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ロジカルシンキング入門

Last updated at Posted at 2017-02-24

ロジカルシンキングとはなにか

一貫していて筋が通っている考え方、説明の仕方のこと。

  • きちんと深掘りし、良い案をだすこと
  • なるほど、とおもってもらう
  • 分かりやすく伝える

人間の頭はそもそもロジカルシンキングにむいていない
→すぐに結論を出したがる
→訓練が必要

本質:頭の中でどう考えているかよりも、それが相手に伝わる「メッセージ」として具現化できているかが重要。

ロジカルシンキングの考え方

  • 考えるべきことを3つ出す

    • 具体的な要素ではなく、1つ上の概念を出すこと
      →「開発要員が足りない」、ではなく「社外」「社内」「採用」 という”観点”を考える

    • ひたすら訓練する

      • 「ゼロ秒思考」
        テーマについて、1分で5つ以上答えをだす(例:自分の強みは何なのか)
        単語ではなく文章としてアウトプットする(日本語力の強化)
  • マトリックスで整理する

    • 3×Nのマトリックスをつかう
      →軸を決めて整理することで、相手に納得感をもってもらう

思考のテクニック

ボトムアップ

答えから考えていく方法。これをやってしまいがち。
理解しているテーマには強いが、まったく新しいことには対応しづらい。

例:要件定義は必要か?
→結論:Yes
→なぜ?
・システムに必要な機能要件をについて共通認識をすり合わせる
・要件を分類整理することで、必要工数など算出できる

トップダウン

答えを出すにあたって、必要な要素、観点を洗い出し、組み合わせて深掘りしていく方法。
新しいことを考えるにはこれが大事。
観点をふくらませるには、一つの観点に対し、対極・中間・上位・下位など相対的に考えていく。

例:要件定義は必要か?
→要素・観点:
・人(設計者、ユーザ、システム管理、経営層)
・モノ(サーバ、他システム、データ)
・時間(開発期間、大量データの処理時間)

フレームワーク

  • PDCAサイクル
  • 5W1H
  • 現在未来過去
  • 3つずつ案を出す

ロジカルシンキングの伝え方

テンプレートを意識

  • 〜の件についてですが  (テーマを最初に確認する)
  • 〜は〜だと考えます。  (結論を最初に言う)
  • その理由は3つあります。  (理由を列挙)
  • 1つめに〜であること、
  • 2つめに〜であること、
  • 3つめに〜であること
  • よって〜は〜だと考えます。

SCQAの型を意識する

  • 状況提示(Situation) :御存知の通り〜ですよね

  • 複雑化(Complication):そんな中、〜ですよね

  • 問い(Question):だから〜について、〜するべきですよね

  • 主張・提案(Answer):この点、〜と考えます

  • SCが難しい、答えを急ぎがちなので注意

  • 話し手はずっと考えている、聞き手は初めて聞く(SCを省きがち)

ロジカルシンキングのトレーニング

以下を徹底する

  • 結論から話す
  • 理由を説明する(なぜなぜ、、、)
  • 紙に書いて整理する

今日からやめること

  • 考えるのを諦めること

補足

  • ロジカルシンキングだけではだめ、感情力も大事
    • データ・数字より、より感情的に訴える内容のほうが心に残る(免許更新センターの動画)

おすすめ本

ゼロ秒思考 / 赤羽 雄二

超・箇条書き / 杉野 幹人

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