無線の資格である「第二級陸上特殊無線技士」に合格したので、体験記を書いておきます。
これから受ける人に少しでも参考になれば幸いです。
「第二級陸上特殊無線技士」とは
無線局の無線設備を操作するには無線従事者の資格が必要です。全部の無線施設が扱える無線免許もありますが、基本的には陸上、海上、航空の3系統に分かれて資格をとっていきます。
無線機の操作には無線機を調整する「技術操作」と通信を行う「通信操作」の2つがあります。無線機の機能が高度になってきたので「通信操作」だけを行える資格を作ろう!としてできたのが”特殊”がついた無線資格です。
今回自分は「陸上」の「特殊(通信操作だけ)」の「二級」の無線資格を受験しました。
第二級陸上特殊無線技士は講習会を受講するか、試験を受けるかで取得することができます。自分は試験を受けてきました。ちなみに試験内容は以下のような感じです。
- 試験形式:無線工学12問、法規12問(1問5点) マークシート四択
- 試験時間:1時間
- 合格ライン:無線工学40点以上 法規40点以上
- 受験料:5,600円
受けようと思った動機
会社で空撮用ドローンを飛ばしたりしてるんですが、もしかしたら業務用ドローンを飛ばすことがあるかもしれない…と思い受験することにしました。(業務用ドローンは陸上特殊無線技士の資格が必要)
また、第二級陸上特殊無線技士の申込み方法がCBT方式になっていつでも受験できるようになったので勢いで申し込んでしまったというのもあります。
勉強方法
勉強に使った本は「やさしく学ぶ 第二級陸上特殊無線技士試験(改訂2版)」と「特殊無線技士問題・解答集 2024年版」の2冊を使いました。
1. インプット
「やさしく学ぶ 第二級陸上特殊無線技士試験(改訂2版)」を2周読みました。(約9時間)
2. アウトプット
「特殊無線技士問題・解答集 2024年版」の第二級陸上特殊無線技士の部分だけ2周解きました。2周目に間違えた問題は付箋を付けて見直せるようにします。(約3時間)
3. 総仕上げ
1. 「やさしく学ぶ 第二級陸上特殊無線技士試験(改訂2版)」をざっと読み返す(2時間半)
2. 「特殊無線技士問題・解答集 2024年版」の間違えた問題を中心に3周目を解く。(1時間弱)
総勉強時間:約15時間半
受けた感想
合格率70~75%らしいので、ちゃんと勉強していれば落ちることはないと思います。自分が受けた試験も過去問とほぼ同じ問題ばかりでしたので、10分で解いて5分で見直しして、5分でもう一回見直しをして早期退出できました。
勉強時間は15時間半かけてますが、頭の回転早い人だと勉強時間はもっと短くて合格できそうです。
最後に
満点(120点)を取れたでしょ!!と思っていたら結果が110点だったため、合格したのになんかもにょってしまいました…。どこを間違えたのか切実に知りたい…(間違えた箇所は知らされない)。
同じような難易度のアマチュア無線3級も受けたいと思っているので次はそちらに挑戦したいと思っています。両方のテキストを買ってざっと見ましたが、こちらのテキストを先に見てからアマチュア無線3級をしたほうが良さそうだなと個人的には思っています。