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退職ツイートした時の反応と感想をまとめてみた

Last updated at Posted at 2024-01-15

会社を辞めることにしたのですが、そのタイミングで退職ツイートをしました。その反応と感想を書いてみました。

現職のときには、エンジニアの採用担当として退職ツイートの当事者の体験に興味を持っていたのですが、今回は自分が当事者になる数少ない機会だったので、当事者が分かる情報や感情などをお伝えできればと思っています。


N=1の情報ですが、1つでも実例と具体的な数字や意見があると議論の仕方が変わると思うので、1つの事例としてエンジニアの採用担当の人やエンジニアの人の転職など、何かの機会の参考にしてもらいたいです!

退職ツイートをした

対象のツイート

image.png

去年(2023年12月)にこのツイートをしました!
スタートアップの一部で流行している退職時にはオフィスのビルの写真を撮って載せるのもやりました。こういうミーハーなのも好きなんです。

いいね数も500近く付き、インプレッション10万も。凄い!
Xの端っこで自由に呟いているアカウントなので、こんなにツイートが見られたのは過去一番かもしれません。

前提 (ツイート時の当時の状況)

直近の仕事はエンジニアではなく、エンジニアリングマネージャがメインでした。
スタートアップのシリーズB〜Cに3年半くらい居ました。 前職と前々職メガベンチャーで働いていました。

Xのプロフィールには会社名は入ってないです。半年くらいまでは社歴的なものを入れてたのですが、気持ちの変化があって変えました。また、活動の狙いが変わったら入れたりするかも。

Xのプロフィールのスクリーンショット
image.png

あとは、「職探し」と言うよりは「自分探し」の時間のため、ビズリーチとかLAPRASとかLinkedinとかYOUTRUSTとか、そういう転職系のステータスは変えていないです。なので、純粋にXのポストによる反応が大半と考えてもらえると良いと思います。

数値データ (Xでもらったファクトベース)

早速集計したデータ公開
特に表から見えない、「連絡が来ている数」がポイントかなと思います。

集計まとめ

  • いいね数 494
  • コメント 28
  • フォロワーだった人からのDM 10
  • フォロワーじゃない人からのDM 8
  • 他媒体からのメッセージ 4
  • インプレッション数 10万 (すご!)

日別集計

初日の集計

  • いいね数 190
  • コメント 22

2日の集計

  • いいね数 493(+303)
  • コメント 28(+6)

3日の集計

  • いいね数 494(+1)
  • コメント 28(0)

色々な人から連絡をもらって感じたこと

思ってた想像と違った部分もあって面白かった。

想像通りだったこと

  • めっちゃ反応してくれた!
  • 沢山メッセージが来るので捌くの大変
  • たくさん来るのでメッセージやり取り管理して、資料を読んで、面談を受けて、記憶力が試される
  • 表面上は反応はなくなるが、予定は色々埋まって忙しい。面談の収束まで含めると1ヶ月弱くらいは掛かる。
  • 前からの知り合いがこのタイミングで声を掛けてくれた (めちゃ嬉しい)

想像と違ったこと

  • DMの数は想像よりは少なかった (とはいえ何十件もの会社を深掘りしてみるのはそれなりに大変)
  • SESのエージェントとかからもメッセージ来ると思っていたが、全然来なかった
  • Xへの反応は1週間くらい続くかなと思ったけど、3日でほぼ収束した
  • 声を掛けてもらった会社はほぼスタートアップの会社だけだった (交流している領域の影響かな?)

想像自体してなかったこと

  • ほんとに小さな10人くらいのスタートアップとかからもメッセージが何件か来た
  • X見ましたっていう反応がXじゃない媒体からメッセージ来た

感想

  • DMの数は想像よりは多くなかったが、何十件もの会社を深掘りしてリサーチするのはそれなりに大変だった。大変なので、ちょっとだけ見て次に行く会社もある。どれだけ見やすく設計するかは大事。

  • スタートアップからの反応にかなり限定されていたので、もうちょっと表明の仕方を変えると違った反応はありそうな気がした。加えて、「転職先を探してます」と明言すると、もっとダイレクトに話を持ってきてくれる会社さんはありそう。

  • 採用反応というところが知りたくてツイートしたが、知り合いと久しぶりにご飯に行ったり、話たりする機会になって凄く良かった!今の自分としては、次の転職先を探すよりもこの機会の方が嬉しかった。

  • メッセージを捌くときに全部会おうとすると大変なので、取捨選択の基準を作っていけると良いと感じた。その基準の中に自分の価値観の一端が見えた。

当事者になった上で、自分がSNSで声を掛ける時に考えたいこと

対応したいと思った優先順

優先度-高

  • 前からの知り合い
  • 自分がフォローしている人
  • 知っている会社でそれなりの肩書きの人
  • 面白いプロダクト、事業などが見える
  • 人事担当
  • 興味がない分野の事業


優先度-低

基本的な観点は「事業に興味が持てそうか」 or 「業務を知らないからもっと知りたいと思うか」で話を聞いてみるかの判断しました。

話を聞こうと思った8割はここでした。
「前からの知り合い」「自分がフォローしている人」
もう少し分解すると、ここで半々でした。
知り合いだから知りたいというバイアスはなく、興味があることなので既にフォローしている。という感じでしょうか。

残りの1-2割はこの中から2-3社でした。
「知っている会社でそれなりの肩書きの人」「面白いプロダクト、事業などが見える」
生活の中に入り込んでいて知っているtoCプロダクト か 全然知らない業務なので聞いてみようと思った事業でした。

ここは資料だけ読ませてもらって、面談はしませんでした。
「人事担当」「興味がない分野の事業」
自分の経験した領域のプロダクト or 自分の考えとマッチしない事業をやっているプロダクト
知識や自分の考えがある分、逆に聞く必要はないと思った人たちでした。


思ったことまとめ

  • 声をかける前から勝負はついている。
  • ワンミスで終わる。
  • 低コストで高密度な情報が欲しい。
  • もっと知りたいと思ったときに、追加の情報が辿れる設計にして欲しい。

声をかける前から勝負はついている

事前にどれだけ知っているか。その成否がここまでの割合になるとは思っていなかった。
会社か人か、どちらかを知っているというきっかけがないと、興味が湧きづらい。

技術広報が弱い会社は、1-2割のポジションに既にふるい落とされている中から、先に知られている会社を逆転する必要がある。
想像以上に大変だと思いました。

ワンミスで終わる

捌く数が多いので、自分とのズレを1回でも感じると候補から落ちる。
少なくとも最初に会うまでは、採用アシスタントに任せるべきではない。
前から社名は知っていて少しだけ興味はちょっとあったけれど、これがあって話を聞く候補から落とした会社がある。
明らかに社内の情報連携ミスのようだったが、相手のことを気遣いながら話をしたいと思う程の温度になっていない。

低コストで高密度な情報が欲しい

メッセージは沢山捌くので大変だけど、選択肢は増やしたいので情報は沢山知りたい。
やりとり回数が増えるようなメッセージは、対応コストが上がるため厳しい気持ちになる。

少ない文字数で表現するため、「スカウト文の慣れ」と「持っているコンテンツ」が凄く出ると思う。
会社説明資料は最低限あるが、開発組織の資料がある会社は少なかった。
テックブログのリンクを貼ってくれる会社は良かった。

だが、ここも事前にどれだけ知っているか(興味を持っているか)によって乗り越えられるはある。

もっと知りたいと思ったときに情報へのリーチが出来るようになっていて欲しい

会社説明資料のリンクはあるけど、もう少し詳しく知りたいな?と思ったときに、次に見る資料や見て欲しいページの情報がない会社も多かった。
個人的にはテックブログは技術的レベル、開発組織の価値観、開発のやりたいことや課題感などが分かるので好き。
会社の広報ページは事業と組織の雰囲気は分かるが、開発レベルと開発組織は分からないことが多い。

タイムリーな課題や期待することは分からないことが多いので、今のストーリーがどこかにあるといいなと思った。

「1つにまとまった資料」 + 「webページで無限にコンテンツ読める場所」 のセットが用意できると、Xでのメッセージの文章の上手さとかを抜きにして、自分で情報リサーチ出来る気もするので良いかなと思いました。

「Webページでのコンテンツ」が用意できない場合は、その理由が感じられると良いなと思いました。
例えば創業2年目でまだ20人弱しかいないです。ってなったら、それはコンテンツをそんなに作れないよねって分かる。

ここまでのまとめ

個人的には 「声をかける前から勝負はついている」 これに尽きるかなと思っています。
まだ小さな組織の10人くらいのスタートアップは別にして、エンジニア組織をスピード感を持って拡大しようとしたときに、ファーストコンタクトで持っている印象の差は想像以上に大きいという感想です。

