電気通信主任技術者試験(2025年1月26日)に向けた学習メモです。
電気通信主任技術者を取得すると、1陸技の2科目(基礎・無線工学A)が免除されるためおすすめです。
https://omusubi5g.hatenablog.com/entry/2022/10/28/144209
過去問で問われていた箇所を括弧「」内で記載しています。
法規
過去問の正誤を問う問題や語句を問う問題で間違えやすいところを「」で記載している。
事業「の用に供する」設備 → 事業「の目的のために提供する」設備 という意味
問1
電気通信事業法:「適正かつ合理的」、「利用者等の利益を保護」
電気通信事業:「他人の需要に応ずるために」提供する事業
電気通信役務:「他人の通信を媒介する」
特定移動通信役務:特定移動端末設備と「接続される伝送路設備」を用いる
電気通信業務:「役務の提供の業務」
電気通信回線設備:伝送路設備+交換設備
電気通信事業者:電気通信技術者に「職務の執行に必要な権限」を与える
統括管理者:「決定に参画する管理的地位」&「実務の経験」
統括管理者:「総務大臣に届出」、事業者は「意見を尊重」
電気通信主任技術者:「総務省令で定める事項を監督させるため」に選任
他の事業者との接続:「利益を不当に害するおそれ」を除く
業務の停止等の報告:「その理由又は原因」とともに報告
基礎的電気通信役務:「適切、公平かつ安定的な提供」、「契約約款を総務大臣に届け出」
・NTT東西(第一種適格電気通信事業者)のユニバーサルサービスのこと
登録:「設置する区域の範囲」が基準を超えないときはしなくていい
・「登録」は大変、数百の事業者が該当
・「届出」は簡単、1万を超える事業者が存在
登録の申請書:「国内の住所」と「業務区域」を含める
登録の取消し:違反しつつ「公共の利益を阻害する」とき
業務の改善:役務の提供に「支障が生じている場合」
設備の維持:「その機能に障害」を与えないようにすること
緊急に行うことを要する通信:「選挙管理機関相互」、「地動の観測」
重大な事故:緊急通報は1時間3万人、LPWAは12時間3万人 or 2時間100万人
重要通信の確保:必要があれば「他の通信を制限し、又は停止」する
暗記
1時間、2時間、12時間
3万人、100万人
問2
電気通信主任技術者
・業務の適切な実施:定期的な「ソフトウェアのリスク分析」、適正な「設備容量」の確保
・事故発生時の「指揮及び命令」」と「再発防止」:「故障箇所の特定」、「製造業者と接続事業者との連携」「障害の最小化」
・その他:「教育及び訓練の計画」、「日常の監督業務」
講習の期間:選任したとき1年以内に講習、ただし2年を経過しないものはOKだが、3年以内に講習
目的外使用の禁止:ただし以下はOK
・遭難通信:危険に「陥った場合」
・緊急通信:危険に「陥るおそれがある場合」
・安全通信:船舶又は航空機の航行に対する
・非常通信:「有線通信」を利用することができないときに
電波の質:周波数の「偏差及び幅」
受信設備:副次的に発生する電波又は「高周波電流」が他の無線設備の「機能に支障」を与えてはならない
国際電気通信連合憲章:ITU憲章、193カ国が加盟、RR(無線通信規則)は付属資料
・「国の安全を害する」と認められる・・・を切断する権利を留保する。
・公衆の権利:業務、「料金及び保証」は、すべての利用者に対し、「いかなる優先権又は特権も与えることなく同一」とする。
・損害賠償:「いかなる責任も負わない」
・無線局:「有害な混信」を生じさせないように設置
・遭難の呼び出し及び通報:「直ちに必要な措置をとる義務」を負う。
不正アクセス行為の禁止
・目的:「電気通信回線での電子計算機に係る犯罪の防止」→「高度情報通信社会」の発展
・アクセス管理者:アクセス制御機能の「有効性を検証」
・識別符号(パスワード)の入力を不正に要求する行為の禁止:「電子メール」により求めるのダメ
電子署名及び認証業務に関する法律
・目的:電子署名に関して、「真正な成立の推定」、・・・情報の「流通及び情報処理」の促進を図り→「国民生活の向上」と「国民経済の健全な発展」
・定義:作成者を示す&改変を確認する
・認証業務:証明する業務(つまり、公開鍵を利用?)
