概要
cronは、Unix系サーバで動作するタスクスケジューラ用のデーモンプロセスです。
cronの設定(タスクスケジュール)はユーザごとに設定可能である為、サーバ内の全設定を確認するには一手間かかったbashコマンドを発行します。
コマンド
# 1.管理者権限に移る
su -
# 2.ユーザごとのcron設定を出力する
for user in $(cut -f1 -d: /etc/passwd); do echo $user; crontab -u $user -l; done
# 3.管理者権限から抜ける
exit
解説
2のコマンドの各部は、次の処理内容になります。
cut -f1 -d: /etc/passwd
パスワードファイル「/etc/passwd」の各行で区切り文字「:」にて内容を分割し、その1項目目(ユーザ名)の値を抽出。
$(○○○)
コマンドを実行・展開。
for ××× in △△△; do □□□; done
△△△の各項目を×××に格納し、□□□の処理を実行。
echo $×××
×××の内容を出力。(このコマンド内ではユーザ名を出力)
crontab -u $××× -l
xxxのユーザのcron設定を出力。
参考
備考
本記事はブログ「雑用エンジニアの技術ノート」からの移行記事です。先のブログは削除予定です。