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【Laravel】ログインした後、固定ページに飛ばさずにログインボタンを押した画面に戻りたい。

Last updated at Posted at 2017-07-28

ことの発端(ほったん)

色々な仕事があるわけで… (^^;
通常の管理画面とか必ず認証が必要なサイトであれば、

  1. 最初にログイン画面を出す。
  2. ログイン処理を行う。
  3. トップページに遷移する。

でいいですが、こんな仕様もあったりします。

  1. ゲスト(未ログイン)でもサイトを参照できる
  2. 各ページの右上とかにログインボタンがある。
  3. 好きな時にログインボタンからログインできるが、ログイン後はボタンを押したページに戻りたい。
  4. 認証が必要なページに行った場合は自動的にログイン画面になり、ログイン後は目的のページに遷移したい。
  5. ログインすると、各画面でユーザ情報が参照できる。

とりあえず、1 と 5 は作りの問題。4 は laravel の機能でできますが、
3 は、標準機能で、そのまま実装すると / に戻ってしまいます。

いろいろ解説

LoginController 解析

make:auth で作られる app\Http\Controller\Auth\LoginController.php はほぼ空っぽで
中味は、フレームワークの Illuminate\Foundation\Auth\AuthenticatesUsers で実装されています。

AuthenticatesUsers を見てみると
ログインできた後は redirect()->intended($this->redirectPath()); を呼んでいます。

これは、認証フィルターでキャッチされる前にアクセスしたURLへリダイレクトさせる処理です。
このため、上の「こんな仕様」の4番は、ログイン後に目的のページにリダイレクトできるのです。

intended 解析

intended は「意図された」という意味ですが、機能は以下です。

  • セッションの 'url.intended' に値が設定されていたらそこにリダイレクトする。
  • 値が設定されていなかったら '/' にリダイレクトする。

今回の問題と対策

認証フィルターはキャッチ前に 'url.intended' に参照元URLを設定しているわけですが、
ログイン画面が直接呼ばれた場合は、その値が設定されないため '/' 画面に固定で遷移してしまうわけです。
であれば、ログイン画面に遷移した際に 'url.intended' を設定してやれば認証フィルターでキャッチされたと同様の流れになるはずです。

実装

ログインフォームを表示する showLoginForm メソッドを LoginController.php にオーバーライドします。
直前画面を 'url.intended' セッションに設定します。
これで認証フィルターと同じ流れになるはずです。

LoginController.php

    /**
     * Show the application's login form.
     *
     * @return \Illuminate\Http\Response
     */
    public function showLoginForm()
    {
        // ここから
        if (array_key_exists('HTTP_REFERER', $_SERVER)) {
            $path = parse_url($_SERVER['HTTP_REFERER']); // URLを分解
            if (array_key_exists('host', $path)) {
                if ($path['host'] == $_SERVER['HTTP_HOST']) { // ホスト部分が自ホストと同じ
                    session(['url.intended' => $_SERVER['HTTP_REFERER']]);
                }
            }
        }
        // ここまで追加
        return view('auth.login');
    }

これで、どの画面でログインボタンを押しても、元の画面に戻れるようになりました。

- 目次 -

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