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Minecraft統合版公式サーバーでプラグインを使う方法【LiteXLoader】

Last updated at Posted at 2021-08-23

はじめに

Minecraft用のサーバーソフトウェアには公式のBDS(Bedrock Dedicated Server)以外にもPMMPやCloudBurst MCのServerやNukkitがあります。
それぞれのメリット・デメリットとしては、

公式サーバー

  • メリット
    • Mobやレッドストーン回路がほぼ完璧に動く
    • 公式なのでよくあるバグ技とかが使える
  • デメリット
    • プラグインが入らない←今回の問題
    • Linuxはx64バイナリしか提供されてないのでARM系のラズパイとかでは動かない(強引に動かせるけど重い)

非公式サーバー

  • メリット
    • プラグインが入れ放題
    • ランタイムがJavaの場合やソースコードが公開されている場合が多いのでARM系CPUでも動かせる場合が多い
  • デメリット
    • Mobがスポーンしない(プラグインで解決するけど)

別に非公式サーバーを使っても良いんですが、友達とマルチプレイでサバイバルする場合などちゃんとMobがスポーンしてくれる公式サーバーを自分は使っているんですが、例えばDiscordにゲーム内チャットを転送したり誰がゲームに参加したかなどを通知したい場合、公式サーバー単体では絶対無理なのでこの記事の方法でプラグインを導入できる環境を構築していきます

なぜBDSXを使わないのか

今回入れるLiteXLoaderの他に似たものとしてBDSXというものがあります
BDSXもnode.jsとTypeScriptでプラグインを書くことができます
ですが、いざ自分でプラグインを書こうと思ったとき解説ページが見た感じGithubのWikiしか無く、そのWikiの解説も良く分からなくて(多分TS前提で書かれているのかな?)、ある程度ドキュメントがまとも(中国語だけど)なLiteXLoaderを選びました

注意

公式が推奨しているものではないのでデータのバックアップなどをしておいてください

ダウンロード

Minecraftサーバー本体 (Linuxサーバーで使う場合でもWindows版をダウンロードしてください)
LiteLoaderBDS (BDSサーバーのAPIを提供するもの)
LiteXLoader (LiteLoaderBDSからJavaScriptのAPIを提供するもの)

全て解凍して
MinecarftサーバーフォルダにLiteLoaderBDSのdllとかPluginsフォルダをコピーして、LiteXLoaderのdllやフォルダをそのPluginsフォルダにコピーしてください

設定

Linux使ってる方は先にこちらをお読みください
LiteLoaderBDSのSymDB2.exeをダブルクリックで開いてください、しばらくしたあと勝手に処理が終わって閉じます。
サーバーのルートディレクトリにシンボルファイルが生成されていると思います
あとは普通にbedrock_server.exeを起動すればPluginsフォルダのPluginが読み込まれてサーバーが起動します

試しにサーバーコンソールやゲーム内で/versionと打ってみて、BDSのバージョンやLiteLoaderBDSのGithubのURLが帰ってきたら正常に動いています!

おまけ

plugins\LiteXLoader\LangPackの日本語翻訳した言語ファイルをここ置いときます
config.iniで言語変えれると思います。

#linux
LiteLoaderBDSはdllインジェクションという技術を使ってAPIを提供しているのでLinuxでは使えません
ですが、Linux上でWindowsアプリを動かす有名なソフト、Wineを使えば普通に動きます

Ubuntuだと

$ sudo dpkg --add-architecture i386 32bitアーキテクチャを有効にして
$ wget -nc https://dl.winehq.org/wine-builds/winehq.key
$ sudo apt-key add winehq.key aptのレポジトリキーを追加
$ sudo add-apt-repository 'deb https://dl.winehq.org/wine-builds/ubuntu/ focal main' (ここのfocalはubuntuバージョンによって変わります)
$ sudo apt update おまじない
$ sudo apt install --install-recommends winehq-stable インストール
$ wine --version GOOD!

あとはwine SymDB2.exewine bedrock_server.exeすれば普通に動きます。

追記: Wine64ではdllのインポートエラーが出て使えなかったのでwineを使いましょう

追記の追記: このissus

プラグインの作り方

これは時間があるときに詳しい記事を書こうかなと思ってます。
[追記]記事書きました

LiteXLoader用のプラグインを自作する

JSの知識が少しあればこの中国語のドキュメントを翻訳しながら読むと大体組めます

公式APIドキュメント

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