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LTO NETWORKの紹介とその応用。

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昨年から単なるAirdropを目当てにLTO NETWORKというブロックチェーンをフォローしていました。
しかし、調べてながら関わっていくうちに、興味が沸いてきました。
現在も勉強中ですが、SEやプログラマーに興味を持って頂いたらと思い、ここに書きます。
より詳しいのはLTO NETWORKのWebサイトもあるので、ご覧になってください。

LTO NETWORKの基本的な情報はこちらが参考になります。
https://alis.to/kenpo/articles/KBXGPwwxmPzQ

LTO NETWORK
LTO001.jpg

分散アプリケーション
組織は、中央システムを必要とせずに、ノードを介して分散アプリケーションに参加します。

LTO Network は分散型ワークフローを自動化するハイブリットネットワークプロジェクトであります。
https://cryptocurrency.theater/8400/

ハイブリッドブロックチェーンとは
プライベートブロックチェーンとパブリックチェーンの2種類で構成されています。

LTO NETWORKとリンクすることにより、より強力にデータなどを保護し様々なビジネスを展開することができます。
既存のビジネスアプリケーションをそのままブロックチェーンに統合できる設計になっているのです。

LTO NETWORKとリンクして現在、様々なアプリケーションが発表されています。

LTO NETWORK対応のアプリケーション
メールのオンライン著名 Proofi
Gmailなどのメールを著名・検証します。
これにより、なりすましのメールからユーザーを保護します。
lot38.jpg

私も登録してみましたが、登録する時には身分証明書(運転免許証やパスポート)が必要で、それらを登録して自分の顔をアプリ内臓のカメラ機能を使って撮影して認証が完了します。
現在はベータ∸版ですが、順次、他のメールクライアントにも対応する予定だそうです。

V-ID
あらゆるデーターを違法な操作から保護します。
契約書や見積書などメールで添付される書類は保護され、それが本物かどうか検証されます。
書類にはQRコードが印刷され、印刷した時にそれを読み込めばその種類が偽物か本物か分かるようになっています。
デモ
https://youtu.be/tGANNanUX3s

情報漏洩やウィルスや詐欺などは主にメールの添付ファイルを介して発生しています。
V-IDを利用する事で安全にシームレスに契約書や見積書なんどの重要書類の送受信を行うことができます。

SignRequest
契約書などを著名して送信が安全に送信できるソフトウェアです。
スムーズなプロセスで契約書に署名して送信することができます。
Googleドライブ、Gmail、Dropbox、Slack、Zapierなどのアプリに対応しています。

最近では、
fillthedocという
あらゆるドキュメントをテンプレを設定して情報を入力するだけで契約書が作成できるAPIが発表されています。デモも公開されています。
スクリプト化されたテンプレートです。
JaVa Scriptで作れており拡張ができます。
JSON REST APIを使用して外部Webサービスからデータを取得して、フォームまたはテンプレートで使用することが出来ます。
https://fillthedoc.com/
https://twitter.com/fillthedoc

Capptions
外出先、作業現場などで写真や動画などを報告書として記録し送信できます。
オフライン機能があり、フォームを完成させて記録することができます。
フィールドからの観察結果を簡単に報告できます。 タイムスタンプ、場所、優先度を追加することができます。
ある特定の目的のため、説明文、観察に基づいて、アクションを割り当てて受け取れます。
アクションは担当者や優先度、期限を設定できます。
作業や仕事で問題があった場合、このアプリを通じて助けを求めたり質問ができます。
スマートフォンだけではなくパソコンのアプリもあり、現場からの情報を管理できます。
capptions01.jpg

主な機能は
複数の質問タイプ!
日時スタンプ
写真、ビデオ、音声の記録
注釈
QRおよびNFCコード
電子署名
常に最新のドキュメントにアクセスできます。作業の進捗状況を確認できる機能もあるようです。
https://capptions.com/

canTrust
はQRコードにより芸術品などのアートを保護したり、製品管理などにも利用できます。
このQRコードはコピーすると情報が劣化されるので、不正を防止することができます。

