概要
今日はSybaseというデータベースで利用するコマンドのメモです。
Sybaseとは
SAP Sybase Adaptive Server Enterprise (ASE) は、旧Sybase社の中核的な製品でありエンタープライズ級の用途向けの関係データベース管理システム (RDBMS) 製品であり、現在はヨーロッパ最大級のソフトウェア企業SAP社のRDBMS製品ラインナップの1つである。
※詳しい情報は以下のウィキペディアを参照してください。
Sybaseコマンド一覧
下記のコマンドはInteractive SQLツールから実行するコマンドです。
●sp_help
選択されたDBに存在するテーブルの一覧が表示される。
●sp_help table_name
指定したテーブルの情報が表示される
>テーブル構成
>Index情報
>その他
●sp_rename table_name1, tablen_name2
指定されたtable_name1からtable_name2にテーブル名を変更される
●sp_helprotect [tablename]
・テーブル名が指定されない場合、該当DBにあるすべてのテーブルごとにSELECT,INSERT,UPDATE,DELETE権限が付与されているか確認できる
・テーブル名が指定された場合は該当テーブルにSELECT,INSERT,UPDATE,DELETE権限が付与されているか確認できる
●sp_helpuser
DBで利用されているログインユーザ一覧とGroup_nameなどが表示される
●SQLの実行時間の計測確認
set statistics time on
set showplan on
上記の2つのコマンドからONにすると実行時間及びSQLの詳細内容が表示される
●sp_dba_who2
SQL実行リストが確認できる。負荷があるSQLの場合、このコマンドから確認ができる
●alter table tablename lock datarows
テーブルデータを行ロックの方式に変更するコマンド
●alter table tablename lock allpages
テーブルデータをページロックの方式に変更するコマンド
コンソール上のコマンド
●ddlgen
ddlgen -U[loginid] -S[DB hostname] -TU -Ndbo.table_name -D[dbname] -P[loginpw] > table_name.ddl
上記のコマンドを入れるとテーブルのスキーマとINDEX、権限情報など指定されたファイルに出力される
isqlコマンド
コマンドを利用するには.cshrcの環境設定に「set PATH」の指定が必要です。
通常Linux環境で指定しているパスの概念で指定すれば問題なく実行されます。
●isql -S[db hostname] -D [dbname] -W2000 -Jeucjis -U[loginid]
Linux環境でコンソール上にDBをログインする際に利用するコマンド
●isql -S[db hostname] -D [dbname] -W2000 -Jeucjis -U[loginid] -i[xxxx.tbl]
Linux環境でスキーマファイルを実行する際に[-i[filename.tbl, filename.idx, filename,grt]を指定してテーブルを作成に使うコマンド
※-wXXXX:バッファを指定する数字です。
BCPコマンド
bcp [db_name]..[table_name] out/in [file_name].dat -S[db_host] -U[db_userid] -Jeucjis -b2000 -c -t \t
テーブルのデータをDATファイル形式にエクスポート・インポートする際に利用するコマンド
out指定はテーブルデータを指定したファイルに保存するコマンド
in指定は指定したテーブルに該当ファイルのデータを登録するコマンド