1.背景
皆様こんばんは、AZ900試験に2度失敗して3度目でやっと合格できた経験から失敗パターンの反省と試験合格への効果的な学習について共有できればと思います
2.私の失敗ケース
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初回目受験失敗
ギリギリ合格できず何度か受験すれば合格できるのではないかと思ったまま次回受験までに時間が空いてしまった- Microsoft Azure Virtual Training Day: Azureの基礎を受講
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2回目受験失敗
時間を空けすぎてしまったためもう一度 Microsoft Azure Virtual Training Day: Azureの基礎を受講
プラクティス評価の繰り返し実施- Webベースの試験の繰り返し受講
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3回目受験成功
合格対策Microsoft認定AZ-900:Microsoft Azure Fundamentalsテキスト&問題集を購入- テキスト購入
3.効果的な学習方法
3回の受験を通して、効果を感じた学習方法は試験対策に特化したテキストの購入と模擬試験問題の繰り返し実施が特に効果的だったと感じましたので、テキストを紹介します
テキスト購入による学習範囲整理
テキスト購入による学習範囲の整理効果が大きかった
Webベースの学習では試験の範囲が整理しづらかった部分が、テキストを購入することで全体が見えることの改善効果が大きいと感じました
AZ900の試験範囲はテキストを購入して学習してみると試験範囲に特化したテキストとなっており試験範囲は下記の範囲
- クラウドの概念
- Azureのアーキテクチャとサービス
- Azureの管理とガバナンス
覚える単語は多い
用語・単語としてみると覚えるべき単語が多い
※テキストより索引単語を参照
名前 | 説明 |
---|---|
Active Directiry Domain Services (AD DS) | Active Directoryを使ったオンプレミス向けの認証・承認サービス。 |
Application Security Groups (ASG) | NSGのルールのソースや宛先として利用できる、ネットワークインタフェースカードのグループ。 |
Azure Active Directory (Azure AD) | Azureのクラウドアプリケーションに認証と承認の枠組みを与えるサービス。 |
Azure AD Basic | Azure ADの有料プラン。Premiumと比べて低価格だが機能に制限あり。 2020年現在、新規契約不可。 |
Azure AD Connect | AD DSユーザーをAzure ADに同期(コピー)するサービス。 |
Azure AD Free | Azure ADの無料プラン。有料プランと比べて機能に制限があり、SLAの保証がない。 |
Azure AD Identity Protection | Azure ADに対する疑わしい操作を検出し、警告するサービス。 |
Azure Advanced Threat Protection (ATP) | AD DSに対する悪意ある攻撃を検出し警告するサービス。 |
Azure AD Premium | Azure ADの有料プラン。 |
Azure Advisor | ユーザーの現在のリソースの運用状態を評価し、ベストプラクティスを提案するサービス。 |
Azure Blueprints | サブスクリプションに対して、AzureポリシーやRBACを迅速に割り当てる機能。 |
Azure Bot Service | アプリケーションにデジタルオンラインアシスタントを追加できるサービス。 |
Azure Cache for Redis | アプリケーションデータをメモリにキャッシュする、インメモリのデータストアサービス。 |
Azure CDN | Webコンテンツを世界中に配置されたキャッシュサーバーにキャッシュすることでアクセスを高速化するCDNサービス。 |
Azure China | 中国現地法人のみ利用可能なAzureリージョン。 |
Azure CLI | Pythonベースの、Azure管理コマンド。 |
Azure Cloud Shell | Webブラウザから使用できるAzure管理ツール。 |
Azure Cognitive Search | AIを活用したクラウド検索サービス。 Azure Searchとも。 |
Azure Cognitive Services | アプリケーションに文字、画像、音声認識機能を提供するサービス。 |
Azure Cosmos DB | キーバリュー型、テキスト志向型、グラフ型のデータに対応したNoSQLデータベースサービス。 |
