細々した設定
先日Ubuntu22.04にswayを仕込みましたが、細々した設定を続けます。
https://qiita.com/nfwork01/items/9941dc0412ef182bc039
ブラウザ(Firefox周り)
DRM設定
Amazon Primeなどを閲覧しようとすると、こうなります。
これ、表示されているアラートベースで調べるとFirefoxのアドオンの話になるのですが、実は現状はアドオンとしての管理ではなく、設定の以下の箇所にチェックを入れることで有効化できます。
というか、そもそも最初の画面の上部に”Enable DRM"というボタンが乗っているタブが出てまして、それクリックすればこの設定が有効になります。
変に正直にエラーの説明に付き合うと混乱するというところだけ、要注意でしょうか。
ブラウザへのファイルアップロード
qiitaのこれ(一番左のやつ)をクリックしても反応がありません。
Firefoxがエラーを吐いているのでぐぐったら、、
(firefox:1192): Gtk-WARNING **: 08:21:21.136: Can't open portal file chooser: GDBus.Error:org.freedesktop.DBus.Error.ServiceUnknown: The name org.freedesktop.portal.Desktop was not provided by any .service files
xdg-desktop-portal-gtkとやらが必要なようです。
archlinux構成のときはxwayland周りを導入したときに気が付かないうちに入ってたのかな、、
まぁ、入れます。
# apt install xdg-desktop-portal-gtk
解決しました。
スピーカ
検証を兼ねて手元の空きPCでも同様の環境を構築していたのですが、音が出ない事象が発生。
音はHDMIでつないでいるディスプレイから出す想定でいたのですが、、
確認したところ、本体側にスピーカデバイスに相当するものが乗っている場合で、そちらがディフォルトになってしまうと、設定いじらないとHDMI側から音が出ないということです。
user01@test01:~$ pacmd list-sinks
2 sink(s) available.
index: 0
name: <alsa_output.pci-0000_00_03.0.hdmi-stereo>
(略)
* index: 1
name: <alsa_output.pci-0000_00_1b.0.iec958-stereo>
(略 )
通番的にはHDMIがindex:0で若番ですが、老番の内蔵スピーカ側がディフォルトになってしまっています。
設定ファイルで修正する方法も紹介されていますが、コマンドでも一発ですむので、コマンドの方で処理します。
# pacmd set-default-sink alsa_output.pci-0000_00_03.0.hdmi-stereo
別の方法としては、pavucontrolを導入してGUIで設定することもできますが、まぁ上記で事足りますので、上記で。
仮想化(VirtualBox -> KVM)
VirtualBoxを踏襲しようかと思っていたのですが、依然xwaylandが必要になってしまうことに変わりがないようで。。
もういっそKVM+virt-managerの構成に切り替えてしまうことにします。
KVMとvirt-managerのインストール
# apt install qemu-system-x86 libvirt-clients libvirt-daemon-system bridge-utils virtinst libvirt-daemon virt-manager
参考サイトを調べると、qemu-kvmを導入するように書いてあるのですが、実体はqemu-system-x86になるようです。
apt-fileで引っかかんないなぁ、、と思ったらそういうことでした。
あと、KVMとvirt-managerは使い慣れていないので、一応レコメンドされてるパッケージも入れてしまうことにします。
で、サービスの登録
# systemctl enable --now libvirtd
virt-manager用の権限設定
app armorやsetfaclをいじるという情報が見受けられましたが、私が使う範囲では特になんの追加設定もせずに使えました。
脱線 KVM + Virt Managerの使い勝手
スナップショット、ヘッドレス起動、コマンドラインからの操作(virtsh)と私が使う場合の操作は一通りできるので、今の所特に問題は見つかってません。
ただし、iptablesを結構いじくります。。。
VirtualBoxはOSから見ると仮想IFが増えはしますが、iptablesは特にいじられません。
一方KVMは、NATの処理をiptablesで実施しているようですし、更にはroutedというネットワークの作りもある関係かiptablesにLIBVIRT用のルールを差し込む、というような動き方をします。
docker入れるときと同じですね。。
iptablesをあまりいじられたくないのでホストに生でdocker入れるのは避けてたのと言うのもあるので、これはちょっとなぁ、、という感がなき西もあらずです。
xwaylandを入れないか、iptablesをいじらせないか。
微妙なトレードオフになったなぁ、、
ScreenShot系
archlinuxで使用していたものがubuntuでも使えるか確認しつつ、導入していきます。
静止画用。
# apt install --no-install-recommends grim slurp
動画用。
# apt install --no-install-recommends wf-recorder
ちなみにgrimは、gripshotというラッパーがあるらしく、これもaptで導入できるのですが、以下のワンライナーをswayのコンフィグのキーバインドに仕込む場合と比べて使いにくい(Window指定か領域指定化を、grimshowを呼び出す際に引数で先に与えないといけない)ので、以前の方法を踏襲します。
https://qiita.com/nfwork01/items/733e8d8aea5300d71cc1#screenshot
swaybar
i3blocks
# apt install i3blocks
で、i3blocks-contribやそれらのスクリプトを参考に自作したスクリプトを配置する、と。
ちなみにvirshを組み込んだスクリプトをi3blocksから呼び出すと、表示が崩れます。
原因は追いきれていませんが、標準出力周りで入り組んだ処理しているんだろか。
その他
時刻設定
# timedatectl set-timezone Asia/Tokyo
Capsの無効化
$ echo -e "input type:keyboard {\n xkb_options ctrl:nocaps\n}" >> .config/sway/config
起動が遅い
起動時に、"A start job is running for wait for network to be configured."で結構待たされます。
これのようです。
https://tek2tech.com/netplan-setting-for-faster-booting/
メインのpcは幸か不幸かNICが1枚しかなかったので、ケーブル刺さってない(DHCPとれない)NICがないから問題になってなかった、というところでしょうか。
また、PCには前に使っていた環境が入っているHDD(ソフトウェアRAID構成を組んでいるもの)が搭載されているのですが、Archlinuxだと認識せず無視していたのですけれど、Ubuntuだと認識してしまうらしく、特にマウントはしていないのですがshutdown時に「Stopped Availability of block devices.」とやらで1分半待たされます。
タイムアウトを短くするというのも気持ちが悪いのですが、、同対応するのがいいか調べきれていないので、当面使わないHDDは物理的にケーブル抜いておきました。。
サーバ用途ならあまりshutdownしないので気にならないのですが、PC用途だとなんとも。
とりあえず
現状はこんなところで。
Ubuntuはapparmorが結構仕事するので、homeディレクトリを別SSDのディレクトリにシンボリックリンク貼って飛ばそうとするとFirefoxが起動してくれない、という事象にぶつかったりしたので、また色々と整理が必要になりそうですが。
ちなみに今の所動作は快適で、Archlinux + xwayland構成で発生していたSwayのフリーズ事象は発生していません。
ドライバー周りなのかな、、
気づいたらUEFIでArchのBoot領域認識できなくなっているし、、
当面Archは封印かなぁ。。