はじめに
今回はPCBgogo様の協賛で基板を作らせていただきました。
ぜひこちらのリンクからPCBgogo様のページを見ていただければ幸いです。
目次
概要
今回はPCBgogo様とのコラボということで基板を製造していただく機会を頂きました。
せっかくのプリント基板なので、回路の規模が大きく、配線が大変な物をプリント基板で簡単に作ろうと思いブラシレスモータドライバの基板を作ってみました。
回路図
モータドライバの回路図は以下の通りです。
(準備中...)
Seeeduino XIAOで制御していて、FETを駆動するゲートドライバにはIR2110を3つ、モータへの出力回路にはNch MOSFETのTK100E06N1を6つ使用しています。ブラシレスモータの3相の信号をフィルタを通してSeeeduino XIAOにフィードバックして制御できるようになっています。
製作した基板
部品を実装する前の基板です。
表面にはシルクでQRコードなども入れてみました。部品の値も非常に見やすいです。
配線パターンも問題なく、部品を実装するパッドのメッキもきれいです。
裏面です。
少し斜めから撮ってみた写真です。スルーホールのメッキや基板の端面の処理が丁寧ですね。
部品を実装しました。
やはりプリント基板で作ると美しい。
ヒートシンクも付けました。
動作テスト
組み立てが終わったので、モータも繋いで通電してみました。
しかし、動きがおかしく、バッテリーが熱い。
FETがショートしているとみてチェックしてみるとローサイドのFETが壊れているようです。何となく嫌な予感はしていたのですが配線をチェックすると、ゲートドライバ周辺の配線設計を間違えていました...(悔しい)
というわけで、動作テストは終了です。ちゃんと何度も設計確認してから発注しようと肝に銘じたのでした。
(念のため書いておきますが、基板の製造で問題があったわけではありません)
免責事項
記事の内容は可能な限り正確に書くようにしていますが、間違っていることがあるかもしれません。この記事を見て興味を持って作ってもらうのは大変うれしいことですが、作る際にはあくまで自己責任でお願いします。
最後に
最後までお読みいただきありがとうございました。
ブラシレスモータの制御回路を作りたい方などの参考になれば幸いです。
質問やアドバイス等ありましたらX(@_electro_master)にご連絡ください。
今回は設計にミスがありましたが、基板は問題なく綺麗に製造されていました。
皆様もPCBgogoで基板を作ってみてはいかがでしょうか。
この記事を書くにあたって基板の協賛のお話をくださったPCBgogoマーケティング部門の葉様に感謝申し上げます。