Azure Data Lake | 未加工のローデータを大量保管するデータレイクサービス。 |
Azure Databricks | ビッグデータ分析機能を提供する、Apache Sparkベースの分散処理サービス。 |
Azure DDoS Protection | DDoS攻撃を監視して自動的に危険性を軽減するサービス。 |
Azure DevTest Labs | Azureの開発・テスト環境を提供(開発者用に一時的貸出し)するサービス。 |
Azure Event Hubs | システム間でデータ中継するサービス。 |
Azure ExpressRoute | Azureのクラウドとオンプレミスを接続するプライベートな専用線。 |
Azure Files Azure | Storage上に共有フォルダを作成するサービス。 |
Azure Firewall | インターネットとの通信やサブネット間の通信を制御するネットワークファイアウォール。 |
Azure Functions | HTTP要求やスケジュールなどのアクションにより自動的にプログラムを実行する、サーバーレスコンピューティングサービス。 |
Azure Germany | ドイツ国内のデータを保存するためにドイツ国内にデータセンターを持つAzureリージョン。 |
Azure Grobal | どのユーザーでも利用できる一般的なAzureリージョン。 |
Azure Government | 米国政府機関とそのパートナーのみ利用可能なAzureリージョン。 |
Azure HDInsight | ビッグデータ分析のためにオープンソースの分析フレームワークを利用できるサービス。 |
Azure Information Protection | 暗号化やリスクのある操作の禁止により、Officeドキュメントや電子メールの情報漏えいを防止するサービス。 |
Azure IoT | AzureでIoTソリューションを実現するためのプラットフォーム。 |
Azure IoT Central | IoTデバイスからの情報収集、蓄積、分析を、ユーザーに代わって行ってくれるサービス。 |
Azure IoT Edge | IoTデバイスから収集されたデータを、デバイス側で処理してAzure IoT Hubへ処理結果を渡すサービス。 |
Azure IoT Hub | IoTデバイスを接続して、クラウド側で監視、制御するAzure IoTの中心的サービス。 |
Azure IoT | ソリューションアクセラレータ 一般的なIoTソリューションのテンプレート。 |
Azure Key Vault | アプリケーション内で使用するパラメーターを格納することにより機密情報を安全に保存するためのサービス。 |
Azure Log Analytics | Azureログの収集、保存、分析、可視化を行うサービス。 |
Azure Logic Apps | アクションをトリガーとしてワークフローを実行させるサービス。 |
Azure Machine Learning | 提供されたデータを学習し、予測分析を行うサービス。 |
Azure Machine Learning Studio | Azure Machine Learningの予測分析手続きをWebブラウザーから行うツール。 |
Azure Marketplace | Azure仮想マシンのためのテンプレートを検索、利用するためのWebサイト。 |
Azure PowerShell | PowerShellで利用可能なAzureコマンド。 |
Azure PowerShellモジュール | Azure PowerShellを利用するためにユーザーのコンピュータにインストールするモジュール。 |
Azure Resource Manager | Azureリソースの作成、管理、アクセス制御を行う内部サービス。 |
Azure Security Center | Azureのセキュリティ管理の中心的サービス。 |
Azure SQL Data Warehouse | 自動スケーリング可能なデータウェアハウスサービス。 |
Azure SQL Database | Microsoft SQL Serverをエンジンとするマネージド型SQLデータベースサービス。 |
Azure Storage | オンラインストレージサービス。 |
Azure Web Apps | Webアプリケーションの実行環境を提供するサービス。 |
Azure アーキテクチャコンポーネント | Azureのシステム要素。 |
Azure アカウント | Azureのサインアップを行った際に作られるアカウント。 |
Azure 可用性セット | Azureデータセンター上のサーバーラックやサーバー機に対し、Azure仮想マシンの配置レイアウトを指定できるサービス。 |
