はじめに
予想外にも好評(?)だった「Githubのリポジトリ「TIL」を使って小さなアウトプットを習慣化する」で紹介した、TIL(Today I Learned)を試してみて1ヶ月経過したので、振り返ってみる。
アウトプットを振り返る
先に結論を言うと、1ヶ月、つまり30日連続アウトプットには至らなかったものの、効果は有ったと思うので、今後もTILを使ったアウトプットを継続していきたいと考えます。
この記事では、この1ヶ月を定量面と定性面の2つの観点で、順に振り返って行きます。
定量面
実績とContributions Calendarで振り返ってみる。
実績
日数 | 草を生やした日数 | コミット数 | アウトプット継続率 |
---|---|---|---|
30 | 20 | 114 | 66.6% |
この数字を良いと捉えるか悪いと捉えるかは個人差があると思いますが、個人的には1ヶ月のうちの半分以上は、アウトプットをしていたことになるので良かったかなと言う印象。
- 草を生やした日数=アウトプットした日数
- コミット数は自分のリポジトリに対してなので、特に数字に意味はありませんが一応。
Contributions Calendar

土日は必ずアウトプット出来ていたものの、平日は出来る日とそうでない日があったことが分かる。
追記(2019/5/6)
GW最終日時点での進捗。4月の月初を除き毎日継続できている。
Contribution数/dayは減少傾向にあるが、何か覚えたらTILに書くようにしている。
また、後で見返したり、新たな気付きなどがあれば都度内容を更新してブラッシュアップしている。
本記事にも書いてありますが、自作ライブラリとしてとても使いやすいのでおすすめです。

定性面
YWTという振り返りの手法を使って振り返ってみる。
Y:やったこと
1.Ruby入門書とドットインストールを1周した
TILを始めるタイミングで、興味のあったRubyを学ぼうと思い、まずは入門書(たのしいRuby)とドットインストール(Ruby入門)を1周しました。

2.学んだ内容をVisual Studio CodeにTILとしてまとめた
Visual Studio Codeを使って、プログラムを動かしながら、TILとしてまとめてGithubにpushしていました。

W:分かったこと
1.草を生やすことの功罪
Contributions Calendarに草が生えていく光景は嬉しく、日々の学習も捗るのでアウトプットは楽しいと思いました。副次的効果かもしれませんが、結果的にモチベーション維持に繋がっていたことは確かです。
一方で、草が生えていくことによる弊害もありました。それは、「草を生やすためにインプットしなければ」と言う感情に駆られてしまったことです(恒常的ではありません)。
草を生やす行為は決して目的では有りません。別の目的があり、アウトプットのツールとしてGithubを使う姿が本来あるべき姿で、草を優先してしまったことは反省点でも有ります。
2.後々読み返す時に役立つ
勉強する分野や内容ごとにディレクトリを作れるので、後から見返した時に見やすく、自作ライブラリとして使えることが分かりました。

3.知識が定着しやすい
これは書くことのほどでもないですが、インプット→アウトプットを繰り返すことで、知識が定着しやすいことが分かりました。
読み物を読むだけだと、数日後には忘れていることも多いですが、手を動かしてアウトプットを続けたことで、日が経っても覚えて居られたことが多かったです。
4.使い易い
筆者の場合、ローカルの使い慣れたエディタ(Visual Studio Code)で書いて、最後にpushするだけでした。
その為、使い易さという観点では、TILは使い難さを全く感じることはなく、ストレスなくアウトプット可能とであることが分かりました。
5.毎日アウトプットを続けることの難しさ
ここで言う難しさは、ネタが無いという意味での難しさでは無く、時間的余裕が無いという意味です。
冒頭にもある通り、この1ヶ月間、アウトプットを毎日続ける、つまりContributions Calendarに毎日草を生やすには至りませんでした。
繁忙期だったり夜は送別会などの飲み会で時間を確保できないことも有り、場合によっては日付が変わってから帰宅することもありました。とは言え、この手の問題は朝早起きすることで解決出来るのですが、何れにせよ睡魔に負けてしまった自分の意思の弱さがあったことは事実です。
T:次にやること
向こう1ヶ月のアクションプランとしては、以下を目標にしたいと思います。
- 低レイヤ技術を学習すること
- たとえ夜忙してくても、朝早起きしてインプット&アウトプットすること
- 但し、決して草を生やす為のアウトプットはしないこと
- Go言語をマスターすること
所感
この記事を書いてみて、TILの良さもそうですが、それ以上に振り返ることの重要性を認識したような気がします。
闇雲にただひたすら走るよりも、途中で自分の状況を振り返ることで、改善や更なる成長に繋げることが出来ると思うので、(Qiitaに書くかは別として)定期的に振り返りを行いたい思います。