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ミリねじの規格

Last updated at Posted at 2020-03-06

プログラムとは全く関係ないけど、個人的なメモをQiitaに書いてしまう。
仕事で物作りをしているとねじの規格をよく調べるので、自分が必要な物をまとめておく。

規格(M) 並目ピッチ ボルト・ナットレンチ キャップボルトレンチ SUSアルミフレーム JIS真空フランジ ICF真空フランジ
M2.5 0.45 2
M3 0.5 5.5 2.5
M4 0.7 7 3 ICF34
M5 0.8 8 4 SF20シリーズ 溝幅6mm
M6 1 10 5 SF30シリーズ 溝幅8mm ICF70
M8 1.25 13 6 SF40,45シリーズ 溝幅10mm A10-A50 ICF114, ICF152, ICF203, ICF253
M10 1.5 17 8 A60-A150
M12 1.75 19 10 A200-A350
M14 2 22 12
M16 2 24 14 A400-A500
M18 2.5 27 14
M20 2.5 30 17

以下各項目の解説。

並目ピッチ

ねじピッチには並目のほか細めというのもあるが、基本的私が使うことはないのと、ネジがまざると悲惨なことになるので使わない。
一周回すとどれくらいネジが入るかという情報なので、必要な強度にもよるが最低でも3回くらいは回しておきたいから板の厚さはいくつ、とか、アジャスターで高さ調整する時に一回回すと何mm持ち上げられる、という時に使う情報。

ボルト・ナットレンチ

普通のボルトやナットと呼ばれるもので、この規格のボルト・ナットを回す時に必要なレンチの規格。モンキースパナがあればそれで良いだろうという人もいるが、やっぱりそれぞれの大きさのレンチを用意しておいた方が作業効率は良い。とはいえ、配管関係はインチサイズを使うことがよくあるので、インチ用としてモンキースパナも必要になることはある。
一般的な9本組のセットと対応するネジの規格は下記のようになる。

6 8 10 12 13 14 15 17 19
- M5 M6 - M8 - - M10 M12

見てわかるように、少なくともボルトナットの取り付けで使う分ためにセット品を買うのはあまり効率的でないことがわかる。よく実験室などでセットで購入したものを見かけるが、大抵の場合よく使う物だけが誰かが借りたまま返却せずになくなっていて使えないことが多い。
そのため、レンチに関しては単品で購入するのが良い。真空フランジの取り付けに使う場合は、ほとんどの場合13と17があれば足りる。世の中にはコンビネーションレンチ、というのがあるが、13-17の組み合わせはないので、10-13と17-19の組み合わせがあれば、ほとんどのボルト・ナットに対応できることになる。たまにM16を使うことがあるのでそのために24があると良い。M14を使うことはほとんどないので、装置を作る時にもなるべく使わないようにしている。

とはいえ、ナットはともかくボルトはなるべく使わずに、今から製作する装置には可能な限り下記のキャップボルトを使うようにしている。

キャップボルト

六角穴月ボルト、とも呼ばれるもので、六角レンチで締め付ける。こちらのほうがネジを舐めることが少ないので、今から製作する装置には可能な限りキャップボルトを使うようにしている。
使用するレンチに関しても、こちらは9本のセット品で大抵の場合はうまくいく。

1.5 2 2.5 3 4 5 6 8 10
M1.6 M2 M2.5 M3 M4 M5 M6 M8 M10 M12

私はM12以上のキャップボルトは使ったことがないので、普段は9本セットを一つ持っていれはねじ回しで困ることはない。これもあってキャップボルトを推奨してる。M1.6やM2はほとんど使うことはないけど、たまに装置を分解する時に使われているのを見かけることがあるので一応あるといざというときに困らなくて済む。先日もっと小さいM1のイモネジを使っているものがあって、その時は流石に六角レンチを探して回る羽目になったが、そんなことは非常に稀。

SUSアルミフレーム

最近はアルミフレームで架台を作ることが多く、いくつかの会社が出しているが私はSUSのものを使うことにしている。SUSは3種類規格があってそれぞれM5, M6, M8のネジを使うらしい。基本的に全部キャップボルト。

JIS真空フランジ

真空フランジもいくつか規格があるが、よく使うのはJISのもので呼び径が100前後なので、ほとんどがM10。

ICF真空フランジ

ICFの規格は少しネジが小さい代わりに数が多い。M6とM8がほとんど。

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