前回のおさらい
- とりあえず何かしら、作りたくて画面作りに手を出し始めることにしました
- 画面遷移図的にログイン画面から作った方がよさそう
- そのための環境構築をまず始めようかと
というのが今回の主旨です
環境構築
どういう開発環境にするか…ですが
PC変える毎に1から環境構築をやり直しはしたくないなぁ…
なんか良い方法ないですかね
とAI君に聞いてみよう
環境構築で、PCを変える毎に環境構築の手間が少ない良い方法は無いか
生成AI(Grok3)の出力です
建設業向けクラウドBIツール:PC変更時の手間を最小限にするWindows開発環境構築
建設業の実行予算、工程管理、原価入力に基づくクラウドBIツールのフロントエンド(React.js + Material-UI + Chart.js)を、Windows PCで開発する環境構築手順をリスト化します。PC変更時の再セットアップの手間を最小限にするため、GitHubでプロジェクト管理とバージョン管理を行い、nvm-windowsでNode.jsバージョンを統一、OneDriveで設定を同期、ポータブルツールを活用。初回構築は1~2時間、再セットアップは15分以内で完了します。
1. 環境構築手順(初回)
以下の手順で、Windows環境を構築し、PC変更時の再セットアップを効率化します。
1.1 ポータブルツールのセットアップ
-
Git(ポータブル版):
-
PortableGitをダウンロード(例:
PortableGit-2.41.0-64-bit.7z.exe
)。 - USBドライブ(例:
D:\PortableGit
)またはOneDriveフォルダに展開。 - 環境変数
PATH
にD:\PortableGit\bin
を追加(手動またはスクリプトで)。 - 確認:
git --version
(例: git version 2.41.0)。
-
PortableGitをダウンロード(例:
-
Node.js(nvm-windowsポータブル):
- nvm-windowsのZIP版をダウンロード。
- OneDriveフォルダ(例:
C:\Users\<User>\OneDrive\nvm
)に展開。 - インストールスクリプト実行:
nvm install 18 nvm use 18
-
.nvmrc
でバージョン固定(後述)。 - 確認:
node -v
(例: v18.16.0)、npm -v
(例: v9.5.0)。
-
VS Code(ポータブルモード):
- VS Codeポータブル版をダウンロード。
- OneDriveフォルダ(例:
C:\Users\<User>\OneDrive\VSCode
)に展開。 - 初回起動で
data
フォルダが作成され、設定や拡張機能が保存。 - 推奨拡張機能:
code --install-extension dbaeumer.vscode-eslint code --install-extension esbenp.prettier-vscode code --install-extension dsznajder.es7-react-js-snippets
1.2 GitHubリポジトリの作成とプロジェクト管理
- GitHubでリポジトリを作成(例:
construction-bi-tool
)。 -
プロジェクト管理:
- GitHub Projectsを有効化(「Projects」タブでボード作成)。
- タスク例: 「ログイン画面」「工事入力フォーム」「予算対実績グラフ」。
- ローカルでリポジトリをクローン:
git clone https://github.com/<username>/construction-bi-tool.git cd construction-bi-tool
*'``・* 。
| `*。
,。∩ * もうどうにでもな~れ
+ (´・ω・`) *。+
`*。 ヽ、 つ *゚*
`・+。*・' ゚⊃ +゚
☆ ∪~ 。*゚
`・+。*・ ゚..
これ、毎回思うのですが生成AI君の出す文章の要約が最初に欲しいですね
次回プロンプトに追加してみようかな…
一生懸命読んでみると
- プロジェクト、バージョン管理はGitHub
- 開発環境はOneDriveのような環境に入れ込んでそれぞれのPCで起動
- ソースとかはGitHubでClone/Pushにて同期、環境はOneDriveと同期させて使用
ってとこですかね?
一応mermaid表記でも出力されていたので、表示させると下記のような図になります
環境構築開始
とりあえず
- GitHubアカウント作成 → リポジトリ作成
- OneDriveアカウント作成 → PCでOneDriveへログイン
が必要なので、それぞれアカウント作成~各種設定まで終わらせました
※アカウント作成、リポジトリ作成、OneDriveへのログインについては
ポチポチやるだけなので割愛
とりあえず、ユーザーフォルダにOneDriveのフォルダが作成されたので
ここで環境構築していきたいと思います。
Gitポータブル版の取得と設定
PortableGitにアクセスし
~省略~
Portable ("thumbdrive edition")
Git for Windows/x64 Portable.
