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スクラムマスター3年生が、学習する上で役に立ったな感じた書籍

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はじめに

ヤフーのスクラム開発実践者の経験年数ごとの学習方法の紹介」を読んで触発されたので、似たような記事を書こうと思いました。

ウォーターフォール文化で育った人間がちゃんとスクラムを勉強して、全社向けにちょっとした発表や勉強会をしちゃうくらいになった人です。
自分が読んで役に立ったなと感じた本を紹介します。
(何番煎じかわからんけど。)

自己紹介

    • SIer
    • ウォーターフォール7年→スクラム3年
  • 現場(システム)
    • 金融系(決済関連・PCIDSS対象)
    • サーバサイド・バックエンド(フロントは別システム)
    • オンプレ

本文

yahooさんと同じやつは「★」をつけておきます

初めての人におすすめしてる

良い書籍はいっぱい出てるので、何を選んだら良いか悩んだら、まずこれを読んだら?という本たち。

★SCRUM BOOT CAMP

https://www.amazon.co.jp/dp/4798163686/
漫画に近い形式で、非常に読みやすいです。(ストーリー仕立て+挿絵が多い)
概要を抑えるのには、非常におすすめな一冊です。
個別具体的な困りごとが出てきたら、別の書籍などを参考にすると良いと思います。

★カイゼン・ジャーニー

https://www.amazon.co.jp/dp/4798153346/
小説に近い形式で、これも非常に読みやすいです。(ストーリー仕立て)
自分は「小説風の技術書」はあまり得意じゃない(ストーリーがくどくて、tipsが読み解きにくいと感じてしまう)のですが、これはストーリーはシンプルであっさり、むしろtipsを丁寧に書いてくれてるので、非常に読みやすかったです。

個別具体的なノウハウ

スクラムガイドは誰でも閲覧が可能ですが、記載が端的すぎてわからない部分もあります。
個別具体的なノウハウは、以下のような書籍で補いました。

★アジャイル・レトロスペクティブズ

https://www.amazon.co.jp/dp/4274066983/
いつもの振り返りに飽きたらこちら。
というか、「振り返りをどうデザインすべきか?」みたいな話なので、今の振り返りに飽きる前にぜひ読んで欲しい。

さらに振り返りを突き詰めたい場合は、「びば(森のフレンズ)」さんを追うのが個人的には一番だと感じてます。

★アジャイルな見積もりと計画作り

https://www.amazon.co.jp/dp/4839924023/
見積もりに悩んだら「これ!」って感じです。
正確には、「見積もり」というよりは、「アジャイルな計画」ってどう調整していけばいいのか?みたいな話が丁寧に書かれています。

ウォーターフォール文化に比べて、スクラムにおける見積もり・計画の考え方はすごく刺激的で、断片的な情報だけでは飲み込むのに時間がかかります。
そこを丁寧に説明してくれる本なので、リーダー層以上にはぜひ読んで欲しい一冊です。

アジャイルの背景

表面的なテクニックの説明だけでは納得しない相手も多くいます。
背景を押さえて説明するために、以下のような書籍が役に立ちました。

スクラム 仕事が4倍速くなる“世界標準”のチーム戦術

https://www.amazon.co.jp/dp/B010COOG9O/
スクラムを生み出したジェフ・サザーランドさんの考えに触れることができます。
スクラムマスターがなぜ生まれたのか?などについても記載されているので、自分自身のスクラムに対する理解度がグッと深まりますし、社内でスクラムの説明をする際の説得力の向上になります。

マネジメント寄りの知識

スクラムやアジャイルは、現場だけではなく、組織レベルで変革していくことが求められます。
既存の管理スタイルではなく、新しい管理を学ぶために、以下のような書籍で学習しました。

エンジニア組織論への招待

https://www.amazon.co.jp/dp/4774196053/
アジャイルに限った書籍ではないのですが、エンジニアリングマネージャーが抑えるべき基本的な考え方を網羅的に触れている本です。
リーダーないしは、これからマネージャーになる人にはぜひ読んでもらいたいと思う本です。

★チームが機能するとはどういうことか?

https://www.amazon.co.jp/dp/4862761828/
「心理的安全性」を提唱したエドモンソン博士の書籍になります。
「心理的安全性」というキーワード自体は、Googleの生産性に関する研究結果によって、取り上げられました。
ただ、「心理的安全性」自体は、Googleの研究結果ではあまり説明されてません。
なぜ心理的安全性が重要なのか?本当に目指すべきチームの状態とはどういう状態なのか?を、丁寧に説明してくれている書籍になります。

リーダーないしは、これからマネージャーになる人にはぜひ読んでもらいたいと思う本です。
ただ、ちょっと読みづらい。

コーチングのすべて

https://www.amazon.co.jp/gp/product/4862761526/
スクラムマスターなどに求められるコーチングの技術を体系的に説明してくれる書籍になります。
少し読みづらいですが、対人コミュニケーション能力を格段にあげる書籍だと感じています。
こちらの意図を伝えたり、相手の意図をちゃんと汲み取るための考え方やテクニックがたくさん乗っています。

課題解決の促進

スクラムは「課題を表出させるフレームワーク」という人もいるほどなので、課題解決に関するスキルはあった方が良いです。
以下は特に役に立ったと感じた書籍たちです。

世界一やさしい問題解決の授業

https://www.amazon.co.jp/dp/4478000492/
「世界一やさしい」というだけのことはあるくらい、やさしいです。
ロジカルシンキングを挿絵たっぷりでわかりやすく教えてくれます。
ロジカルシンキング周りは小難しい本が多いので、こういう入門系の書籍は本当に助かります。

ライト、ついてますか

https://www.amazon.co.jp/dp/4320023684/
非常に気づきに満ちた本です。
翻訳本特有の読みにくさはあるのですが、1エピソードは短いので、サクサク読めます。
「課題解決の本質とは何か?」に迫る本です。
ロジカルシンキングだけでは解決できない人間臭い部分を教えてくれます。

ロジカルシンキング

入門: https://www.amazon.co.jp/dp/4478014582/
本格派: https://www.amazon.co.jp/dp/4492531122/
本格派: https://www.amazon.co.jp/dp/4478490279/
「ロジカルシンキングといえば、この本」くらい有名な本なので、細かい説明は省きますが、どれも素晴らしい書籍です。
すごく頭が疲れますが、一生ものの価値になると思うので、ぜひ習得すべきだと思います。

さいごに

あくまで読んだ範囲で、明確に他者におすすめできるほど記憶に残ってるのは上記あたりです。
(エッセンシャルスクラムとか、積読になってる・・・)

とはいえ、スクラム関連の書籍はたくさん出ているので、選ぶ際に少しでも参考になれば嬉しいです。

以上です。

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