3
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

SFDC Outbound Messageを使ってInformatica CDIでリアルタイム連携を実現

Posted at

はじめに

Informaticaはデータマネジメントクラウドを提供しています。その中で、重要な要素の1つとして、データ連携(Cloud Data Integration、略してCDI)があらゆるデータにアクセスし、連携することが可能です。バッチ連携だけでなく、リアルタイム連携にも対応しています。

本日は、Salesforceへのリアルタイム連携シナリオをご紹介したいと思います。

シナリオ

今回のシナリオはSalesforceのデータが変わりましたら、そのデータをリアルタイムでOracleに転送します。

上記を実現するため、次のステップが必要です。
1.CDIでマッピングタスクを作成
2.SalesforceにOutboundメッセージを設定
3.SFDC側にデータを変更してテストを行う

1.CDIでマッピングタスクを作成

CDIでマッピングを作って、Salesforceにある変更対象のオブジェクトをソースにして、転送先のOracleをターゲットにします。
image.png

マッピングを作りましたら、これを基づいてマッピングタスクを作成します。次は重要なポイントとなり、スケジュールの設定に「Salesforceからの送信メッセージの受信時にリアルタイムで実行します」を指定します。URLをコピーして、後ほどSalesforce側の設定に使われます。
image.png

2.SalesforceにOutboundメッセージを設定

Salesforceにログインして、右上の歯車アイコンをクリックして、設定画面を開きます。
image.png

左のクイック検索ボックスに「アウトバウンドメッセージ」を入力して、アウトバウントメッセージの設定画面を開きます。ここに、メッセージ詳細を設定します。

名前: アウトバウンドメッセージの名前を入れます。
エンドポイントURL: 前のステップにコピーされたIDMCのマッピングタスクのエンドポイントURLをここに貼り付けます。
送信する項目: SFDCからIDMCに送る項目を選んでください。IDMCが選ばれた項目の値しか取れないため、転送したい項目を全部右に移してください。
image.png

3.SFDC側にデータを変更してテストを行う

上記の設定が終わりましたら、Salesforceのデータを変更して、IDMC側にジョブの実行状況を確認しましょう。

下記オブジェクトのCol2の値を変更してみました。
image.png

そうすると、IDMCのモニター画面に、新しいのジョブが開始されました。
image.png

インスタンス名をクリックして、詳細を確認すると、1レコードがOracleに成功で転送されました。
image.png

まとめ

いかがでしょう。とても簡単ではないでしょうか。

Salesforceをご利用頂いてる方はリアルタイム連携したい際に、そしてデータの加工変換処理が必要となってCDIをご利用する必要がある場合、Outboundメッセージを活用して、IDMCのCDIジョブをキックしましょう。

3
2
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
3
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?