LoginSignup
2
4

More than 5 years have passed since last update.

Google VR SDKのバージョン選び

Last updated at Posted at 2017-05-17

iOSおよびAndroid用にGoogleが開発しているGoogle VR SDK(旧CardBoard SDK)ですが、順調なアップデートと、それに伴う破壊的変更が多いため、どのバージョンを選ぶべきかの選択が大変です。

とりあえず触ったことのあるバージョンと、簡単な特徴をまとめます。
凄く大雑把に進化の歴史に関する個人の感想をまとめておくと

旧Cardboard(-0.6)→audio周りに手が入り、ネイティブプラグインに機能を委譲(0.8)→プログラマが変更できる余地が段々狭まる(0.81-1.10)→Daydreamと両対応(1.x)→UnityネイティブVRサポートと統合(1.40)→下位互換ほぼ切り捨ててDaydream keyboardが追加(1.50)

という流れです。

0.8

戻るボタンの左向き矢印を消せる最後のバージョン
(0.81から消せなくなっています)

左向き矢印を消したい、という方はこのバージョンにしましょう。

1.0.3

Unity5.5.0p3と組み合わせてCardBoardとして使うなら比較的安定しています。
http://greety.sakura.ne.jp/redo/2017/01/20170103cardboardunity550p3-google-vr-sdk-v103.html

1.30.0

dynamic library loading前の最後のバージョン

iOS+Unity5.6で使うときにクラッシュする不具合があるためiOS+Unity5.6を使うなら1.40推奨
https://github.com/googlevr/gvr-unity-sdk/issues/504

1.40.0

Legacy扱いでGvrMainやGvrHeadなどのprefabが使える最後のバージョン。
例の"You must enable dynamic library loading in VrCore to get the latest C++ GVR Updates"
がこのバージョンから必要になります。

UnityのネイティブVRサポートに対応しているはずですが、Unityバージョンの組み合わせが大変そうです。
Unity5.5以下のバージョンであれば1.40.0が最後のリリースです。

1.50.0

Unity5.6以降のみ対応。UnityネイティブVRサポート対応(旧形式サポートは完全切り捨て)。旧バージョンのprefabやscript類を削除、などドラスティックな変化があります。
また、2017/5/18時点では公式のドキュメントが追従していないため、ちょっと試すには勇気が必要です。

2
4
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
2
4