読んだ本
- カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで
- 著者:市谷 聡啓、新井 剛
- 初版発行:2018年2月7日
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この本を選んだ理由
- アジャイルを勉強中なので
- 読みやすいと上司に勧められたから
学んだこと、気づいたこと
- 以前アジャイルの本を読んだときは「スクラムマスター」がよく分からなかったけど、今回この本を読んで、山岳ガイドさんみたいなもの?と置き換えたら少しハラオチした。
登山チームと一緒に山を登りつつ、「いい登山体験をするには」のノウハウを知っていて必要なタイミングで教えてくれてる人、という理解で近いんじゃないだろうか。 - 同じく「プロダクトオーナー」もよく分からなかったけど、「要件を定義する人」って考えたら少し理解できた気がする。
- スクラムチームのメンバーには「スクラムマスター」「開発チーム」「プロダクトオーナー」と役割がある、という説明を読んだことがあるけど、実際には1人2役だったり、いなかったり、複数人で1役のケースもあって、現場ごとの状況によって変わる(変えられる)のだと分かった。
雑感
- 全27話の物語で、とても読みやすかった。
- 各話についている解説も含めて1話 15分~20分くらいで読めて、話の続きが気になるので、毎日読書を続けられた。1日1~2話ずつしか読み進められなくて、1冊に2週間近くかかったけど、毎日継続できた。
- 自分にはアジャイルの経験はないけど、アジャイル開発を疑似的に経験した気持ちになった。アジャイルの説明本を読んでもいまいちピンとこなかったけど、この本では疑似体験を自分の世界と照らし合わせて「こういうことかな?」と思うことができた。
- 開発の終盤で大きな問題が起きて、メンバー間で感情が高まって衝突しそうになったときに、主人公が穏やかな態度を崩さずに解決に向けて行動する場面が印象的だった。(自分は一緒になって激高してしまうタイプなので、こうありたいなと。)
その他、思ったこと
- 「あなたは何をしている人なんですか?」
私は何をしている人なんだろう?
今は、Windowsアプリを保守メンテしている人です。
でもいつかは、WindowsやMacでアプリを開発する人です、って言いたい。 - 「越境」は、何らかの「境」を超えることで、私にとってはこの記事を投稿することもその一歩です。