はじめに
Raspberry Pi にちょっとしたログを残したい事がありませんか?
しかし,SDカードに書き込むとSDカードの寿命が短くなってしまいます。
そこで,RAMに保存してログを確認する方法を紹介いたします。
(ただし,シャットダウンするとデータは揮発します。)
環境
- Raspberry Pi model 3 B
- Raspbian OS
- ユーザ名: Pi
RAMディスクの作成
保存先ディレクトリを作成します。
今回は,/home/pi ディレクトリ下にhogeディレクトリを作成し,hogeディレクトリ下をRAMディスクにします。
$ mkdir ~/hoge
/etc/fstab を編集してRAMディスクにします。
容量はとりあえず32MBにします。
/etc/fstab
proc /proc proc defaults 0 0
/dev/mmcblk0p5 /boot vfat defaults 0 2
/dev/mmcblk0p6 / ext4 defaults,noatime 0 1
# a swapfile is not a swap partition, so no using swapon|off from here on, use dphys-swapfile swap[on|off] for that
#### ramdisk
# 以下を追加
tmpfs /home/pi/hoge tmpfs defaults,size=32m 0 0
編集が終わったら再起動します。
df -h コマンドで/home/pi/hoge がRAMとしてマウントされているか確認します。
df -h
ファイルシス サイズ 使用 残り 使用% マウント位置
---------- 省略 ----------
tmpfs 32M 8.0K 32M 1% /home/pi/hoge
これで,/home/pi/hoge ディレクトリにファイルを保存すると,RAMに書き込まれた事になります。
再起動するとデータが消えるため,気をつけてください。