・特定認証業務:本人だけが行える(つまり、秘密鍵を利用?)
問3 事業用電気通信設備規則
問3(1)
音声伝送役務:データ伝送役務以外
アナログ電話用設備:「端末設備又は自営電気通信設備」を接続する点
・自営電気通信設備:お客さんの設備、例えば鉄道会社や電力会社など、役務の提供には用いない
ワイヤレス固定電話用設備:2線式 第一種適格電気通信事業者が基礎的電気通信役務を提供する・・・
2線式:一般的 4線式:長距離で利用
直流回路:「交換設備」の動作の開始及び終了の制御
絶対レベル:一の「皮相電力」の1ミリワットに対する比をデシベルで
・皮相電力:VA (ボトルアンペア)、力率(cos)をかけて有効電力
基礎トラヒック:「30日分」の平均
問3(2)
防護措置:「意図に反する動作」・・・ないよう当該「プログラム」の機能の制限
秘匿措置:他の通信が「判別できない」ように
蓄積情報保護:「識別符号」の称号 (パスワードのこと?)
損傷防止:損傷するおそれのある電力若しくは電流
故障検知:故障等の発生時には・・・維持・運用する者に「通知する機能」を備えなければならない
防火対策:「自動火災報知器」 ×消火設備
電源設備:
・「平均繁忙期」に「消費電流」を安定的に共有できる
・供給電圧又は供給電流を常に「事業用電気通信設備」の・・・変動許容範囲内に維持
大規模災害対策:
・大規模な伝送路設備 必要な「機材の配備」 ×技術者の配置
・故障により重大な支障を及ぼすおそれのあるものは「複数の地域に分散して配置する」こと
試験機器及び応急復旧機材の配備
・「点検及び検査」 「必要な機材の配備」 ×技術を有する者の配置
アナログ電話設備の予備機器
・故障の発生時には予備機器に切り替えるが、「当該交換設備に接続するための機器」の故障の発生時に、他の交換設備・・・この限りではない。(つまり予備ではなく、ACT-ACT系ということも可)
・「専ら特定の一の者の通信」 ×「その他不特定かつ多数の者の通信」
屋外設備:「気象の変化、振動、衝撃、圧力」・・・の影響を容易に受けないものでなければならない
異常ふくそう対策:通信の「集中を規制する機能」を有する ×「疎通を停止する機能」
耐震対策:「床への緊結その他の耐震措置」「構成部品の固定その他の耐震措置」 ×免震措置
誘導対策:線路設備は「強電流電線からの電磁誘導作用」により・・・異常電流が発生しないように ×「静電誘導作用」により
問3(3)
電源供給
・線間電圧:42〜53ボルト(一般に、48Vと言われるけどこの範囲で変動する) メモ:電話は直流だけど、着信時には呼び出し音をならすために75Vの交流が使われる
・ 300オームで15mA以上 50オームで130mA以下
保全装置:
・「交流500ボルト」以下で動作する避雷器
・7アンペア以下で動作するヒューズ
・500mA以下で動作する「熱線輪」(電流によって発生する熱で回路を遮断する過負荷保護装置の一つ)
信号極性:「発呼信号」を受信できる 一方を地気(接地)、他方を負極性」
問3(4)
機能障害の防止:障害を与えるおそれのある電気信号まはた「光信号」を送出ダメ
漏えい対策:端末と「交換設備」の間で基準を定め・・・
アナログ電話の停電対策:
・自家用発電機「又は」蓄電池 ×「及び」 andではなくor
・交換設備は「及び」 and
建築物等:堅固で「耐久性に富む」もの 「公衆」が容易に立ち入れなように「施錠」 ×小動物
監視信号
・発呼信号 300Ω以下(直流回路を閉じて)
・端末応答信号 300Ω以下(直流回路を閉じて)
・切断信号(発信側から) 1MΩ以上(直流回路を開いて)
・終話信号(着信側から) 1MΩ以上(直流回路を開いて)
メモ:アナログ電話端末では2線の電話線で「直流信号」と「交流信号」の両方を扱う。「直流信号」ではオフフック・オンフックの状態を検知する。「交流信号」で音声信号や呼び出し音の伝送を行う。
