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アジャイル開発 Advent Calendar 2016

Day 12

スプリントのタイムボックス 動かないチケット問題

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カンバンで作業をチケット化しているときに本来はデイリースクラムで毎日進捗を確認しているときにチケットが1つも動かない日があるときには非常に問題です。
言うなれば進捗が0だという結果に見えるということです。

原因と対応

カンバンのチケット化は進捗が見えるようにするためにしているのに、1つもチケットが動かないということは、進捗が全くない非常に厳しい問題が起こっている可能性があります。
これの解決にはベテランなどをサポートに付けて一刻もはやく解消して下さい。

実はチケットが動かない問題としてもう1つの原因があります。
それはチケットの粒度が大きすぎることです。
チケットのサイズは2,3時間で1つ終わるくらいの作業にまで細かくするのが正しいです。
ストーリーは時間の掛かるものですが、エンジニアの作業する実装にはもっとブレイクダウンしたものにする必要があります。

チケット分割の例

ストーリーが「ユーザ自身は自分のユーザ情報の編集、更新が出来る」とした場合に、このままチケット化しても良いですが、これはいくつかの作業に分割出来ます。
UIの実装、ユーザ情報を取り出すSQLの作成、ユーザ情報の更新SQLの作成。
HTMLからアプリケーションへのパラメータ連携、ユーザ更新ロジックの実装。
などです。
他にユーザ情報のテーブル作成やローカル環境を整えること、ユニットテストの実装など。

この例は抽象的なので、具体的な作業であればもっとチケットが現れるかもしれません。

チケット分割のタイミング

本来であればスプリント計画のときにしっかり行えるのが良いです。
まだうまく分割できないメンバが居るときは、その人とマンツーマンで分割作業を進めることを数回行っても良いかもしれません。

一つ気をつけてほしいのは、これをメンバ全員がいるところで毎回やるのは避けて下さい。
まだ、全員が慣れてない数回は見えるとこでやっても良いですが、
以降は全員でやると全員の時間を使ってしまう上に深い話が出来ず、十分細かいチケットに出来ない事があります。
チケット分割が自分1人で出来ない場合、また、そのメンバがいる場合はマンツーマンで深く掘り下げてアイデアを出し合って分割して下さい。

まとめ

もし、チケットが動かないときには2つの原因があります

  • 大きな問題が起きていて調査で進捗がない時
  • チケットが大きすぎて1日で終わらないサイズになっている時

それぞれに対してしっかり対処して、進捗を見えるようにしましょう!

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