そして、一番惹きつけるポイントは「人」だったと感じます。これは今回の文脈だった影響もあり、違う職の探し方の場合には事業や技術への興味が優先されることもあると思いました。

リファラルが大事って声高に何度も叫ぶのもこれがあるからだとは思います。
(とはいえ、急拡大フェーズだとリファラルだけじゃ追いつかないというのが、採用担当だったときの自分の感想もあります)


声をかける前から勝負はついている。が、低い優先順の中でも話を聞こうと思う会社はあった。
そのポイントとして、やると良さそうなこと、やっちゃだめなこと、を書いてみました。

やると良さそうなこと

  • 資料にまとまっていて、リンクがあること
  • エンジニア目線の興味がある情報を提供すること
  • 今の事業や組織の面白さと課題を一言で伝える
  • 話をする人の実績が分かる情報のページを付ける
    • この人とは話してみたいかもと思う
    • まずは事業よりも人への興味
  • 最強にやっておくべきは、転職の気持ちになる前に知られている会社になること
    • これをやっていると、今伝えないといけないときに、コンテンツが揃っている

やっちゃだめなこと

  • 情報のリンクがない
    • 「テキストの情報が全てです」となると、追加で知りたいときにこちらから聞かないといけない
    • 自分で調べるというコストと調べたものが一番伝えたい情報だったのか?ということが起きるので、どんなケースでもメッセージの往復が必要に感じる
    • しかし、追加の情報が欲しいほどには興味を持ててないので、この時点で1つ温度が低くなる
  • いきなり日程調整をしようとする
    • 沢山メッセージ来ているので、そんなに暇じゃないです
    • なぜ最優先で対応してもらえると思った?
    • 情報があれば資料やWebページのリンクをください
    • エンジニアであって、営業じゃないので、話せば解決みたいなスタンスは得意な人は少ないんじゃないかな
    • 少なくとも自分はよく知らない人と予定を抑えるということに対して、心理的負荷を感じるのとマインドシェアが取られると感じます
  • 自分の温度感とのズレを感じる対応
    • メッセージのやり取りの中で「資料を読ませてもらいます」という返事をして、面談を受ける話になっていないのに、別の人事担当の人から面談予定日の調整メッセージが届く。
    • いきなり日程調整と同じ感じ。メッセージの温度感も感じる。
  • 声を掛けた人と違う人が対応する
    • エンジニアのマネージャが声を掛けたが、すぐに人事担当とのやり取りに変わった
    • Xでのやりとりでは無かったが、Xのポストを見て別の媒体を使って声を掛けてくれた人であった
    • 話し相手が変わるタイミングは考えたほうが良さそう
  • SNSで声を掛けたが、応募と同じフローに乗せられている感じがした
    • そもそもスタンスやモチベーションが違うので、候補者を他のチャネルと同じフローで画一的に扱うと他の会社に絶対勝てない
  • テンプレで送る
    • 多すぎるテキストが来ると読まずに、「読んだら返事しますね」と返して、ざっとしか読まない。
    • 自分の知りたい情報に対して、情報が不足しているテキストが来ると、催促するほど興味もないので諦める。
    • 過不足ない、適切な量の情報とリンク先などで詳しく分かるようなページを用意すると良い
  • エンジニアの興味を惹く情報がない
    • 会社全体の情報しか分からない
    • エンジニアという肩書きを持っているので、利用技術や開発組織について分かる情報がないと興味半分である
    • 事業の前に技術のことに興味を持つ人種が多いと思います
  • 返信が遅い
    • これは候補になる人が、「現職で仕事している」か、「既に暇人となっている」かによるけども、現職で忙しく仕事をしていれば2-3日くらい空いてもそんなに気にならないが、暇だと1日返事が来ないと長いと感じる。
    • 1日で返事が出来ないなら、出来ない理由や次にメッセージを返せる予定だけでも1日以内に連絡した方がいい
    • 自分は暇ではなかったが、メッセージの着地が見えてないまま放置すると気になってマインドシェアを使ってしまう人間なので、早めに返信してほしかった。

まとめると

エンジニアに向けたまとまった情報が知りたい

エンジニア向けに考える場合、人 → 技術 → 組織 → 事業 の優先順で伝えたほうが良いかも。
事業はあくまで、技術や組織の構造としての制約条件としての意味。
もちろん、世の中への価値の提供や事業を成すことへの興味はあるが、技術よりそっちに興味があるならエンジニアやってないです。
そもそも、「人」としての実績やキャラが見えないと「話してみたい」っていう気持ちになりにくいと感じました。
「人」以外の部分で逆転するのは大変そう。