メモ:「直流回路が閉じる」とは、回路が接続されて直流電流が流れている状態を指している。受話器を上げると(オフフック)直流回路が閉じて電流が流れて、交換機は「この回線は使用中」と認識する。
問3(5)
分界点:「責任の分解を明確にするため」、・・・分界点を有しなければならない
事業用電気通信設備は、分界点において・・・「切り離せる」ものでなければならない
機能確認:「正常性を確認」できる措置 ×「保守装置を切り替え」できる措置
停電対策:自家用発電機「又は」蓄電池 交換設備は「及び」
IP電話
・緊急通報:電話番号や発信にかかる情報として「総務大臣が別に告示する情報」を送信する機能 ×「電気通信事業者が別に定める情報」
・総合品質、安定品質:「総務大臣が別に告示するところにより」
問4
問4(1)、(2) (端末設備等規則)
デジタル通信設備、IP電話
・電気通信番号を「認識」すること
・IP、ファクシミリによる「送受信が正常に行える」こと
問4(3) (端末設備等規則)
絶縁抵抗:端末設備の機器は、その・・・と「事業用電気通信設備」との間に絶縁抵抗及び絶縁耐力を有す
・絶縁抵抗:300V以下→0.2MΩ以上 300V以上→0.4MΩ以上
・絶縁耐力:750V DC / 600V AC → その使用電圧の「1.5倍」の電圧を連続して「10分間」耐えれる
監視信号
・発呼信号 300Ω以下(直流回路を閉じて)
・端末応答信号 300Ω以下(直流回路を閉じて)
・切断信号(発信側から) 1MΩ以上(直流回路を開いて)
・終話信号(着信側から) 1MΩ以上(直流回路を開いて)
メモ:アナログ電話端末では2線の電話線で「直流信号」と「交流信号」の両方を扱う。「直流信号」ではオフフック・オンフックの状態を検知する。「交流信号」で音声信号や呼び出し音の伝送を行う。
メモ:「直流回路が閉じる」とは、回路が接続されて直流電流が流れている状態を指している。受話器を上げると(オフフック)直流回路が閉じて電流が流れて、交換機は「この回線は使用中」と認識する。
アナログ電話端末
直流回路の電気的条件
・直流回路を開いている(オンフック): x > 1MΩ、3µF以下、インピーダンス2kΩ以上 for 75 16Hz
・直流回路を閉じている(オフフック): 300Ω > x > 50Ω、3µF以下
送出電力:-8 dBm ~ 0 dBm
配線設備等の評価雑音電力:「人間の聴覚率を考慮」して定められる、絶縁抵抗は1MΩ以上 定常時:-64dB以下 最大時:-58dB以下
移動電話端末の受信レベル通知機能:「制御チャネル」の受信レベルを通知 「通話チャネル」 メモ:おそらく通話チャネルはserving cellのこと
位置登録:一致しない→位置情報の「登録を要求」
問4(4)(5) 端末設備等規則
アナログ通信
・発信の機能:自動再発信は「3分間に2回以内」、「3分」超えると別の発信とみなす
・選択信号: 低い周波数4パターンと高い周波数4パターンで1つずつ選ぶからダイヤル番号は全部で「16種類」になる 123~*#ABCD」
端末設備ないにおいて電波を使用する端末設備:空き状態である場合にのみ「通信路を設定」する、 筐体は「容易に開けることができない」こと
安全性:通話中に受話器から過大な「音響衝撃」が発生することを防止する機能がいる
デジタル通信 & IP電話
・発信の機能:自動再発信は「3分間に2回以内」、「3分」超えると別の発信とみなす
・呼設定→2分以内に呼切断
・電気的条件及び「光学的条件」の・・・
問5 有線電気通信法
問5(1)(2)
目的:「公共の福祉の増進」に寄与
本邦外(ほんぽう):本邦内と本邦外の間の設備は事業用ならOK、それ以外にも「総務大臣の許可を受けたときは」例外
有線電気通信設備の届出:「方式の別」、「設置場所」及び「設備の概要」、「2週間前」まで (方式の別は通信方式のこと)
設備の検査等:総務大臣は、この法律の「施行に必要な限度」において、・・・立ち入り検査をOK。この「検査の権限」は「犯罪捜査」のためではない。
