● はお薦め or 必須、▲ は場合によって。
基本は Microsoft Store(以下ストア)と winget を使って入れていく。
ちなみに、ストアでインストールされるものと winget でインストールされるのは異なる場合があるので注意。
PS> winget search gimp
名前 ID バージョン 一致 ソース
-----------------------------------------------------------
GIMP XPDM27W10192Q0 Unknown msstore ← ストアでインストールされる。
GIMP GIMP.GIMP 2.10.32 winget ← winget でインストールされる。
ストアで入れると、\Program Files\WindowsApps という隠しフォルダーの下にインストールされるが、
実体がどこに入ったのかを見つけるのがかなり難しい。
ソースが winget からインストールすると、スタートメニューから「ファイルの場所を開く」が選択できるので
実体を見つけるのが簡単になる。
ユーティリティ
● winget(入っているかも)
winget は、Windows 10/11 上で、アプリケーションを管理できる Microsoft社謹製のパッケージマネージャー。
Windows 11 と最新バージョンの Windows 10 には標準でバンドル(インストール)されているので、
特にインストールする必要はない。
コマンドラインから winget と入力して見つからない場合は、
最新バージョンにアップデートするか ストア から「アプリ インストーラー」としてインストールする。
名前は違うが「アプリ インストーラー」で winget がインストールされる。
PS> winget
Windows パッケージ マネージャー v1.2.11601
Copyright (c) Microsoft Corporation. All rights reserved.
WinGet コマンド ライン ユーティリティを使用すると、コマンド ラインからアプリケーションやその他のパッケージをインストールできます。
使用状況: winget [<コマンド>] [<オプション>]
使用できるコマンドは次のとおりです:
install 指定されたパッケージをインストール
show パッケージに関する情報を表示します
source パッケージのソースの管理
search アプリの基本情報を見つけて表示
list インストール済みパッケージを表示する
upgrade 指定されたパッケージをアップグレードします
uninstall 指定されたパッケージをアンインストール
hash インストーラー ファイルをハッシュするヘルパー
validate マニフェスト ファイルを検証
settings 設定を開くか、管理者設定を設定する
features 試験的な機能の状態を表示
export インストールされているパッケージのリストをエクスポート
import ファイル中のすべてのパッケージをインストール
特定のコマンドの詳細については、そのコマンドにヘルプ引数を渡します。 [-?]
次のオプションを使用できます。
-v,--version ツールのバージョンを表示
--info ツールの一般情報を表示
詳細については、次を参照してください。 https://aka.ms/winget-command-help
● Java
Jdk または OpenJDK を入れる。winget で openjdk で search すると候補は沢山表示されるが、
とりあえず使えそうなのは以下かな?
名前 ID バージョン 一致 ソース
---------------------------------------------------------------------------------------------------------
Java SE Development Kit 18 Oracle.JDK.18 18.0.2.0 Tag: openjdk winget ← Oracle純正
Java SE Development Kit 17 Oracle.JDK.17 17.0.4.0 Tag: openjdk winget
Microsoft Build of OpenJDK with Hotspot 17 Microsoft.OpenJDK.17 17.0.3.7 Tag: openjdk winget ← Microsoft謹製
Microsoft Build of OpenJDK with Hotspot 16 Microsoft.OpenJDK.16 16.0.2.7 Tag: openjdk winget
Microsoft Build of OpenJDK with Hotspot 11 Microsoft.OpenJDK.11 11.0.15.10 Tag: openjdk winget
親和性は高いだろうから Microsoft 制をインストール。
PS> winget install --id Microsoft.OpenJDK.17
ターミナルを再起動(追加されたパスを有効にする)してバージョンの確認
PS> java --version
openjdk 17.0.3 2022-04-19 LTS
OpenJDK Runtime Environment Microsoft-32931 (build 17.0.3+7-LTS)
OpenJDK 64-Bit Server VM Microsoft-32931 (build 17.0.3+7-LTS, mixed mode, sharing)
● VisualStudio Code
軽量コードエディタ。WindowsでもMacでも使える。
Microsoft の VisualStudio のエディタ部分だけパッケージングしたもの。
プラグインで色々な機能を追加できる。
PS> winget install "Microsoft Visual Studio Code"
ストアから「Visual Studio Code」をインストールしても良い。
▲ NVM for Windows
複数バージョンの node を使いたいなら、Node.js のバージョン管理ツール NVM を入れる。
複数のバージョンをインストールしたり、切り替えたりできる。
(Mac には nodebrew をインストールしたが、nvm もあるので、そちらを入れた方が覚えるのが半分で済んだかも。)
PS> winget install "NVM for Windows"
ターミナルを再起動すると nvm が使用可能になる。インストール可能なバージョンの一覧を見るには、
PS> nvm list available
| CURRENT | LTS | OLD STABLE | OLD UNSTABLE |
|--------------|--------------|--------------|--------------|
| 18.7.0 | 16.16.0 | 0.12.18 | 0.11.16 |
:
| 17.2.0 | 14.17.5 | 0.10.48 | 0.9.10 |
This is a partial list. For a complete list, visit https://nodejs.org/en/download/releases
これは部分的なリストで、完全なリストはココ。完全なリストにあればインストール可能。
18.7.0 をインストールするには
PS> nvm install 18.7.0
インストールしたものをカレントに設定しようとするとエラーになる。
PS> nvm use 18.7.0
exit status 1: �A�N�Z�X�����ۂ����܂����B
これはリンクの作成先がデフォルトでは Program Files に作成されるので管理者権限がないと変更できないため。
なので、管理者権限で PowerShell を立ち上げる。-verb runas が管理者として実行するオプション。
PS> Start-Process powershell -verb runas ← 既存の Powershell を実行する場合はこちらを使う。
PS> Start-Process pwsh -verb runas ← 新たに適用した Powershell 7 を使う場合はこちらを実行。
実行すると別ウィンドウが開くので、そちら側でコマンドを実行する。
PS> nvm list
18.7.0
PS> nvm use 18.7.0
Now using node v18.7.0 (64-bit)
PS> node --version
v18.7.0
PS> npm --version
8.15.0
▲ Git
ソース管理を Git で行っているなら必須。
PS> winget install --id Git.Git
● 7-zip
圧縮/解凍ソフト。.rar などの形式にも対応している。
PS> winget install 7zip.7zip
ネットワーク
● Chrome
ブラウザ。でも、Edge も中味は Chrome なので入れなくても良いかも。
開発者は動作確認のため入れた方が良い?
