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クラウド、IaaS、PaaS、SaaSがよく分からなったの今更だけど調べてみた


背景

Webサービス開発・リリースについて勉強していたところ、クラウド(IaaS PaaS SaaS)という言葉が出てきて躓いたので、調べて理解したことを備忘がてらにメモしておきます。


クラウドとは

クラウドは、「クラウド事業者が提供するコンピューター資源を保有せずに利用する仕組み」のことです。

ポイントは「コンピューター資源を保有せずに利用する」という部分です。


「コンピュター資源」とは

コンピューター資源は、ざっくりなイメージですが、コンピューターの構成要素だと思ってください。

このコンピューター資源ですが、物理的に触ることができるハードウェアと、無形で触ることのできないソフトウェアに分けることができます。

コンピューター資源
種類

ハードウェア
CPU、メモリ、ストレージ

ソフトウェア
OS、アプリケーション

ハードウェアには、コンピューターの処理を行うCPUや、データを一時的に記憶する為のメモリ、データを保管しておく為のストレージなどがあります。

これに対して、ソフトウェアはコンピューター上で動いているプログラムです。

ソフトウェアには、コンピューター全体を管理するオペレーティングシステム(OS)や、オペレーティングシステム上で特定の処理を行うアプリケーションがあります。


「保有せずに利用する」とは

クラウドではないコンピューティングの場合、PC上にあるコンピューター資源を使っていました。例えば、アプリケーションを使って画像編集したり、PCが持つストレージを使ってデータ保管する状態のことです。

これに対して、クラウドはクラウド事業者(Microsoft、Googleなど)のサーバーのコンピューター資源をサービスとして利用することが出来ます。例えば、使いたいソウトウェアをインターネット上で利用したり、保存したい写真・音楽もインターネット上に保管する状態のこと。

この状態のことを「保有せずに利用する」と言います。


要するに

クラウドとはインターネット上でサービスを利用することです。


クラウドサービスの種類

ここからは、もう少し専門的な話になります。クラウドが普及した今、クラウド事業者もユーザーのニーズに合わせてさまざまなクラウドのサービスを提供しています。

ここでは代表的な3つのクラウドサービスについてご紹介します。


  • IaaS - Infrastructure as a Service

  • PaaS - Platform as a Service

  • SaaS - Software as a Service

それぞについて簡単に説明していきます。


IaaS - Infrastructure as a Service

サーバー(インフラ)を提供するクラウドサービス。

例えば、AWS(Amazon Web Service)がこれにあたります。

IaaSを使えば、自前でIT環境を構築しなくても、ユーザーがアプリやサービスを自由に開発できるようになります。また、OSやミドルウェアなどの制限がない為、自由度の高いプラットフォームやアプリが作成できる点が特徴です。


PaaS - Platform as a Service

開発環境を提供するクラウドサービス。

例えば、DockerHerokuがこれにあたります。

IaaSがインフラの提供に対して、PaaSはミドルウェア(例:データーベース)も含めてプログラム開発の動作環境、実行環境まで提供している点が特徴です。


SaaS - Software as a Service

ソフトウェアを提供するクラウドサービス。

例えば、Google AppsSalesforceなんかがこれにあたります。

SaaSは一言で言うと、インターネットを通じて目的に応じたソフトウェアを使えるものです。IaaSとPaaSに比べ、基本的に自前で構築する部分は有りません。


それぞれ横並びにして見るとこんな感じ

IaaS
PaaS
SaaS

Ex.
AWS
Docker
Google Apps

Application
-
-

Middleware
-

OS


Hardware


Network


○が付いてない部分=自前で構築する必要がある部分になります。


Iaas、PaaS、SaaSの違いをもっとわかり易くイメージするには

こちらの記事が分かりやすかったので、そのまま使わせていただきます。

家に住むことを考えるとこんな感じです。

種類
イメージ

IaaS
家の設計からオーダーメイドで建てる賃貸住宅。

PaaS
家具はない賃貸住宅。必要に応じて住む人の使い勝手にあったものを借りたり、買い揃えたりする。

SaaS
家具付きの賃貸住宅。すぐに住むことができるがあつらえの家具がそろっている。


余談

最後に簡単ですが、クラウドサービスの規模感などについてinputしたので載せておきます。


クラウドサービスの市場規模(世界)

Gartner(アメリカの、IT分野の調査・助言を行う企業)の発表によれば、2017年の世界的な※パブリッククラウドサービスの売上高は1535億ドル(約16兆5000万円)。2018年には、前年比21.4%増の1864億ドル(約20兆円)に増える予測なんだとか。(もう2019年なので、予測に対して着地どうなったか気になりますね)

※業界・業種を問わず企業もしくは個人に向けてクラウドコンピューティング環境を提供しているオープンな形態。


クラウドサービスの勢力図(世界)

少し古いですが、2017年第4四半期の世界のクラウド市場のシェアです。

1位はAmazonで圧倒的なシェアを誇っています。2位のMicrosoftにダブルスコア以上の差を付けてます。



出所:Synergy Research 

以下の図からも、Google、Microsoftといった超有名IT企業を差し置いて、クラウド市場に置いてAmazonが圧倒的優位に立っていることが分かります。



出所:Gartner’s IaaS Magic Quadrant


Amazonのドル箱:AWS

ちなみに、Amazonの18年第2四半期の決算情報によると、リテール事業の売上は470億ドル弱、純利益は13億ドル。一方のAWSは売上61億ドル、純利益は20億ドルと本業よりも稼いでます。つまり、AWSはAmazonのドル箱ビジネスとなっています。



出所:Techlunch


クラウドサービスの普及率(日本)

総務省の調査によると、2018年にクラウドサービスを利用している企業の割合が遂に5割越えしたそうです。これが意味するところは、日本でもクラウドサービスが着実に普及し始めているということだと思います。



出所:総務省