非常事態における通信の確保:「災害の予防」「電力の供給の確保」「秩序の維持」のための必要な通信、「他の者に使用」させ、・・・を命ずることができる
技術基準:妨害を与えない、物件に損傷を与えない ようにすること。
設備の改善等の措置:(技術基準が守られてないときは)、必要な限度において、・・・命ずることができる
問5(3) 定義
電線:強電流電線に重畳される通信回線にかかるもの以外
絶縁電線:「絶縁体のみ」で被覆されている電線
強電流電線:絶縁物や保護物も「含む」
線路:電線及び「中継機」
離隔距離:線路と他の物体が「気象条件による位置の変化により最も接近した場合」における距離
音声周波:200〜3500ヘルツ
高周波:3500ヘルツ以上
低周波:200ヘルツ以下
絶対レベル:皮相電力
平衡度:電圧の「比」 (平衡回路において各線間の電気的特性がとれだけ均等であるかを示す。電話回線やイーサネットケーブル(ツイストペア))
問5(4)(5)関連
通信回線の平衡度:「34dB」以上でなければならない(ノイズが信号に比べて1/50程度に抑えられているということ、高速イーサや高周波ではもっと大きな平衡度が求められる)
線路の電圧:100V以下(×48V以下) ただし、「ケーブル」のみのときはこの限りではない
地中電線:強電との離隔距離が「30cm」以上、7000V以上だと「60cm」以上
架空電線(かくう):安全係数は・・・「風圧荷重」が加わるものとして計算、足場金具等を地表上1.8m未満につけてはダメ(なぜ?登れないように?)
屋内電線:絶縁抵抗は「1メグオーム」 for 100V以上 (メグ=メガ、メグオームは絶縁抵抗を表すのによく使われる。屋内での100Vでは1MΩ以上で正常と言われるが、高電圧(1000V以上)ではもっと大きな絶縁抵抗がいる)
屋内電線:屋内の強電とは30cm以上はなす
伝送交換
問7 伝送交換設備の設備管理
労働安全衛生マネジメントシステム
・目的:「自主的な」〜活動を促進
・定義:「危険性又は有害性」等の調査
・労働者の意見の反映:安全衛生委員会の設置
労働安全衛生管理
・統括安全衛生管理者:通信業の場合、常時300人以上で必要
・安全管理者:常時50人以上で必要(「特定の業種」のみ)
・衛生管理者:常時50人以上で必要
・安全委員会:常時「100人」以上 ここだけ100人だから注意
・衛生委員会:常時50人以上
・安全衛生委員会:毎月1回以上
品質マネジメントシステム
・品質保証:品質要求事項が満たされるという「確信を与えること」に焦点
バスタブ曲線
・バスタブ曲線:DFR(スクリーニングやエイジング有効)→CFR(ポアソン分布)→IFR
FR: Failure Rate)
設備保全
・維持活動 と 改善活動 がある
・生産性を高めるための生産保全は→企業の収益性高める
・QCDSM: 「Quality」, Cost, Delivery, Safety, 「Morale」 (やる気)
リスクマネジメント
・プロセス:レビューする
・リスクアセスメント:リスクの「特定、分析及び評価」を網羅するプロセス全体
・「ステークホルダ」の知識及び見解を活かして・・・
・BIA (Business Impact Assessment):主要な中断リスクの分析
設計図書
・設計図書:仕様書や設計図、「質問回答書」などを含めた・・・書類
・品質計画:工法の精度の目標、品質管理及び体制などについて具体的に示す
・現場説明書:入札に参加するものに対して・・・
請負契約
・請負契約:成果物の完成が義務 (業務委託契約とは異なる)
・下請契約:公共事業では一括下請負が全面的に禁止
・共同企業体における監理技術者:「4500万円」以上の時は設置(一式工事だと7000万円以上)
メモ:監理はプロジェクトマネジメントのようなもの、建設業でよく使われる
メモ:大規模PJでは、共同事業体=JVが作られることもある
・工事検査:「14日」以内に完了
・工事材料の品質検査:「受注者の負担」
工程表
・出来高累計曲線=バナナ曲線:S字曲線
・グラフ式工程表
・バーチャート工程表
・ネットワーク工程表:アローダイヤグラム、PERT
原価管理
・損益分岐点
・経済速度:工事総原価が最小となる「施行速度」のこと
災害対策
・指定公共機関:防災業務計画を作成・修正したら「内閣総理大臣に報告」し、知事に通知
NTTグループは「災害対策基本法」により、以下の5社が指定公共機関に指定されています。
NTT、NTT東日本、NTT西日本、NTTコミュニケーションズ、NTTドコモ
・災害予防責任者
・通信事業者の災害対策
・災害用伝言サービス
・災害用伝言板:電話番号を入力
・災害時優先電話:「発信が優先」(保証はされていない)
・移動式ICTユニット:Wi-Fi APなど
事業継続ガイドライン
・内閣府はBCPのガイドラインを作成
・本社が被災した時の対策
・情報発信
リスク評価手法
・FTA Fault Tree Analysis: 「トップダウン型」 重要な故障に対して行う
・FMEA Failure Mode and Effect Analysis: 「ボトムアップ型」
・デザインレビュー:節目に設計の妥当性や信頼性を確認
・ETA Event Tree Analysis: 不具合を左端に、右に向かって対策
メモ:FTAとETAは両方ともTreeだからややこしいので注意
ディペンダビリティ 総合信頼性
・適合試験:規定の要求事項に適合するか?
・加速試験:高いストレスをかける(時間短縮になる)
・耐久試験:規定のストレスをかける
・固有アベイラビリティ: MTBF / (MTTR + MTBF)
・運用アベイラビリティ: MUT / (MUT + MDT)
・MUT: Mean Up Time, MDT: Mean Down Time
音声品質調査
・主観的評価法:MOS Mean Opinion Score 「オピニオン評価法」
・客観的評価法:PESQ Perceptual Evaluation of Speech Quality 信号比較、MOS値対応スコア
抜取り検査
・検査方式:「計数抜取り検査」と「計量抜取り検査」
・回数:1回、2回
・誤り:生産者危険と消費者危険
メモ:統計学的には、生産者危険は「第一種の過誤」で、生産者危険は「第二種の過誤」に対応する
信頼性の計算 ここは計算問題として出されるので慣れておく必要あり
・故障率 λ = 1/MTBF
・FIT Failure In Time: 10億時間あたりの故障率 FIT=λ * 10^9
・信頼度 R=e^-λt
ソフトウェア管理 問8
情報通信ネットワーク安全・信頼性基準:総務省のガイドライン
・ソフトウェアの信頼性確保
・要求仕様は、「通信需要予測」を踏まえて策定
・動作不良等を防止する「監視項目・方法」を事前に確認
・試験は「商用環境に近い」環境で試験 → ステージング環境がいる、ということ
・契約書等で、「有効期限等」の情報を確認
・「有効期限」があるなら確実に管理
・ソフトウェアの信頼性向上対策
・重要データの「復元」
・異常を検知し「通報」
・「現用及び予備機器」の切替を行うソフトウェアは十分な信頼性を確保
・交換機など重要なSWは「復元できるように複数世代」のものを保管
メモ:このガイドラインは業務でも普通に役に立ちそう
用語
私が苦手な電源設備や光ファイバ分野だけ用語集を作りました。(ChatGPTに用語をフォーマットを指定して放り投げただけですが)
三相交流(Three-phase AC):三つの相が120度ずつ位相差を持つ交流方式で、効率的な電力供給が可能。産業用モーターや大型機器の駆動に広く利用される。
漏洩遮断器(Leakage Circuit Breaker):電気回路における漏電を検知し、迅速に電源を遮断する装置。家庭用電気設備や工場の安全対策に使用される。