個人的には事業にも興味ありまくりなので、全てフラットに知りたいです。でも、大抵の場合は技術と開発組織を忘れられがち。開発のプロセスとか価値観が分からない。事業の価値観や目標しかわからない。ってことが多いなと感じます。

この情報をまとめるのはエンジニアと採用と広報が分かっている人間じゃないとまとめられないのは分かっている。分かっているがまとめて欲しい。。

ついでに別事例のツイートがあったので紹介

株式会社キャスター取締役の石倉さんも同時期に現職を辞められて、同じように受け取る側の当事者としてのコメントを書いていたのでこちらも参考にどうぞ。
前提が違うので、ちょっと違った感想を持つ部分もあったのだけど、これはこれで納得の内容でした。

image.png

image.png

ちなみに、自分のケースと違うなと思った箇所は、2つ。

「スカウト文自体はそんなに差がない」
X経由だったのもあり、各社の色を感じました。特に慣れている人とそうでない人の差が激しいと感じました。
慣れていない方は、採用したい会社として「伝えたい情報」や「知りたい情報」を押し出すことで一生懸命だったり、型化されたメッセージを送ってくるだけという印象。慣れている人は私にとって知りたい情報を過不足なく送ってきてくれる印象でした。

自分にとって欲しい情報を
それなりのポジションにいる人からの直接メッセージも多かったので、声掛けしてくれた能力がダイレクトに出た部分もあるかと思いました。
型化されたメッセージだと、来た瞬間

「これを満たしている会社は超少ない」
会社の情報は結構あると感じました。ネットの情報の洪水の中で、知られているレベルになるのは難しいが、来てくれれば十分な情報があるよという会社さんが多かった。
スタートアップ中心の会社さんに声を掛けていただいた、かつ、X経由で声を掛けていただくのがメインだったので、発信にも熱心だし、Xを含めたSNSでのリサーチも毎日するような情報発信の意識が高い会社がお置かなったのかなと思います。

ついでに超同意なのは
「話してみようと思ってもらえる」までのスタートラインにすら立ってない

自分は「声をかける前から勝負はついている。」と表現しましたが、スタートラインでものすごい差があるんですね。
これを逆転するのって至難の業だなと思います。もちろん可能性としてはゼロではないですが、自分の現時点での感触では、優先度高いところのアプローチを受けて、残りの可能性として10%とか、良くて20%くらいの割合で、候補の会社として入れるかなぁと思った感じでした。

ただ、これが絶対ダメとも思いません。会社にはフェーズがあると思います。
年間採用計画が10人でそのうちエンジニアが3人です。っていう感じであれば、技術広報を別で立てるより、スカウトしたほうが良いと思います。
しかし、年間採用計画が30人で、エンジニア採用が10人以上居ます!ってなったら、スカウトだけだと非効率かなと感じました。
あとは、
スタートアップだと会社の方が先に死ぬ可能性があるので、絶対正解とまではいい切れませんが、会社が潰れる可能性は少なくなってきた、PMFは越えている感触があると分かった時点で、割と早めに技術広報を立ち上げても早すぎることは無いと感じました。

退職ツイートを計測して公開した経緯

ここまでは採用観点ですぐ使える観点!みたいな感じで書いていましたが、ここからは、退職ツイートをした自分の話をしようかと思いますので、感想戦みたいな感じで読んでもらえればと思います。


実は会社を辞めようと思ったときから、この退職ツイートを計測して公開しようと考えていました。

というのも、直前にレイオフなどが相次ぎ、業界的には大変な時期で、自分もエンジニアリングマネージャとして、色々な人にSNSで声を掛けさせていただきました。しかし、ほとんど上手くいくことはありませんでした。

もともと会社での技術広報には課題を感じていて、自分でできる範囲での活動を本格化していたのですが、自分のロジックではそう考えていても、そこに課題があるというデータはない。「エンジニアの生態にあった伝える方法」を取らなければならない!と考えていても、ファクトがないんですね。

会社としてはマーケティングや広報に力を入れていて、そのドメインの薬剤師の認知率は8割を越えていて、スタートアップ界隈でもかなり知られていたと感じます。でもそれってエンジニアに伝わってないんだってずっと考えていた。

そして、自分のリソースもない。 会社のリソースを動かすための説明でのファクトもない。ないないの中で出来ることをやっていたのですが、自分が「辞める」って決めたときに、自分が当事者になる機会ってほぼ無い この機会を最大限に活かして、データとして公開できる と良いんじゃないか?と思いました。

このないない尽くしでやっていた状況は、直近の上司の大きな意思決定の中で、技術広報の組織推進を”専任”で任せてくれたのは凄く嬉しかったのです! そして、技術広報について深く考え、実行できたことは良かったと感じています。感謝です!ありがとうございます!

