はじめに
職場でJDK8指定のリポジトリがありインストールする必要があったのですが、会社PCがMacのM2チップでOracleのJDK等が対応してなかったので、Apple Siliconだった場合のインストール方法をまとめておきます。今回はAzul社が提供しているZuluというOpenJDKをインストールします。かつてはAzul Zulu for AzureというAzure用のJDKがMicrosoftとAzulの戦略的パートナーシップにより提供されていたそうですが、今は提供が終了しています。ZuluのJDK自体は現在も提供されていてM1・M2チップにも対応しているということでこちらをインストール。設定後に気づいたのですがAmazonのJDKにもM1・M2対応のOpenJDK8があったので、こちらでも良いかもしれません。(Amazon Corretto)時間がある時にこちらの記事も投稿できればと思っております。
環境
項目 | バージョン |
---|---|
OS | macOS Monterey 12.6.3 |
プロセッサ | Apple M2 |
OpenJDK(8) | 1.8.0_362 |
インストール手順
Zuluの公式ページを開く
インストールしたいJDKのバージョンを入力
下にスクロールすると以下の検索欄があるのでインストールしたいJDKの情報を入力。ショートカット
今回はOpenJDKの8をインストールしたいので以下のように入力
インストーラーのダウンロード
検索欄に情報を入力するとJava 8が絞られていますのでインストーラーをダウンロードします。zipやtar.gzもありますが、手軽なdmgをインストールします。
インストールの開始
dmgのインストーラーをダブルクリックすると以下のウィンドウが表示されますので、pkgのアイコンをダブルクリックしてインストールを開始します。
インストールの確認
ターミナル上で以下のコマンドを実行し、JDKがインストールされていることを確認します。
$ java -version
openjdk version "1.8.0_362"
OpenJDK Runtime Environment (Zulu 8.68.0.21-CA-macos-aarch64) (build 1.8.0_362-b09)
OpenJDK 64-Bit Server VM (Zulu 8.68.0.21-CA-macos-aarch64) (build 25.362-b09, mixed mode)
参考
Microsoft Build of OpenJDK について (Azul Zulu for Azure リタイアに伴う移行パス)