地絡(Ground Fault):電気回路で電流が意図せず地面に流れる現象。これにより機器の故障や火災の原因となるため、適切な保護が必要。
ELCB(Earth Leakage Circuit Breaker):地絡電流を検出し、自動的に電源を遮断する装置。住宅や商業施設で感電防止や火災防止に役立つ。
スイッチング・レギュレーター(Switching Regulator):電圧を効率的に制御する電源装置。高調波雑音が発生するが、コンピュータや通信機器の電源として広く使用される。
HEMT(High Electron Mobility Transistor):高電子移動度トランジスタで、特に低ノイズ増幅器(LNA)に用いられる。無線通信や衛星システムで高性能な信号増幅に活用される。
特性インピーダンス(Characteristic Impedance):伝送線路における電圧と電流の比率で、信号の反射を防ぐために設計される。高速デジタル回路やRF回路で重要なパラメータ。
電圧反射係数(Voltage Reflection Coefficient):伝送線路での信号反射の度合いを示す指標。アンテナ設計や高周波回路の最適化に利用される。
サーミスタ(Thermistor):温度に応じて抵抗値が変化するセンサー。温度測定や過熱保護回路、電子機器の温度制御に使用される。
サイリスタ(Thyristor):一方向に電流を制御できる半導体素子。電力制御やモーターの速度調整、照明の調光などに広く利用される。
ファラデー効果(Faraday Effect):磁場中で光の偏光面が回転する現象。光通信や磁気センサー、光ファイバーの磁場計測に応用される。
負帰還増幅回路(Negative Feedback Amplifier Circuit):増幅器の出力の一部を入力に戻し、安定性や線形性を向上させる回路。オーディオ機器や計測器で広く使用される。
アバランシェフォトダイオード(Avalanche Photodiode):高電圧下で光子を電流に変換し、増幅効果を持つフォトダイオード。高速通信や医療用イメージング、光センサーに利用される。
TCM (Time Compression Multiplexing) :時間圧縮多重化。複数の信号を一定時間内に圧縮し、1本の伝送路で送信する技術。
EDFA (Erbium Doped Fiber Amplifier):エルビウム添加ファイバ増幅器。光信号を直接増幅する装置で、長距離光通信に利用される。
EDFA (Erbium Doped Fiber Amplifier):光信号を増幅する装置で、長距離光通信に不可欠。海底ケーブルや大規模ネットワークで広く利用される。
ASE雑音 (Amplified Spontaneous Emission):光増幅時に発生する自然放出光で、信号品質を低下させる。光通信システムの性能評価に重要な要素。
AWG (Arrayed Waveguide Gratings):波長分離・集約装置で、多波長信号を効率的に処理。DWDMシステムでの光信号の管理に利用される。
PLC (Planar Lightwave Circuit):平面上に光回路を構成する技術で、スプリッタや結合器などを集積。光ネットワークの小型化と高性能化に貢献する。
WSS (Wavelength Selective Switch):特定の波長を選択的にスイッチングする装置で、動的な波長管理を可能に。光ネットワークの柔軟なルーティングに使用される。
LCOS (Liquid Crystal on Silicon):シリコン基板上に液晶を配置し光を制御。WSSや高解像度プロジェクターなど、精密な光制御が求められる分野で使用される。
LN変調器:リチウムニオブ酸塩を用いた光変調器で、高速かつ高精度な信号変調が可能。光通信のデータ伝送やレーザー制御に利用される。
EA変調器 (Electro Absorption Modulator):電界吸収効果を利用したコンパクトな光変調器で、効率的な光信号の制御。高速光通信や集積型光回路に適用される。
