Webアニメーションとは
スターバックスの採用サイトTOPページから引用。画質荒くてすみません
Webアニメーションとは、Webサイトやアプリケーション上で要素を動的に表現する技術です。ボタンのホバーエフェクトから複雑なインタラクティブアニメーションまで、様々な動的表現を実現します。
WebアニメーションはUXにどのように影響するか
WebアニメーションはUXの観点で、以下に影響します。
視覚的な効果
- ユーザーの注目を集める
- サイトの魅力を向上させる
- 情報の理解を促進する
操作性の向上
- ユーザーアクションへの即時フィードバック
- 画面遷移をスムーズに表現
- 操作を直感的に理解させる
ブランド価値の向上
- サイトの個性を表現
- 記憶に残る体験を創出
- ブランドイメージの強化
Webアニメーションの実装方法一覧
CSSアニメーション
最も基本的で軽量な実装方法です。
style.css
/* トランジションの例 */
.button {
background-color: blue;
transition: all 0.3s ease;
}
.button:hover {
background-color: red;
transform: scale(1.1);
}
/* キーフレームの例 */
@keyframes bounce {
0% { transform: translateY(0); }
50% { transform: translateY(-20px); }
100% { transform: translateY(0); }
}
.bouncing-element {
animation: bounce 1s infinite;
}
メリット
- JavaScriptなしで実装可能
- ブラウザの最適化により高パフォーマンス
- 学習が比較的簡単(ただし奥は深い...)
SVGアニメーション
ベクターグラフィックスを使用したアニメーション。
index.html
<svg width="100" height="100">
<circle cx="50" cy="50" r="40" stroke="black" stroke-width="3">
<animate
attributeName="r"
values="40;20;40"
dur="2s"
repeatCount="indefinite"
/>
</circle>
</svg>
メリット
- 解像度に依存しない高品質な表現
- ファイルサイズの最適化が可能
- 複雑なアニメーションが可能(複雑なものを作りすぎるとページのパフォーマンスが下がる可能性あり)
Lottieアニメーション
After Effectsで作成したアニメーションをWeb上で再生。
lottie.js
import lottie from 'lottie-web';
const animation = lottie.loadAnimation({
container: document.getElementById('animation'),
renderer: 'svg',
loop: true,
autoplay: true,
path: 'animation.json'
});
メリット
- 高度なアニメーションが可能
- デザイナーとの協業が容易
- 軽量なJSONファイル形式 ← ここ重要
GIFアニメーション
最もシンプルな実装方法。
index.html
<img src="animation.gif" alt="アニメーション">
メリット
- 実装が極めて簡単
- 広いブラウザ互換性
- デザイナーが直接作成可能
その他
- JavaScript/Canvas
- WebGL/Three.js
- GSAPなどのアニメーションライブラリ
実装時の注意点
パフォーマンス最適化
- アニメーションの頻度を適切に設定
- 重い処理は避ける
- モバイル端末での動作確認
アクセシビリティ
- reduce-motionへの対応
- 過度なアニメーションを避ける
- 代替コンテンツの提供
ブラウザ対応
- クロスブラウザテスト
- フォールバックの実装
- 最新のWeb標準への準拠
まとめ
今回はWebアニメーションの実装方法について簡単にまとめてきました。他にもやり方はあるかもしれませんが、主要な方法については取り上げられたのではないかと思います。
個人的にLottieが気になっていて、Figmaのプラグインでも作成できるらしいので、近日中に調整してみようと思います!
本記事を読んでいただきありがとうございました!