5
4

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

約1ヶ月でAWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイトに合格したので振り返り

Last updated at Posted at 2023-09-10

はじめに

2023年9月9日にAWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイト(SAA)を受験し、合格することができました。AWS認定資格の受験自体初めてでしたが、8月頭から勉強を開始したので約1ヶ月で合格することができました。自分の合格体験記をまとめさせていただきたいと思います。

受験の動機

元々自分の考え方は実務主義なところがあり、あんまり資格取得は積極的にするタイプではなかったのですが、今の現場でAWSを使用したシステムアーキテクトの検討を行った時にあまりにもアーキテクト的な知識が不足していることに気づき、体系的にAWSについて学びたいと感じたことが理由となります。また今の現場はゴリゴリAWSを使用するのでしっかりとAWSを使用した設計の最適解を社内外に提供できる人材であることをアピールする手段の一つになるだろうというのも理由の一つでした。

勉強開始時の状況

  • 自社開発企業のバックエンドエンジニア
  • 前職はゴリゴリオンプレ(一部AWS)のSIerに新卒入社してPL業務を中心に4年弱勤めたのち、現職へ転職
  • 現職は転職して現在半年
  • AWS認定試験の受験は初めて
  • 他に持っているIT資格は基本情報技術者・応用情報技術者
  • AWSは前職で一回新規システム開発で半年ほど経験(APIGateway+SQS+Lambda+SESのサーバレスなメール送信システムを構築した。開発メンバーでアーキテクトは考えていない)
  • 現職はシステムのほとんどがAWSで日常的にAWSは触るが、アーキテクトの設計はこれまでほとんど経験がなく、今初めて社内ツールの設計でアーキテクトの設計を行なっている。

勉強方法

使用したツール・参考書・サービス

Obsidian

Macのマークダウンツール。ローカル環境でマークダウンのノートが取れます。仕事でも愛用しているのですが、今回勉強ノートとして使用。手書きノートやPCのメモ帳に比べるとはるかに見やすく、見直しの時にあらためて良さを実感しました。

AWS認定資格試験テキスト AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト(参考書)

71mwoHupETL.jpg
AWS認定資格では定番の参考書(だと思っている)。本屋にいっぱい並んでいるので間違いないと信じ購入。AWSの主要サービスごとに解説されていて、大事なところはちゃんと抑えられている印象だった。

TeckStock(AWS認定資格学習サービス)

AWA認定試験の問題を大量に解けるサービス。前職で12冠している先輩・同僚がこぞって使っていると聞き、時間もなかったので迷わず課金。3ヶ月問題解き放題で4000円くらいでした。(当時)若干UIがわかりにくい不満はあったが慣れれば試験問題を大量にこなせるので課金してよかったなと思いました。

[1日目〜14日目] 参考書

初めは参考書を頭から丁寧に読んでいって、途中の練習問題も一個一個解きました。結構業務で使うAWSサービスって偏っており(LambdaやECSをよく使う)、意外にEC2とかEBSの知識がなかったのですが、AWS SAAではEC2・EBSの問題がめちゃくちゃ出るのでここで基本を抑えられたのは良かったです。あと自分は割とインフラの方の知識は弱いのでVPC周りを突かれると弱いです。それも参考書を読むことで補強できたと思います。最後の模擬問題も全部解きました。簡単だったのか7割いってしまい、「なんだめちゃ簡単じゃん」と思ってしまいました。これはちゃんと次のTeckStockで打ち砕かれます。

[15日目〜30日目] TeckStock

TeckStockにお金を払って有料会員になり、SAAの問題を解き始めました。問題は参考書の問題に比べると難しく、半分くらい間違えてしまう感じでかなり不安になりました。ただ問題の選択肢を選択した後すぐに解答と解説が表示されるので、そちらを確認し、知らなかった知識はObsidianにサービスごとにメモを取りました。TeckStockの問題は本当に大量で、7問のセットが170セットあり(当時)結局全てを解き切ることはできませんでした。(55セットくらいまで解きました。)やはりVPCや普段業務で触らないサービスの問題には苦戦しましたが、だんだんわかるようになっている実感はありました。だけど試験直前になっても正答率は50%くらいだったので「これ受かるのか。。。」という感想で、受かる自信はほぼありませんでした。

[当日] ノート見直し

試験の時間は14時で、都内某所のピアソンのテストセンターで受験予定でした。当日は早めに起きて、勉強しながらつけていたObsidianのノートを見直しました。箇条書き形式でメモをとっていただけですが、マークダウンなので見やすく、色々思い出すことができました。資格勉強のノートをマークダウンで取るのはおすすめです。
↓ Obsidianのメモ
image.png

受験から合格通知まで

受験前

ピアソンの会場に着いたら本人確認書類を2点提示する必要があるので受ける方は忘れないように気をつけてください。私は免許証とパスポートを持って行きました。本人確認書類の確認が終わると顔写真を撮って同意書にサインします。その後ロッカーに免許証以外の荷物をしまって、免許証・ロッカーの鍵・ピアソンの方に渡されるプラスチックのメモ取るやつとペンを持って試験室に入室します。

受験中

ピアソンの方にパソコンを開いてもらって試験を開始しました。試験はTeckStockの問題と同じくらいの難易度で簡単ではありませんでしたが一個一個冷静に問題文を読んで頭の中で整理しながら解答することに努めました。AWS Configはノータッチだったのですが、結構問題に出てきたので受ける方は抑えておいた方がいいです。あとはファイルサーバ系の問題が難しくて解答に自信が持てなかったです。問題は1時間くらい残して解き終わりました。「ラッキー早めに終わった」と帰ろうとしましたが、受験料16500円が頭によぎったのでもう一度頭から問題を見直しました。ちょっと迷ってたところの解答を少し変えたりして残り時間5分くらいまで見直しに時間を使いました。その後ちょっと長いアンケートが出てきたので、残り時間がギリギリすぎたら危なかったです。

受験終了から合格発表まで

不合格はその場ですぐわかるという記事を見ており、受験終了すると不合格とは出なかったのでひとまず安心しました。結果的にこの認識は間違っていました。ピアソンの人に結局使わなかったプラスチックのメモ取るやつとペンを返して最後にまた同意書にサインし、荷物をロッカーから出して会場を後にしました。その後結果が出るまでに2時間くらいかかりました。その間色々SAAの結果発表がいつなのか調べたりしている中でSAAは不合格でも受験後その場でわからないという記事を見つけ、「あれやっぱ落ちたかな」と不安になりました。

合格でも結果が出るまで6時間という記事があり、それくらいのつもりでいましたが2時間後にAWS認定のページの試験履歴のページに行ってみると「合格」の2文字が!!スコアは合格720点に対して738点だったので割と危なかったです笑

↓合格通知
IMG_3394.jpg

まとめ

合格通知が来るまで受かる気してませんでしたが受かることができてよかったと思います。久しぶりの資格試験は結果が出るまでヒリヒリしましたが受かると非常に嬉しいですね。AWSの認定資格は結構コスト削減とかパフォーマンス向上のための最適解を学べるので、AWSの設計に携わる方は挑戦して損はない資格だと思いました。私自身も今まで知らなかったコスト削減のTipsや求められるパフォーマンスをクリアするためにどういった設計が必要かの知識を学ぶことができたので、今後の業務に大いに活かせると感じています。最近料理のお兄さんリュウジさんのレシピアプリのAWS代が月額100万になってしまったとX(旧Twitter)で話題になってましたが、結構今回の試験内容と重なるところだったので、なおさらクラウドの知識をちゃんとつけて低コストのアーキテクチャ設計を提案できるエンジニアになりたいと強く感じ、AWS学習のモチベーションが高まりました。いずれかはソリューションアーキテクトプロフェッショナルにも挑戦したいと思っています。

あんまり詳細まで書けず拙い振り返りとなってしまいましたが、どなたかの役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。

5
4
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
5
4

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?