHログインできることを確認します。
Raspberry Pi のデフォルトアカウントはpi、パスワードはraspberryです。
DHCPで払い出しをしている場合はDHCPサーバのログで払い出したIPアドレスを確認してください。
無線LAN設定の時点で固定でIPアドレスを設定する方法もあるかもしれません。
$ ssh pi@192.168.10.110
pi@raspberrypi:~ $