#はじめに
Laravel導入目的で、HombrewでComposerをインストールする際に調べた、Composerの概要と導入手順を簡単にまとめました。
###環境
Mac OS Mojave Version 10.14
Homebrew 1.8.6
#Composerとは
Composer(コンポーザー)は、PHPの開発で使用するライブラリやパッケージを管理する為のツールです。
Composerは作曲者という意味ですが、ロゴは指揮者のアイコンになっています。
以前、Composerの開発者であるJordi Boggiano氏が日本に来日した際に、このように答えています。
Q: composerの単語の意味は作曲者なのに、何故ロゴは指揮者なのか?
A: さほど深い理由はないけど、Google画像検索で調べても、割と指揮者が出てくるし、まあいいんじゃないの。
とのこと。すみません、余談でした。
#Composerの利点
Composerの利点について調べてみた。
前提としてライブラリを理解しておくとイメージが掴み易いです。
###1. ライブラリの管理が楽になる
Composerが無い環境では、必要なライブラリを公式サイトにアクセスして、zipファイルをダウンロードしてインストールする必要があります。
この場合、何が問題かと言うと、ダウンロードしたライブラリのバージョンを管理する必要があります。
Composerを利用することで、統一のバージョンでライブラリを利用できるのと、バージョン情報を外部ファイルで管理する必要が無いので楽です。
###2. インストールが楽になる
Composerは、ライブラリのバージョンを指定してダウンロード&インストールまでを行ってくれるため、コマンド1つでダウンロードからインストールまでをノンストップで行うことができます。
###3. 依存関係の管理が楽になる
例えば、通常は「ライブラリAを使う」といった時、「動かすには別のライブラリBとCが必要」です。
こういった場合、通常はライブラリAとBとC、それぞれ個別にダウンロードしてインストールする必要がありますが、Composerを使うと、「ライブラリAに依存する必要なライブラリBとC」は自動でダウンロードしてインストールしてくれます。
#Composerの必要性
###で、結局なぜLaravelにComposerが必要なの?
これ、一番重要だと思います。
まず、そもそもLaravelのインストールにはComposerがインストールされていることが前提となっています。
次に、Laravelを使うには、Taylor氏以外の方が作ったライブラリも必要になる様です。
これを1つ1つダウンロードして、バージョン管理するのは大変な作業ですよね・・・。
でもComposerを使えば、これらの問題を全て解消してくれます。
#導入手順
予備知識として、Composerについてざっくり理解したところで、早速導入して行きましょう。
導入は2ステップあれば完了するので、超簡単です。
##1. Composerのインストール
HomebrewでComposerをインストールします。
$ brew install composer
##2. インストール確認
composer -V
を入力し、バージョン情報が表示されれば、Composerのインストールは完了です。
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Composer version 1.8.0 2018-12-03 10:31:16
#まとめ
- 結局Laravelを使おうが使わまいが、PHP開発においてComposerは重要なツールと理解しました。
- 従って、Composerを理解することが肝要。 (間違っていたらご指摘下さい・・・)
- Composerの使い方についても勉強したら、記事にまとめてみようと思います。