はじめに
10/10、3連休明けの火曜日にとあるニュースが話題になりました。
全銀システムと呼ばれるシステムで他行あての振込ができない障害が発生しました。
結果として障害発生の約2日後の10/12に復旧が発表されました。
ネットニュースでも大々的に報じられていたので、ニュースは随時チェックはしていました。
しかし大学卒業後5年間IT企業でエンジニアをしていながら全銀システムが具体的にどういうシステムなのかがわかりませんでした。
今回は全銀システムについて簡単にまとめてみました。
全銀システムとは
「全国銀行データ通信システム」、通称「全銀システム」は、全国銀行内国為替制度に加盟する銀行間の内国為替取引に関する通知の送受信、および当該取引によって生じる銀行間の為替決済額の算出・清算などを集中的に行うオンラインシステムのこと
引用元:全銀システムとは
聞いたことない日本語が連なっていますね・・・。
内国為替とは郵便振替や銀行振り込みなど、人や物が現金実物を別の銀行へ運ばず、遠隔の人とお金のやり取りをすることです。
つまり全銀システムとは
全国銀行内国為替制度に加盟する銀行同士の取引通知の送受信、またその取引で動く金額の算出・清算を中心的におこなうオンラインシステムということです。
全国銀行内国為替制度に加盟する銀行
こちらに加盟銀行の一覧が掲載されています。
見たところ、メガバンクはもちろん、地銀やネット銀行などほとんどの銀行が加盟しています。
いつから稼働したのか?
1973年の稼動開始以来、運用時間中にオンライン取引を停止したことがない安全性・信頼性、国内のほぼ全ての金融機関が参加している広範なネットワークにもとづく利便性、稼動開始当初から世界に先駆けて即時入金を実現した先進性が挙げられます。
引用元:全銀システムとは
全銀ネットの公式によると半世紀前から使用されているシステムですね。
私が仕事で携わった中で最も古いものでも5年くらいのシステムなので、かなりの歴史があるのだと思いました。
誰が使ったのか?
Qiitaで紹介されるような個人開発で作ったものでは当然ありません。
誰が(どこのベンダー)この巨大でミッションクリティカルなシステムを作ったのか気になりました。
これらの記事を見る限りNTTデータのようですね。
日本銀行も関わるシステムですからNTTデータだろうなとは思っていましたが、これほど多方面へ影響があるシステムを作れるのはさすがトップベンダーだなと思いました。
さいごに
報道を受けて全銀システムについて調べてみました。
障害復旧にあたったベンダー、エンジニア、銀行関係者の皆様、お疲れ様でした。
対応ありがとうございました。