GE-PON (Gigabit Ethernet - Passive Optical Network):ギガビット速度のイーサネット技術を用いた光パッシブネットワーク。高速インターネット接続やマンションの光配線に利用される。
OTN (Optical Transport Network):光伝送ネットワークの標準化されたインフラで、ROADMやOXCを活用。大規模データセンターや通信事業者の基幹網に使用される。
OXC (Optical Cross Connect):光信号を物理的にスイッチングする装置で、MEMS技術を用いる。光ネットワークの柔軟な接続管理に利用される。
MEMS (Micro Electro Mechanical Systems):微小な電気機械システムで、OXCやセンサーに使用。小型化・高性能化が求められる電子機器で広く応用される。
HFC (Hybrid Fiber-Coaxial):光ファイバと同軸ケーブルを組み合わせたハイブリッド構成。ケーブルテレビやインターネット接続に一般的に利用される。
フレネル反射:異なる屈折率の境界面で光が反射する現象で、光ファイバの破断位置測定に活用。反射信号を解析して断面を特定できる。
レイリー散乱損失:光ファイバ内部の微細な不均一性による散乱損失で、波長の4乗に比例。短波長での伝送損失が大きく、設計に考慮が必要。
分散シフト光ファイバ:1.55µmでゼロ分散となるよう設計され、長距離伝送に適している。光通信システムの高容量化に貢献する。
表皮効果:高周波交流電流が導体表面に集中する現象で、周波数上昇により有効断面積が減少。高周波回路設計で抵抗増加の要因となる。
誘電損失:絶縁体が交流電場によりエネルギーを熱として失う現象で、高周波で顕著。電力伝送や高周波回路の効率に影響を与える。
光カー効果 (Optical Kerr Effect):高強度光が媒質の屈折率を変化させる非線形現象で、DWDMシステムでの波長干渉を引き起こす。通信品質の劣化要因となる。
ポッケルス効果 (Pockels Effect):電界による媒質の屈折率変化現象で、LN変調器に利用。高速光変調を実現し、光通信の信号制御に用いられる。
PMD (Polarization Mode Dispersion):単一モード光ファイバ内で偏波成分の伝搬速度差が生じる現象で、高速通信時の信号エラー原因。ファイバ設計で抑制が必要。
ビート雑音 (Beat Noise):異なる周波数の光が干渉し生じる雑音で、多波長システムで発生。光通信の信号対雑音比を低下させる要因となる。
PWM (Pulse Width Modulation):直流を交流に変換する際の技術で、出力電圧や周波数を制御。インバータ回路で効率的な電力変換に利用される。
IGBT (Insulated Gate Bipolar Transistor):高効率なスイッチングを可能にする半導体デバイスで、PWMを用いたインバータや電力変換装置に広く使用される。MOSFETとバイポーラトランジスタの特性を併せ持つ。
ASE雑音 (Amplified Spontaneous Emission):光増幅器で増幅される自然放出光。光通信の信号品質を劣化させる原因となる。
AWG (Arrayed Waveguide Gratings):導波路アレイを利用した波長分離・集約装置。光通信ネットワークで多波長信号の管理に使用される。
PLC (Planar Lightwave Circuit): 平面型光回路。光スプリッタや結合器に利用される、光通信の基本構成要素。
WSS (Wavelength Selective Switch):波長選択スイッチ。回折格子やLCOSを利用して特定波長を選択・制御する装置。
LCOS (Liquid Crystal on Silicon):シリコン基板上に液晶を配置したデバイス。光の制御に利用され、WSSやプロジェクターなどで使用される。