ですが、自分の人生の岐路を考えたときに、自分の人生を考える時間として使いたいと考えたのが今でした。

ここから更に個人的な話になるので、退職ツイート関係ないかも。

キャリアブレイクという考え方

退職ツイートをした今の自分の現状と感想です。
自分の人生を考える時間として使いたいと考えた話になるのですが、様々な経験をさせてもらって、
・1人のエンジニアとしてコードを書くのも楽しいし、
・エンジニアリングマネージャとして開発組織を作るのも楽しいし、
・技術広報などエンジニアに伝わるように設計して伝えるというのも楽しいし、
・新しく自分の感じるペインを解決するようなプロダクトを作れると楽しい
どれも、自分の能力でやれるという経験を得ました。

選択肢としてはたくさんある。しかし、時間は24時間しか無い。全部はできない。
全部やっても、どれも中途半端にしかならない。
どれにチャレンジにしていくのかじっくり考えたいと、会社をやめることにしました。

企業の施策としてサバティカル休暇があるのは知っていましたが、キャリアブレイクという考えがあるのは最近知りました。
知っていたわけではないですが、狙いとしてはこの言葉の中にある期待と合致するところはあります。

本当に最近ですが、関係する書籍も発売されたようですね。

仕事のモヤモヤに効くキャリアブレイクという選択肢 次決めずに辞めてもうまくいく人生戦略 (amazon)

言葉が定義されているということは、きっと今の時代のニーズとして生まれてきているのかなと思ったりしました。
会社を辞めてから色々な人と話をさせてもらっていますが、自分の現状を話すと、みんなに「いい時間だね!」と言ってもらえます。

これは謙遜することなく、自分でもいい時間だなと思っていますw

限りある時間の使い方 と 自分が生み出せる価値 とは何かを自問する

現職で働いていた時は事業立ち上げフェーズで常に時間がないと感じていて、効率をどう上げられるのか?どうやって沢山のことをこなすのか?ばかり考えていました。

スタートアップで新規の事業を立ち上げようとしたら、何をやるべきか、価値のある大事なことに絞り込むのは大事ですが、toBドメイン領域は必要機能も多いので、量も同時に求められるのかなと思います。

そんな状況を越えて、改善の方向に向かうタイミングで大きな節目を迎えたのが今回のきっかけだったのですが、そのときに読んだ下記の書籍が刺さりまくったのは経緯としてあります。

限りある時間の使い方

ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか

別にエンジニア向けの本ではないのですが、人生における「時間の使い方」や「価値あるものの捉え方」を考える上で、色々な観点を知ることが出来るいい本だと感じています。

みんなにもぜひ読んでもらいたい。

立ち返って採用目線での退職ツイート まとめ

自分が声を掛けられる側の当事者になったことで、質を下げたら秒で対象から除外されることを肌身で理解しました。

情報は転職時に伝えるより、転職前から伝わっている状態に如何にできるかで、決まっている領域もあると改めて確信しました。

どのように伝えていくと良いのか、エンジニアの専門性と生態を理解してアプローチすることは難易度が高いと感じます。エンジニアの専門性 x エンジニアに合わせた採用の設計 x エンジニア観点での広報の連携 が必要です。エンジニアの文字が消えた、「採用」や「広報」になってしまうと、情報は届きにくくなる。

今回は自分に転職の軸が無かったということで、こういう感想になったけれど、前提が未知の領域に行きたい!ってなったときには、もうちょっと知らない会社の話を聞く比率は変わるかもしれないですね。
あくまでこの周辺の状況、この自分の状態の感想と思ってもらえればと思います。


この記事の情報で、採用担当のみんなのエンジニア採用が上手くいくことに繋がり、候補者としてのエンジニアの人にはより良い開発環境で働くことのきっかけに少しでも繋がればと思っています。

最後にお仕事探し

自分のお仕事も考え中なので、エンジニア採用にお悩みの人、私の経験が活かせるようなお仕事があれば、声を掛けてもらえればと思います!

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