DX(デジタルトランスフォーメーション)について
皆さんは最近よく耳にするDX(デジタルトランスフォーメーション)についてよくわかっているでしょうか?実際私自身曖昧にしかわかっておらず、なぜそれが必要なのか背景がよくわかっていませんでした。
そんな中、DXの言葉の出どころではないかと思われる
経済産業省の資料を発見いたしましたので共有させていただきます。
DXがなぜ必要なの???すべての答えはこのPDFの中にある!!!(直リンク)
その経済産業省の資料とは以下のPDFの資料でございます。
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/pdf/20180907_02.pdf
この資料にはDXの意味と、DXの背景にある
について書いてあります。
上記の資料の内容を簡単にまとめると
- 現在、企業には多くの複雑化、ブラックボックス化した古いシステム(以下、レガシーシステム)が存在している。
- レガシーシステムの運用保守に現在多くのIT人材のリソースが割かれてしまっている(80%以上)、今後も運用保守費用は増加傾向
- クラウドやAIなど新しいデジタル技術を取り入れたアジャイル手法で作ったITシステムへの移行が急務、これをDXと呼ぶらしい
- もしDXできないようだと2025年以降、無駄な運用保守費用などで年間約13兆円の経済損失が生まれる(2025年の壁問題)
商談の場などで
- レガシーシステムの撲滅→ユーザー企業による要件定義力の強化
- AI、RPA、クラウドを使ったアジャイル手法を取り入れた素早い開発
- ウォータフォール型からアジャイル型への移行によるユーザー企業とベンダー企業のジョイントベンチャーや技術研究組合モデルなど新たな関係の構築
がこの文脈で刺さるのではと思いました。
DX人材像について(ユーザー企業側、ベンダー企業側)
以下が経済産業省が定めるDX人材だそうです。
ユーザー企業側が求める人材
- CDO(Chief Digital Officer):システム刷新をビジネス変革につなげて経営改革を牽引できるトップ人材
- デジタルアーキテクト(仮称):業務内容にも精通しつつITで何ができるかを理解し、経営改革をITシステムに落とし込んで実現できる人材
- 各事業部門においてビジネス変革で求める要件を明確にできる人材
- ビジネス変革で求められる要件をもとに設計、開発できる人材 AIの活用等ができる人材、データサイエンティスト
ベンダー企業側が求める人材
- 受託開発への過度な依存から脱却し、自社の技術を活かして、アプリケーション提供型のビジネスの成長戦略を描き、実現できる人材
- 求められる要件の実現性を見極めた上で、新たな技術・手法を使った実装に落とし込める人材
- ユーザー起点でデザイン思考を活用し、UX(ユーザーエクスペリエンス)を設計し、要求としてまとめあげる人材
- スピーディーに変化する最新のデジタル技術を詳しく理解し、業務内容にも精通するITエンジニア
ご一読ありがとうございます。経済産業省のPDFも省庁の資料なので自由に使用して転記いただいて問題ないそうです。