Git for Windows/ARM64 Portable.
~省略~
となっていたので、x64版をダウンロードしました
携帯とかでは開発しないと思うのでARMじゃなくていいかなーと
ダウンロードしたものを実行し、さっきログインしたOneDriveパスへ解凍
んで、環境変数PATHにbinフォルダを追加してあげる必要があるので
それを自動追加できるようにバッチファイルで作成
バッチファイルは生成AIにて作成しました
@echo off
setlocal EnableDelayedExpansion
:: ユーザー名を動的に取得
set "USER_PROFILE=%USERPROFILE%"
set "ONEDRIVE_PATH=%USER_PROFILE%\OneDrive\PortableGit\bin"
:: PortableGitのパスが存在するか確認
if not exist "%ONEDRIVE_PATH%" (
echo エラー: %ONEDRIVE_PATH% が見つかりません。PortableGitをOneDriveに配置してください。
pause
exit /b 1
)
:: 現在のPATHを取得
set "CURRENT_PATH=%PATH%"
:: PATHにPortableGitが含まれているか確認
echo %CURRENT_PATH% | find /i "%ONEDRIVE_PATH%" >nul
if %ERRORLEVEL% == 0 (
echo PortableGitは既にPATHに含まれています。
pause
exit /b 0
)
:: システム環境変数PATHに追加
setx PATH "%CURRENT_PATH%;%ONEDRIVE_PATH%" /M
:: 成功確認
if %ERRORLEVEL% == 0 (
echo PortableGit (%ONEDRIVE_PATH%) を環境変数PATHに追加しました。
echo 新しいコマンドプロンプトを開いて、git --version を実行して確認してください。
) else (
echo エラー: PATHの追加に失敗しました。管理者権限で実行してください。
)
pause
exit /b 0
テキストに保存し、拡張子を変えてあげて
OneDrive上に保存。PC変えても、OneDriveと同期とってバッチファイルさえ叩けば
とりあえずGitは動かせるようになりました
GitHub リポジトリ作成~cloneまで
GitHub上にリポジトリを作っておきます
「Repositories」タブ から 「New」ボタンを押し
- Repository name
- Description
- public/private 個人ならprivateでいいかも
などを入力、選択し作成します
今回は何となく「cbit」という名前で作成しました
上記までやった後に、管理者権限でコマンドプロンプトを起動しコマンドを実行します
※先にローカルにprojectフォルダを作成しそこまで移動しています
git clone https://github.com/<UserName>/cbit.git
※UserNameはGitHubで作成したアカウント名が入る
コマンドが正常終了するとprojectフォルダ内に
「cbit」フォルダが出来て、中に「.git」フォルダが出来ます
ここまでできれば、一旦OKです
nvm、node.js 環境作成
nvm (Node Version Manager) のインストール
次に、nvmに取り掛かります
AI君が貼ってくれてたGitへのリンクだと、どこのページでダウンロードしたらよいか
わからなかったので、再度ググり直して下記のページが出てきました
上記ページのv1.1.12の所のAssetをクリックし
(私の環境だと、最新版ではインストールがうまく行かなかったため1.1.12で実施)
「nvm-noinstall.zip」をダウンロードして
OneDrive上にnvmのフォルダを作成し、中に解凍
そして、環境変数(PATH)への追加とnvmのSettings.txtが必要な為
そのバッチファイルも作ってもらいました
@echo off
setlocal EnableDelayedExpansion
:: コードページをUTF-8に設定(文字化け防止)
chcp 65001 >nul
:: 動的にユーザー名を取得
set "NVM_ROOT=%USERPROFILE%\OneDrive\nvm"
set "NVM_NODEJS=%USERPROFILE%\OneDrive\nvm\nodejs"
:: nvmディレクトリ存在確認
if not exist "%NVM_ROOT%" (
echo エラー: %NVM_ROOT% が見つかりません。nvm-windowsをOneDriveに配置してください。
pause
exit /b 1
)
:: settings.txtが存在するか確認
if exist "%NVM_ROOT%\settings.txt" (
echo settings.txtが既に存在します。上書きしますか? [Y/N]
set /p OVERWRITE=
if /i "!OVERWRITE!"=="N" (
echo 処理を中止しました。
pause
exit /b 0
)
)
:: settings.txtを生成(Shift-JISで保存)
(
echo root: %NVM_ROOT%
