#tmuxとは
ターミナルマルチプレクサ(Terminal Multiplexer) の略でLinux 系のターミナル画面を複数のセッション、ウィンドウ、ペインに分割して利用することができます。
1)1つのターミナルは複数のセッションを持つことができます。
2)1つのセッションは複数のウィンドウを持つことができます。
3)1つのウィンドウは複数のペインを持つことができます。
4)ターミナルを終了してもセッションは維持されます。コマンドを実行して翌日の朝結果を確認しようとしたら SSH ログアウトしてしまっていたという悲劇を避けることができます。
#tmuxをインストール
下記のコマンドでインストールします。
sudo apt install tmux
#tmuxを起動
①tmuxコマンドを実行します。
コマンド)tmux
②画面を左右にペインを分割します。
キー)Ctrl+b,%:ctrl+bを押した後、%記号を押します。
③ペインを移動は次のキーでできます。
キー)ctrl+b,←→:ctrl+bを押した後、矢印(←、→)を押します。
④次は右ペインで上下にペインを分割します。
キー)ctrl+b,";ctrl+bを押した後、記号「"」を押します。
⑤セッションを中断する場合は、次のキーを押します。
キー)ctrl+b,d:ctrl+bを押した後、dを押します。
pi@RPI-DOCKER:~ $ tmux
[detached (from session 0)]
⑥セッションの一覧を確認は次のコマンドを入れます。
コマンド)tmux ls
pi@RPI-DOCKER:~ $ tmux ls
0: 1 windows (created Sun Feb 7 21:56:31 2021) [189x44]
pi@RPI-DOCKER:~ $
⑦セッションを再度開始する場合は、次のコマンドを入れます。
コマンド)tmux a -t 0
⑧セッションを終了したい場合は、次のコマンドを入れます。
コマンド)exit
pi@RPI-DOCKER:~ $ tmux
[detached (from session 0)]
pi@RPI-DOCKER:~ $ tmux ls
0: 1 windows (created Sun Feb 7 21:56:31 2021) [189x44]
pi@RPI-DOCKER:~ $ tmux a -t 0
[exited]
pi@RPI-DOCKER:~ $
#その他
今は1つのセッションでの画面でしたが、複数のセッションを使いたい場合は
次のキーを使います。
キー)ctrl+b,c:ctrl+bを押した後、cを押します。
分割されている画面が消えて新しい画面が表示されます。
この場合、分割されている画面に戻りたい場合は「ctrl+b,0」を押します。
新しく生成したセッションに戻りたい場合は、「ctrl+b,1」を押します。
結局新しく作成したセッションに移動は数字キー「0-9」まで使用が可能です。
※画面の線が綺麗に表示されないですが、たぶん言語を変更すれば表示できると思います。
★Teratermの言語を日本語にすれば文字化けにならないです。英語だと今の表示と同じです。★
#終わりに
画面を分割してよいことは左側のペインはソースコードを編集に使います。
右側の上下はソースコードの実行及びコードチェックなどに使うのが便利だと思います。
後は同じユーザーで複数アクセスする場合は、Aさんがtmux上で作業している内容をBさんは見れます。
Bさんからコマンドを入力することもできます。
つまり、環境を共有して使うことができることです。
誰と画面を共有しながらやりたい場合は、おすすめです。
※tmuxについて詳しく知りたい方はネット上で検索してみてください。