初めまして、Qiitaに初投稿させていただきます。株式会社キネカでWebエンジニアをやらせていただております。nikeです。
はじめに
今回初めて、弊社のメンバーとRubyKaigiに参加させていただいたので、振り返りも兼ねてレポートとしてまとめます。恥ずかしながら技術的な内容は私の力不足もあり、ほとんどできませんが、今後初めてRubyKaigiに参加する人の参考になればなと思い書かせていただきます。
事前に準備したこと
Rubyコミッターの松田明さんによる「初心者のための RubyKaigi 入門 」
私が技術カンファレンス自体の参加が初めてなこともあり、かなり不安だったのですが、こちらを一読してからRubyKaigiにかなり臨みやすくなったなと感じています。私と同じようにRubyKaigi初参加を考えてる方是非!
RubyKaigi自体の目的、参加者の心構え、に関してかなり簡潔にまとめてくださっています。
昨年のRubyKaigi2023 youtube動画
RubyKaigiに参加すると決めて真っ先に確認したのが昨年の動画でした。昨年は未参加でしたが、行われたセッション全ての動画が保存されていそうです。参加できなかった方や、今後参加を考えている方にとっては非常にありがたいものです。昨年の動画が上がったタイミングからすると今年のセッションの動画もそろそろ上がるんでしょうかね?楽しみですね。
印象に残ってるセッション
1. Writing Weird Code
コンソールで実行したスクリプトそのものがアニメーションのように動き出す。そんなコードを書いているtomoya yoshidaさんが最初のKeynoteセッション でした。
どうしてこんな動きを実現しているのかは全くわからないけど、とにかくすごいものを見せられているんだなと感じました。理屈がわからなくてもRubyKaigiの掴みとしてとても楽しく、最適なセッションだったなと思います。
こちらで紹介されたようなスクリプトは会場入り口にも展示されていました。こちらをコンソールから実行するとコードそのものがアニメーションとして動き出すというようなものでした。こちらであればRubyのシルエットが回転していた記憶です。
2. The grand strategy of Ruby Parser (LRparser Lramaのお話)
RubyKaigiに参加すると決めて一番最初に学んだのがRubyのparserの話だったので、実際の会場で金子さんの発表を聞くのがすごく楽しみでした。参加を決める以前はparserという概念すら知らない状態でした。普段学ばないような領域の知るきっかけにもなるのが、このようなカンファレンスに参加する醍醐味なのかもしれないです。
3. YJIT関連のお話
マキシムさんのセッション
C言語で開発されたRubyにはC言語が出せるパフォーマンスの壁みたいなものがあるが、protobufとYJITを利用して壁を越える時がきた、そんなお話をされていたかと思います。
マキシムさんが飛行機は音速の壁を超えたことを例えに出していたことが印象的でした。
Kokubunさんのセッション
Ruby3.4 + YJITの組み合わせでこれまで以上にパフォーマンスが上がるとお話されていました。
参加して感じたこと
Rubyに愛着が湧いた
こんな人達がRubyを開発しているのか、Rubyを使って開発している人がこんなにいるのかと嬉しくなリました。セッションの内容を見て特別理解できたとか、これは本業で使えるとかいうものは普段と違うレイヤーの話がほとんどだったこと、自分の知識不足もありまして、残念ながらありませんでした。それでもセッション参加者の発表を見てかっこいいなと感じますし、自分がこの言語を使っていることがうれしく感じます。絶対真似できないけど、かっこよかった、楽しかった、憧れる。そこら辺は音楽アーティストのライブに近いのかもなと思います。
英語がわからない!難しい!
他の参加者のレポートの内容を見させていただいたり、前回参加者のお話を聞く限り、どうやらRubyKaigiあるあるなのかもしれませんね笑
セッションの半分ほどは英語の内容した。英語が聞き取れない、意味がわからない、特に2日目は自分がみたいセッションのほとんどが英語スピーカーなこともありそう感じる場面が多かったです。
昔から苦手意識があり、なかなか学習に取り組めてませんでしたが、これを機に勉強したいなと感じます。
参加から一ヶ月ほど経とうとしています。今のところ一歳触ってないですね。まずい。
全ての時間セッションを見るのはなかなかに体力を使う
初日ということもあり1日前は全スケジュールフルでセッションを見続けました。しかし、そもそも内容がとても難しかったり、前述したように英語がわからなかったりと、体力面、精神面できついなと感じました。次回参加する時には一つ自分の中で大好物のテーマを準備して臨もうかなと考えています。今回のセッションでいうとparserやYJITのお話は登場する機会も多くあり、次回までにもう少し理解を深めたいと思っています。
ついでに観光もできます。
RubyKaigi2024期間+1日余裕を持って飛行機をとったため、1日だけ自由に行動する時間を用意してました。とはいえ、観光の準備など全くしてなかったので、特別なことはあまりしていません。どうせ行くならもっと準備してもよかったなと思います!
ステーキヒカル
一緒に行った会社の先輩にご馳走になりました。話を聞く限り、沖縄では締めのステーキが定番みたいです。
ステーキハウスキャピタル
入り口の牛達が衝撃的すぎてステーキの写真を撮っていませんでした。丸ごと揚げたオニオンフライ美味しかったです。
最後に!
今回私はRubyが特別好きで参加したわけではありませんでした。どちらかというと受動的で、会社のメンバー3人で行ってみませんか、というお誘いに、「参加します!」と言っただけです。でも内心は「自ら参加しないようなイベントを自分に味わしてやりたい」、「たくさんのエンジニアに会って刺激が欲しい」そんな気持ちで参加しました。そんな僕でもこんなに満足できました。来年のRubyKaigi2025も楽しみですね!
今後の参加を考えている方が、この記事を読んで少しでも前向きな気持ちになっていただければ幸いです。読んでいただきまして、ありがとうございました!