echo path: %NVM_NODEJS%
echo arch: 64
echo proxy: none
) > "%NVM_ROOT%\settings.txt"
:: 環境変数の設定
setx NVM_HOME "%NVM_ROOT%" /M
setx NVM_SYMLINK "%NVM_NODEJS%" /M
:: PATHにnvm-windowsを追加
set "CURRENT_PATH=%PATH%"
echo %CURRENT_PATH% | find /i "%NVM_ROOT%" >nul
if %ERRORLEVEL% neq 0 (
setx PATH "%CURRENT_PATH%;%NVM_ROOT%;%NVM_NODEJS%" /M
echo nvm-windowsをPATHに追加しました。
) else (
echo nvm-windowsは既にPATHに含まれています。
)
:: 確認
if %ERRORLEVEL% == 0 (
echo nvm-windowsの設定が完了しました。新しいコマンドプロンプトで以下を確認してください:
echo nvm version
) else (
echo エラー: 設定に失敗しました。管理者権限で実行してください。
)
pause
exit /b 0
これも同様に作成し、管理者権限で実行
無事、Settings.txt も作成できました。
この後、nvmを実際にインストールするために下記コマンドを管理者権限で実行
>nvm install
~~successfully. と表示されればOK
>nvm ls
18.20.8 と表示されればOK
>nvm use 18.20.8
Now using node v18.20.8 (64-bit) と表示されればOK
nvmはこれでインストール完了
Node.js(npm) インストール
npm は各プロジェクトフォルダ内でインストール、実行するため
Reactプロジェクトを先に作成します
まずは、Reactのプロジェクトを作成するためにコマンドを叩いていきます
プロジェクトを作るフォルダの配下まで移動して…
※今回は.\test 配下で実施してます
> npx create-react-app cbit
そしたら、cbitという名のプロジェクトフォルダが作られ
その中に
が作成されます。
その上で、Node.jsのインストール、実行時のバージョンを固定するために
package.jsonの修正と.nvmrcを作成します
package.json
{
"name": "cbit",
"version": "1.0.0",
"main": "index.js",
"scripts": {
"start": "react-scripts start",
"build": "react-scripts build",
"test": "react-scripts test",
"eject": "react-scripts eject"
},
"dependencies": {
"@emotion/react": "^11.10.0",
"@emotion/styled": "^11.10.0",
"@mui/material": "^5.11.0",
"chart.js": "^4.2.0",
"firebase": "^12.0.0",
"react": "^18.2.0",
"react-chartjs-2": "^5.2.0",
"react-dom": "^18.2.0",
"react-router-dom": "^6.26.1",
"react-scripts": "^5.0.1"
},
"browserslist": {
"production": [
">0.2%",
"not dead",
"not op_mini all"
],
"development": [
"last 1 chrome version",
"last 1 firefox version",
"last 1 safari version"
]
}
}
.nvmrc ※cbitフォルダ配下で実行
管理者権限でコマンドプロンプトを実行し、下記コマンドを実行
echo 18.20.8 > .nvmrc
そして、node.jsのインストールへ
コマンドプロンプトを管理者権限で立ち上げ
>npm install
Errorとか出てなければとりあえずOK
gitとnpmの設定関しては、ローカルのフォルダを使用している為
PCが変わるごとに、環境を再度作る場合はすべて実行が必要ですね
最後に構造と理解だけまとめます
OneDrive保存 (OneDriveで同期とるもの)
- PortableGit
- VSCode
- nvm
- 環境設定用のバッチファイル類
GitHub保存 (Git上で管理するもの)
- Reactプロジェクト
- .envファイル
- .nvmrcファイル
- package.jsonファイル …あたり?
どちらでも管理しない(各環境毎に作ったり、取り直したりするもの)
- Node.js や 依存ライブラリ
ただインストーラー探したり、バージョン合わせたりしなくて良いし
バッチファイル3個叩いて、nvmからNodejsやnpmをインストールしたりするだけで
環境構築できるのはすごく楽そうですね
後、VSCodeのポータブル版の導入があるのですが
次の記事で他の処理と一緒に実施したいと思います