下記の環境で試しています。

centos-release-7-2.1511.el7.centos.2.10.x86_64
kernel-3.10.0-327.10.1.el7.x86_64
qemu-kvm-1.5.3-105.el7_2.3.x86_64
libvirt-1.2.17-13.el7_2.3.x86_64

下記の記事などを参考にやってみました。

ゲストの設定の編集を開始します。

virsh edit GUEST

scsi controller を追加します（既にあるなら不要です）。

<controller type='scsi' model='virtio-scsi' index='0'/>

ディスクの設定を変更します。

<disk type='block' device='disk'>
  <driver name='qemu' type='raw' discard='unmap'/>
  <source dev='/dev/vg1/guest.img'/>
  <target dev='sda' bus='scsi'/>
</disk>

<target/> を dev='sda' bus='scsi' に変更する
<driver/> に discard='unmap' を追記する
<address/> は削除する

変更を保存して、ゲストを開始します。

virsh start GUEST
virsh console GUEST

fstrim してみます。

fstrim -a -v

TRIM されました。

/: 3.2 GiB (3422597120 bytes) trimmed

なお、元のゲストのディスクが virtio で接続されていた場合はディスクデバイスの名前が /dev/vda から /dev/sda に変わりますのでご注意ください。

ホストで SystemTap で TRIM を確認

下記の記事の通りの方法で、ホスト側で SystemTap を使って、ゲストで fstrim したときに実際に TRIM されていることを確認してみました。

SSDに対するBlock Discard/TRIMをSystemTapで可視化する - SH2の日記

ホスト側で次の通り準備します。

yum install systemtap \
  kernel-devel-$(uname -r) \
  kernel-headers-$(uname -r)

debuginfo-install kernel-$(uname -r)

cat <<'EOS'> /tmp/discard.stp
probe kernel.function("blkdev_issue_discard").return {
  printf("%s, sector=%d, nr_sects=%d, return=%d (%d - %d KiB)\n",
    execname(), $sector, $nr_sects, $return,
    $sector / 2, ($sector + $nr_sects) / 2 - 1);
}
EOS

stap -v /tmp/discard.stp

上がゲストで下がホストです。