FireFoxで日本語入力ができなくなった
日頃使いのArchLinux環境を構築しよう話の一貫として、構成をちょこちょこといじり続けています。
構築初期にfcitx5の環境を整えて、Firefoxでも日本語入力ができるところまで整理していたのですが、、
ふと気がついたらNGになってまして。。
その関連のTipsをまとめます。
何が悪かったの?
結論から言うと、xwaylandです。
構築初期はxwaylandなしのピュアなwaylandで構築を進めており、その状態でFirefox + fictx5は特に特殊な設定なく動いていました。
で、virtualboxを導入したのですが、こいつは残念ながら現状ではまだwayland単独で動かすことができないらしく。
仕方なくxwaylandを導入しました。
その後から、Firefoxの日本語入力ができなくなってたみたいです。。
症状としては、右上のアイコンが困ったマークになる、ターミナルなど日本語入力ができるアプリを立ち上げればmozcマークが表示されるが、この状態でFirefoxにカーソルもってっても英語入力になってしまう、ですね。
細かな調査はできてませんが、xwaylandが導入されることでwaylandとxのどちらも選択できるようになってしまうので、そのせいで明確な指定(/etc/environment)がないと適切に動作できなくなってしまった、というところでしょうか。
virtualbox君さぁ、、
残念ながらグラフィカルにインストールして試すケースもあるので、(うまく行くかは調べてませんが)フルコマンドラインで対応したり、dockerってわけにも行きません。
KVMは昔GUI持ってた気もしますが、そのためだけにKVM調べ直すのもなぁ、、
悩みの種ですが、背に腹は変えられないので、xwaylandは仕方無しとするしかないかな。。。
以下、今回のTIPSです。
xwaylandがない場合のOK設定
そもそものインストール
# pacman -S fcitx5-mozc fcitx5-qt fcitx-config-qt qt5-wayland
で、swayを利用している際は最初から最後までfctixが起動していてくれてないといけないので、、
$ echo "exec fcitx5 >> ~/.config/sway/config
以上です。
ただし現状は検証の関係でかなりの数のパッケージ入れているので、上記で足りてないものもあるかも。
必要な追加設定
ありません。
インストールが終わったら、すぐFirefoxで日本語入力ができます。
xwaylandを入れた場合のOK設定
xwaylandのインストール
# pacman -S xorg-xwayland
必要な追加設定
/etc/environmentに以下を配置しないといけません。
$ cat /etc/environment
export MOZ_ENABLE_WAYLAND=1
export XDG_SESSION_TYPE=wayland
これで、また日本語入力ができるようになります。
まとめ
xwaylandを入れてしまうと、意図せずx11依存のアプリを混ぜ込んでしまいかねないので、一刻も早く手切れをしたいところです。
ただし、現状はchromeもwaylandで動かそうとすると長いオプション叩かないといけませんし、、、現状はまだ仕方ないのかなぁ、、
なんとも。。。