#概要
最近Raspbery Pi 4の場合は、物理メモリが2GB、4GB、8GBまでの種類がありますが、
この状況でもシステムのメモリが足りない場合、SWAPメモリを使用します。
デフォルト的にはSWAPメモリは「100MB」しか指定されていないので、
今回に1GBに設定を変更します。
#参照した公式サイト
https://pimylifeup.com/raspberry-pi-swap-file/
#現在設定されているSWAPファイルのサイズを確認
次のコマンドで現在設定されているSWAPファイルのサイズが確認できます。
pi@raspberrypi:~ $ sudo swapon --show
NAME TYPE SIZE USED PRIO
/var/swap file 100M 0B -2
#SWAPファイルサイズを変更する前に実行するコマンド
現在システムで使用しているSWAPメモリを中止するコマンドになります。
pi@raspberrypi:~ $ sudo dphys-swapfile swapoff
#SWAPファイルのサイズ変更
次のコマンドでSWAPファイルのサイズ変更するため、以下のファイルを編集します。
■変更内容
CONF_SWAPSIZE=100
↓↓↓↓
CONF_SWAPSIZE=1024
pi@raspberrypi:~ $ sudo vi /etc/dphys-swapfile
#SWAPファイルを再作成
次のコマンドでSWAPファイルを再作成します。
pi@raspberrypi:~ $ sudo dphys-swapfile setup
want /var/swap=1024MByte, checking existing: deleting wrong size file (104857600), generating swapfile ... of 1024MBytes
#現在システムにSWAPシステムを反映
次のコマンドで停止したSWAPファイルを現在システムに反映するコマンドを実行します。
pi@raspberrypi:~ $ sudo dphys-swapfile swapon
#システム再起動
念のため、システムを再起動します。
pi@raspberrypi:~ $ sudo reboot
#SWAPメモリがサイズ確認
次のコマンドで確認ができます。
※再起動しなくても確認は可能でした。
pi@raspberrypi:~ $ sudo swapon --show
NAME TYPE SIZE USED PRIO
/var/swap file 1024M 0B -2
pi@raspberrypi:~ $
#終わりに
今まで物理メモリのサイズに困ったことはなかったですが、
これからはSWAPメモリのサイズ変更でもっとスムーズに使うことができるかもしれないですね。
今回のRaspbery PiはDockerの環境を使用するため、8GBのRaspbery Piを購入しましたが、既存設定が「100MB」だったので、SWAPメモリを1GBに変更する内容のメモを残します。