Azure 可用性ゾーン | Azureリージョン内のデータセンターに対し、Azure仮想マシンの配置レイアウトを指定できるサービス。 |
Azure 仮想マシン | Azure上で稼働する仮想コンピューター。 |
Azure コスト管理 | サブスクリプション内で使用中のリソースを全て追跡し、コストを分析するサービス。 |
Azure サービス正常性 | Azureデータセンターの障害や計画メンテナンス情報が見られるAzureモニターのメニュー。 |
Azure サブスクリプション | Azureアカウントに紐づく管理の単位。リソースはサブスクリプションの下に作られる。 |
無料試用版サブスクリプション | すべてのAzureサービスを無料試用できるサブスクリプション。 新規ユーザー1名につき、1回のみ取得が可能。 作成(サインアップ)から30日経過するか、22,250円分以上を使用するとアクセスできなくなる。 無料試用版として作ったリソースは30日以内に従量課金制にアップグレードすれば引き続き使える。また、一部のサービスはさらに12か月間無料で利用できる。 |
Azure ポータル | Azureを操作するWebベースの管理ツール。 |
Azure ポリシー | Azureリソースに対してルールと効果を適用し、コンプライアンスに準拠させるサービス。 |
Azure マルチファクタ認証 | 携帯電話など、複数の要素を利用した認証。 |
Azure モニター | Azureが収集したログをまとめて監視できるサービス。 |
仮想ネットワーク | Azure仮想マシンを接続するための仮想的なネットワーク。 |
仮想ネットワークゲートウェイ | ゲートウェイサブネット内に作成するソフトウェアベースのVPN装置。 |
クォータ | 1リージョンに作れるリソース上限などの制約のこと。 操作ミスや不具合による大量請求を防止するための仕組み。 事前申請により、サブスクリプション単位で緩和が可能。 |
グローバルピアリング | 異なるリージョンの仮想ネットワーク同士を接続すること。 |
ゲートウェイサブネット | サイト間接続のために仮想ネットワーク内に作成する、仮想マシンを配置できないサブネット。 |
サービス管理者 | サブスクリプション毎に割り当てられる、サブスクリプション全体にフルコントロールアクセスできるユーザー。 |
サポートプラン:BASIC | 無料プランで技術的サポートなし。 一部のサブスクリプション管理サポート(課金、クォータ調整、アカウント移転など)は受けられる。 |
サポートプラン:DEVELOPER | 非運用(開発・テスト)環境の技術的サポートを受けられる。 サポートは電子メールのみ、かつ営業時間内。 |
サポートプラン:STANDARD | 運用環境の技術的サポートを受けられる。 サポートは電話とメールが可能で、24時間365日。 |
サポートプラン:PROFESSIONAL DIRECT | STANDARDのサポートに加えて、ベストプラクティスに基づく設計やオペレーションのサポート、Webセミナーによるトレーニング等の付加サービスも受けられる。 |
サポートプラン:PREMIER | Azure以外にもMicrosoft製品全般の技術的サポートが受けられる。 重大な問題には15分以内に応答。 専任のテクニカルアカウントマネージャーが割り当てられる。 ユーザー環境に合わせたオンサイトサポート(アーキテクチャ(設計)レビュー、パフォーマンスチューニング、構成・実装支援など)も受けられる。 |
サイト間接続 | Azureの仮想ネットワークとオンプレミスのネットワークを接続すること。 |
ネットワークセキュリティグループ (NSG) | 仮想マシンの通信を制御する、ステートフルなパーソナルファイアウォール。 |
トラストセンター | Azureを含むMicrosoft社製品のセキュリティ、プライバシー、コンプライアンスの最新情報を提供するWebポータル。 |
ピアリング | 仮想ネットワーク同士を接続すること。 |
VPNデバイス | サイト間接続で、オンプレミスのネットワークに配置するVPN装置。 |
ローカルネットワークゲートウェイ | サイト間接続で接続されるオンプレミスネットワークのアドレス範囲やVPNデバイスのIPアドレスなどの情報を設定するAzureリソース。 |
RBAC (Role Based Access Control) | ARMの機能で、サブスクリプション、リソースグループ、リソースのそれぞれに対するアクセス権(閲覧、作成、削除など)をユーザーに割り当てられる。 |
4.あとがき
ありふれたテキストの紹介記事となってしまいましたが
最も効果のある学習方法だと感じています。
できる人はMicrosoft Azure Virtual Training Day: Azureの基礎の受講だけで合格できると思いますが、効果的な学習方法としては、有効なテキストを繰り返し学習するという点に尽きると感じました。