スマートフォンの会話履歴を表示するには
フリーのSkypeと異なり、Skype for Businessはデフォルトでスマートフォンから会話履歴を参照することはできません。これは、SkypeやLINEなど他のIMサービスに比べて大きく異なる点です。
Skype for Business for Android についてよく寄せられる質問 (FAQ)
会話履歴を表示するには、まず管理者がこの機能を有効にする必要があります。Skype for Business for Android デバイスの会話履歴は Microsoft Exchange と同期されます。つまり、Skype for Business モバイル デバイスでの会話は、デバイスの会話履歴に表示され、Skype for Business にも表示されます。
管理者向け: ユーザーの会話履歴をオンにするには、次を操作します。
1.会話履歴を必要とするユーザーに関連付けられているメールボックスがあることを確認します。
2.ユーザーの ClientPolicy が EnableServerConversationHistory TRUE に設定するセット CsClientPolicy 経由で組織用に Business Online のクライアント ポリシーの設定の Skypeで説明するようを確認します。
というわけでクライアントポリシーを変更します。
組織のために Skype for Business Online クライアント ポリシーを設定する
Windows PowerShell を検証および開始する
d.Skype for Business Online に接続するリモートの Windows PowerShell セッションを作成できるように、Skype for Business Online の Windows PowerShell モジュールもインストールする必要があります。このモジュールは、64 ビット版のコンピューターでのみサポートされており、「Windows PowerShell Module for Skype for Business Online」の Microsoft ダウンロード センターからダウンロードできます。メッセージが表示されたら、コンピューターを再起動します。
クライアント ポリシーの設定にはPowerShellのリモートセッションに必要なモジュールがあるそうなので、ここからダウンロードします。
Windows PowerShell Module for Skype for Business Online
PCを再起動したら、さっそく管理者権限でPowerShellを実行します。
更にPowerShellの実行ポリシーがデフォルトでは任意のスクリプトが実行できない"Restricted"の為、Windows PowerShell の実行ポリシーを"RemoteSigned"へ変更しましょう。
PS C:\WINDOWS\system32> Set-ExecutionPolicy -ExecutionPolicy RemoteSigned
実行ポリシーの変更
実行ポリシーは、信頼されていないスクリプトからの保護に役立ちます。実行ポリシーを変更すると、about_Execution_Policies
のヘルプ トピック (http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=135170)
で説明されているセキュリティ上の危険にさらされる可能性があります。実行ポリシーを変更しますか?
[Y] はい(Y) [A] すべて続行(A) [N] いいえ(N) [L] すべて無視(L) [S] 中断(S) [?] ヘルプ (既定値は "N"): Y
引き続きWindows PowerShell セッションを開始します。
・$credential = Get-Credentialでは、Office365の管理者権限を持っているユーザーでログインしてください。
・リモート Windows PowerShell から Exchange Online に接続すると "WinRM クライアントは要求を処理できません" というエラーが表示される場合
リモート Windows PowerShell から Exchange Online に接続すると "WinRM クライアントは要求を処理できません" というエラーが表示される
・Import-PSSession $sessionで、ErrorNoCommandsImportedBecauseOfSkippingが発生する場合があるため、オプション -AllowClobber を付けて強制的に上書きを行います。
ハイブリッド展開での Windows PowerShell の使用
PS C:\WINDOWS\system32> Import-Module "C:\Program Files\Common Files\Skype for Business Online\Modules\SkypeOnlineConnec
tor\SkypeOnlineConnector.psd1"
WinRM サービスの起動
WinRM サービスは現在起動していません。このコマンドを実行すると、WinRM サービスが起動します。
続行しますか?
[Y] はい(Y) [N] いいえ(N) [S] 中断(S) [?] ヘルプ (既定値は "Y"): Y
PS C:\WINDOWS\system32> $credential = Get-Credential
コマンド パイプライン位置 1 のコマンドレット Get-Credential
次のパラメーターに値を指定してください:
Credential
PS C:\WINDOWS\system32> $session = New-CsOnlineSession -Credential $credential
PS C:\WINDOWS\system32> Import-PSSession $session -AllowClobber
ModuleType Version Name ExportedCommands
---------- ------- ---- ----------------
Script 1.0 tmp_wfjadhto.l3c {Clear-CsOnlineTelephoneNumberReservation, Complete-CsCceA...
これで、クライアント ポリシーを設定できる準備が整いました。
ユーザーの会話履歴をオンにするためポリシーを設定します。
・オプション -Identity Global について、グローバル ポリシーの影響を受ける組織内のすべてのユーザーが対象となります。
Set-CsClientPolicy -Identity "global" -EnableServerConversationHistory $True
作業が完了したら、セッションを切断します。
PS C:\WINDOWS\system32> Get-PSSession
Id Name ComputerName ComputerType State ConfigurationName Availability
-- ---- ------------ ------------ ----- ----------------- ------------
20 WinRM20 adminjp1.onl... RemoteMachine Broken Microsoft.PowerShell None
PS C:\WINDOWS\system32> Remove-PSSession 20
以上で作業完了です。
設定したのにクライアント ポリシーが反映されない場合
なお、Set-CsClientPolicy で設定したパラメターにつきましては、1 時間後にクライアントでサインアウトとサインインをする事により、新しいポリシーの情報がクライアントに反映されます。
クライアントを強制的にサインアウトさせる事はできないので、次回ユーザーがサインインする事をお待ちいただく必用があります。
Skype for Business Online でカスタムクライアントポリシーが利用できるようになりました。
参考文献：
The Skype for Business Insider
Skype4B Features: Server-Side Conversation History
ENABLE SERVER CONVERSATIONHISTORY- SKYPE FOR BUSINESS
Skype4B Features: Server-Side Conversation History
Chat's dont sync across Windows and iOS devices
Skype for business call history sync across multiple devices