LN変調器:リチウムニオブ酸塩を利用した外部光変調器。ポッケルス効果を利用し、高速かつ高精度な光変調を実現。
EA変調器 (Electro Absorption Modulator):電界吸収効果を利用した外部光変調器。小型で効率的な光通信に適している。
GE-PON (Gigabit Ethernet - Passive Optical Network):ギガビット級のイーサネット技術を使用した光パッシブネットワーク。最大1.2Gbpsのデータ伝送が可能。
OTN (Optical Transport Network):光伝送ネットワーク。ROADMやOXCを利用し、高効率で柔軟な光通信を実現する。
OXC (Optical Cross Connect):光クロスコネクト装置。MEMS技術を利用して光信号を物理的にスイッチングする。
MEMS (Micro Electro Mechanical Systems):微小電気機械システム。OXCやセンサーなど、光や物理的動作を制御する装置に使用される。
HFC (Hybrid Fiber-Coaxial):光ファイバと同軸ケーブルのハイブリッド構成。ケーブルテレビやインターネット接続で一般的に利用される。
フレネル反射:光が異なる屈折率を持つ媒体の境界面で反射する現象。光ファイバの破断位置測定において、反射信号を検知することで断面位置を特定できる。
レイリー散乱損失:光が光ファイバ内部の不均一性により散乱される現象で、波長の4乗に反比例して損失が減少する。短波長での損失が大きい。
分散シフト光ファイバ:通常、単一モード(SM)ファイバでは1.3µmで分散がゼロになるが、分散をシフトさせ1.55µmでゼロ分散となるよう設計された光ファイバ。長距離伝送に適している。
表皮効果:高周波の交流電流が導体表面付近に集中して流れる現象。周波数が高いほど、電流が導体表面に偏るため、導体の有効断面積が減少し、抵抗が増加する。
誘電損失:絶縁体が交流電場を受ける際、電力の一部が熱として失われる現象。高周波領域では特に顕著になり、エネルギー損失の一因となる。
光カー効果 (Optical Kerr Effect) :高強度の光が媒質の屈折率を変化させる非線形効果。DWDM (Dense Wavelength Division Multiplexing) システムにおいて、波長間干渉を引き起こし品質劣化の原因となる。
ポッケルス効果 (Pockels Effect): 電界によって媒質の屈折率が変化する現象。LN変調器 (Lithium Niobate Modulator) で利用されるが、EA変調器 (Electro Absorption Modulator) では利用されない。
PMD (偏波モード分散, Polarization Mode Dispersion): 単一モード (SM) 光ファイバで発生する現象。異なる偏波成分の光がファイバ内で異なる速度で伝搬するため、信号の時間分散を引き起こす。高速通信でのエラーの原因となる。
ビート雑音 (Beat Noise):異なる周波数の光が干渉して生じる雑音。光通信において、多波長システムや異なる光源の信号が重なる場合に発生し、シグナル対雑音比を低下させる。
PWM (パルス幅変調, Pulse Width Modulation): 直流を交流に変換する際に使用される技術。出力電圧や周波数を制御するため、インバータ回路で一般的に利用される。
IGBT (絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ, Insulated Gate Bipolar Transistor) :高効率でスイッチング動作を行う半導体デバイス。PWMを利用したインバータや電力変換装置で広く使用される。MOSFETとバイポーラトランジスタの特性を兼ね備える。