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Oracle Cloud Infrastructure #2Advent Calendar 2020

Day 20

[Oracle Cloud] OCIの課金情報を ADWで可視化する

Last updated at Posted at 2020-12-20

OCIの課金情報をUsage2ADWで可視化する

クラウドの課金管理は重要です、課金状態を可視化したいニーズは高いので、ここではUsage2ADWというコストを可視化するツールを使ってコストを可視化してみます。

設定手順

Usage2ADWはマーケットプレイスにあります。

OCIコンソール > マーケットプレイス > アプリケーション

と移動して cost で検索すると

OCI Cost Governance and Performance Monitoring Solution

Usage2ADW Usage and Cost Reports to Autonomous Database with APEX Reporting

の2種類が見えますが、今回は後者の Usage2ADWを使ってみます。

image-20201220143410298.png

Usage2ADW > スタックの起動

同意のチェックボックスをチェックして、「スタックの起動」を押します。
また、動作Regionはこの画像ではFrankfurtになっていますが、そのアカウントのHome Regionで起動させる必要があります、複数のRegionが使えるようになっている場合は、注意しましょう。
このアカウントのHome RegionはFrankfrutです。
image-20201126154116548.png

スタックの作成

この部分では、特に変更不要、「次」へ

image-20201126154305635.png

変数の構成

※ 新規環境での構築での想定で

STACK COMPARTMENT : (デプロイ先、任意)

IDENTITY OPTIONS : New IAM Dynamic Group and Policy will be created

NETWORKING OPTIONS : New networking components will be created

NETWORK PREFIX NAME : (任意)

VIRTUAL NETWORK CIDR : 10.0.0.0/16

APPLICATION SUBNET CIDR : 10.0.1.0/24

AUTONOMOUS DATABASE NAME : (任意)

DB_PASSWORD : (databaseのパスワード形式、記号なし12桁以上で)

DATABASE LICENSE : LICENSE_INCLUDED か BRING_YOUR_OWN_LICENSE

AVAILABILITY DOMAIN : (任意)

INSTANCE NAME : (任意)

COMPUTE SHAPE : VM.Standard2.1

SSH PUBLIC KEY : (セットする)

EXTRACT ISAGE FROM DATE : 2020-08 (分析開始したい年月を入力)

「次」

image-20201126154914083.png

確認

「作成」で起動

image-20201126155208086.png

起動

インスタンスが立ち上がるので 「使用手順の表示」 をクリックして参考リンクを選んで"Installation Guide"のPDFをダウンロードして、後々の参考にします。

またコンソールの下の方にログが表示されており、その中に、

ADWC_Service_Console_URL = (省略)

APEX_Admin_Workspace_URL = (省略)

APEX_Application_Login_URL = (省略)

と表示されているので、控えておきます。

ここで実際のアプリケーションの画面に行くには

APEX_Application_Login_URL を選択してloginします

image-20201126155548429.png

Login

Loginするには、構成時に入力したパスワードを使います

image-20201220164629752.png

アプリケーションへの接続

するとOCI Usage and Cost Report のアプリケーションに接続できます。

image-20201220164727036.png

Current State タブに移動すると現在の使用量が Region毎で表示できます。

これ以外にも、 "Usage Over Time" "Cost Analysis" など、多様な角度でコスト分析できます。

image-20201220171038851.png

まとめ

  • コスト分析が日ごとでできるので、開発などのコスト変動が大きいプロジェクトでは有用かもしれません。
    • このツール自体は無料、しかしコスト最適化のためにADWを立てて動かすことに幾分の本末転倒な感はあります。
    • このサービスは社員が個人的に開発したオープンソースで、製品サポートはないので、実業務に使用する場合は注意が要ります。
    • Always freeでも動作可能なサービス構成です、コスト分析のためのツールなので、そこで動かしてもあまりメリットはありませんが、動かすことはできます。

Links

コードは下記で公開されています、APEXとADWを使っています。

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