スキーマとは、概要といった意味を持つ言葉で、データベースの構造や仕様を定義するものです。
標準的に使用されている規格(ANSI/X3/SPARC)では、3層スキーマ構造をとっています。
3層スキーマとは、外部スキーマ、概念スキーマ、内部スキーマという3層に定義を分けることで、データの独立性を高めています。
つまり、3層スキーマとは、見た目(外部スキーマ)、データ構造(概念スキーマ)、物理的構造(内部スキーマ)に分けて、データの独立性を向上させることが目的となっています。
この論点が、基本情報技術者試験でも問われています(午前試験<現行の形式>)。
基本情報で問われた問題を、要約すると、3層スキーマアーキテクチャを採用する目的は何か?という問題です(H27春期、問26)。
解答の選択肢だけ述べると、
データの物理的な格納構造を変更しても、アプリケーションプログラムに影響が及ばないようにする。
です。