PS> winget install --id Google.Chrome
▲ Zoom
Web会議アプリ。シェアは多いので、仕事で使っているなら入れておいた方が良い。
PS> winget install --id Zoom.Zoom
ストアから「Zoom Cloud Meetings」をインストールしても良い。
▲ xampp(Apache + MariaDB + PHP + Perl)
WordPress のプラグイン開発など、手っ取り早く Webサーバーの環境を整えたいならこれを入れる。
PS> winget search xampp
名前 ID バージョン ソース
----------------------------------------------------
XAMPP 8.1 ApacheFriends.Xampp.8.1 8.1.6-0 winget
XAMPP 7.4 ApacheFriends.Xampp.7.4 7.4.29-1 winget
XAMPP 8.0 ApacheFriends.Xampp.8.0 8.0.19-0 winget
新しいのを入れておけば間違いないと思う。
PS> winget install "XAMPP 8.1"
ただし、DB がマリアなんだよなぁ
▲ FileZilla
ローカルとリモートのディレクトリやファイルの一覧を並べて表示して、
ドラッグ&ドロップでコピーや移動ができるFTPクライアント。
自分でWebサーバを持ってて、コンテンツアップロードを頻繁にするならあった方が良い。
PS> winget install "FileZilla Client"
メディア
▲ Gimp
画像編集ソフト。絵とか画像を扱う人なら要れた方が良い。
お金が有り余っている人は Adobe社製品を使ってね。
PS> winget install --id GIMP.GIMP
ストアから「GIMP」をインストールしても良い。
DB
▲ mysql
何かと使うデータベースなので、開発等で必要ならば入れておく。
インストール
PS> winget install --id Oracle.MySQL
インストールすると「MySQL Installer - Community」がメニューに追加されるので、
それを起動してインストールしていく。
Microsoft Windows に MySQL をインストールする(公式)
MySQL Workbench(DB管理ツール)
上のインストーラーで標準でインストールされるので、GUI形式のDB管理は、これを使えば良さそう。
mysql(クライアントツール)
C:\Program Files\MySQL\MySQL Server 8.0\bin\mysql.exe にインストールされるが、残念ながらパスは通っていない。
メニューに作成される「MySQL 8.0 Command Line Client」または「MySQL 8.0 Command Line Client - Unicode」から使う。
その他
新機能と改善のために最新の PowerShell をインストールしてください!
標準のターミナルを実行すると、以下の様なメッセージが表示される。確認すると Version は 5。最新は 7。
Windows PowerShell
Copyright (C) Microsoft Corporation. All rights reserved.
新機能と改善のために最新の PowerShell をインストールしてください!https://aka.ms/PSWindows
PS> $PSVersionTable
Name Value
---- -----
PSVersion 5.1.22000.832
PSEdition Desktop
PSCompatibleVersions {1.0, 2.0, 3.0, 4.0...}
BuildVersion 10.0.22000.832
CLRVersion 4.0.30319.42000
WSManStackVersion 3.0
PSRemotingProtocolVersion 2.3
SerializationVersion 1.1.0.1
「新機能と改善のために最新の PowerShell をインストールしてください!https://aka.ms/PSWindows 」
と出るが、インストール方法の選択肢が沢山ありすぎる。
バージョン管理ができないのは問題なので、msi や zip からのインストールは捨てて
ストアから入れるのが一番楽なのだが、制限事項が適用されるらしい。
次善の策として winget でインストールする。
PS> winget install --id Microsoft.Powershell --source winget
モノは c:\ProgramFiles\PowerShell\7\ 以下にインストールされる。
もちろん、Windowsメニューにも PowerShell 7 が追加されるが、
Windowのターミナルからも呼び出したい場合、
設定を開いて、既定のプロファイルを 追加した PowerShell のプロファイルに変更すればOK。
環境変数の再読み込み
アプリをインストールするとパスが変更されるので、ターミナルを再起動せず、それを再読み込みする方法。
パス以外の環境変数が追加された場合はターミナルの再起動してね。
# 以下の行を実行する。
PS> $env:Path = [System.Environment]::GetEnvironmentVariable("Path","Machine") + ";" + [System.Environment]::GetEnvironmentVariable("Path","User")
# 再設定されたか確認。
PS> $env:PATH