その他にも
Microsoft Dynamics NAVやSAP、Salesforce、Oracleともリンクすることができます。
また、最近では、IBM の人口知能ワトソンとLTOネットワークのコラボレーションでオランダ地方検事事務所の刑事裁判
の法的な手続きの(軽罰などの)プロセスを簡略化しています。これにより
プロセスに関与するすべての関係者の管理上の負担を大幅に軽減して、より重要な刑事事件に時間を使う事ができるようになったそうです。

これらのアプリケーションを使ってどんなことができるか、考えてみました。
今回は、
Capptionsとfillthedocのアプリに注目してみます。

応用例1:ビルの設備メンテナンスにおける定期検査。
空調設備なら、インシデント登録などを行い、作業状況を撮影し検査前、作業中、作業終了後などの報告書を
レポートとして報告する。
これらの情報は品質管理機能や業務工程管理機能で自動化できる。
定期管理としてスケジュール管理などにも役立つことが可能。

応用例2
一般家庭におけるエアコン取付業務
エアコンを購入した顧客にfillthedocなどのアプリケーションを使用して契約する。
エアコン工事業者とエアコン店舗などもfillthedocを通じて契約する。
その契約書を元に工事業者は、作業を開始しCapptionsアプリを使用して工事前、作業中、作業後の状況を動画、画像を撮影し
レポートとして契約会社へ報告する。
すべて、スマートフォンを通じて行うためペーパーレス化が可能。

応用例3:ビルの受水槽清掃などの応用
ビルメンテナンスの中で、受水槽清掃などは法令に基づいて厳格に行う。
設備管理会社と清掃業者がfillthedocなどのアプリで契約する。
清掃業者が工事前の撮影、作業中、作業後の写真をとりCapptionsを使いレポートを作成して設備会社に報告する。
それらの情報はLTO NETWORKのNODEにリンクすることにより、情報は安全に保護される。

応用例4:サーバー構築やネットワークの構築・システムの障害復旧など
Capptionsを使い作業が出来るのでは。
モバイルPCなどを使いチェック項目を確認しながら、構築を行っていくがエラーなどの障害が発生した場合にそのエラー画像や障害データなどを送信して対応していく。
構築や運用保守などを行う時、エクセル表などのチェック表や設計書などを印刷して作業をするが、このアプリケーションを使用してPCやスマートフォンなどを使用してノーペーパーで作業ができるのでは。
進捗状況をCapptionsのダッシュボードを見ながら確認もできます。
大量の設計書や保守運用マニュアルなどを持たずに作業が可能ではないでしょうか。

V-IDやProofiなどを追加導入すれば、メールやメールの添付ファイルも保護されるため、安全な情報の共有ができます。
v-id.jpg
(デモ動画)
https://www.youtube.com/watch?v=tGANNanUX3s&feature=youtu.be

その他の応用
コロナウィルスなどの影響で自宅待機やテレワークを実施してる企業が増えています。
先に紹介したアプリケーションは、当に安全に業務を行うのに適したアプリケーションです。

特にEU内でビジネスを行う時、大きく立ちはだかるのはGDPRです。
GDPRとは
https://ja.wikipedia.org/wiki/EU%E4%B8%80%E8%88%AC%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E4%BF%9D%E8%AD%B7%E8%A6%8F%E5%89%87

EUは、GDPRという日本の個人情報保護法より厳しい法律が2018年5月25日に施行されました。
IPアドレスや個人と特定される画像も対象です。
日本にとっては大きな壁ですが、このLTO NETWORKはGDPR対応しています。
先程紹介した一連のアプリを使用して、GDPRに対応したシステムを構築することが出来ます。

先程紹介した、canTrustなどのQRコードを使用して輸出する日本製品を管理すれば、レプリカなどの不正にも対応ができます。
それらの製品をMicrosoft Dynamics NAVやSAP、Salesforce、Oracleなどでデータを管理しLTO NETWORKのNodeにリンクすることによって安全にシームレスに運用ができます。

lot45.jpg

最近ではこのLTO NETWORKとIBMの人工知能ワトソンを使っいパートナー企業のV-IDのセンサーを使用してIOTの信頼性が証明されています。IOTではセンサーから集めたデータの保護と安全性が課題だが、LTO NETWORKとリンクすることにより安全に運用が可能です。
次回はその編を書いていきます。

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