virt-installを使用したKVMゲスト構築方法で細かい設定を記述したものがなかったので
ざっくりと標準的なものをメモ程度においておく。
結構昔に趣味で作ったので説明内容は怪しいかもですが、ご愛嬌ということで。
オプション | サプオプション | 値 | 説明 |
---|---|---|---|
connect | qemu:///system | URIでハイパーバイザに接続します。 | |
name | vm-hostname | 作成するゲストのドメイン | |
hvm | 完全に仮想化されたゲストとしてゲストを設定します。 | ||
accelerate | カーネル加速化機能を使用します。 | ||
disk | ディスクファイルやサイズ(GB) | ||
path | /var/lib/libvirt/images/vm-hostname.img | ||
size | 10G | ||
device | disk | ||
bus | virtio | ||
format | raw | ||
vcpus | 1 | ||
ram | 1024 | ||
network | ネットワークタイプ指定 | ||
bridge=br0 | |||
model=virtio | |||
vnc | --vnc | ||
keymap | ja | ||
os-type | linux | 完全な仮想化ゲストのオペレーティング・システム・タイプを設定します。 設定可能な値は、windows、unix、otherおよびlinuxです。 | |
os-variant | rhel6 | 完全な仮想化ゲストのオペレーティング・システム・バリアントを設定します | |
location | http://ftp.iij.ad.jp/pub/linux/centos/6.5/isos/x86_64/CentOS-6.5-x86_64-minimal.iso | 準仮想化ゲストのインストール・ソースを設定します(nfs:host:/path、http://host/path、ftp://host/pathなど) | |
noautoconsole | ゲスト・コンソールに自動的に接続しません | ||
extra-args | 準仮想化ゲストのインストーラに渡される追加の引数です。ksとかnetwork設定が出来る | ||
pxe | -–pxe | pxebootしたい場合に使用する。 |
サンプルコマンド
virt-install \
--connect=qemu:///system \
--name=vm-host-xxx \
--hvm \
--accelerate \
--disk path=/var/lib/libvirt/images/vm-host-xxx.img,size=20G,device=disk,bus=virtio,format=raw \
--vcpus=2 \
--ram=1024 \
--network bridge=br0,model=virtio \
--network bridge=br1,model=virtio \
--keymap=ja \
--location=http://ftp.iij.ad.jp/pub/linux/centos/6.5/isos/x86_64/CentOS-6.5-x86_64-minimal.iso \
--noautoconsole \
--os-type=linux \
--os-variant rhel6 \
--vnc \
--extra-args="ksdevice=eth0 ks=http://どこかのドメイン/ks.cfg ip=192.168.0.11 netmask=255.255.255.0 gateway=192.168.0.1 dns=8.8.8.8 console=tty0 console=ttyS0,115200n8"
一言メモ
disk
- modelは特に指定がない限り、標準のvirtioが良い。
network
- modelは特に指定がない限り、標準のvirtioが良い。
- 複数インターフェースを作成するときはbridgeを複数作る。
pxe
- pxebootは「 -- pxe 」で設定するとpxebootします。
- locationと併用した場合はどっちが優先とかはわすれた。。。
- pxeの話ですが、設定IPを指定したい場合はextra-agesでipなどの設定項目を渡してあげる。
extra-args
- ksファイルを指定出来る
- network設定が出来る
- nicが複数のばあい ksdeviceで指定できる。
cf: