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家族写真の可聴化について

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このエントリーは家庭を支える技術 Advent Calendar 2014の2日目として書かれました。

家族写真は、就業時に家族のことを想起し奮闘する上で重要なツールです。しかしながら、一般的なオフィスにおいては自席以外でくつろいだ姿勢で設計やコーディングを行うことがよくあります。
そういった状況において、家族写真のような家族を可視化するツールを持ち歩くことはあまり現実的ではありませんが、作業に使うコンピューターに家族の声を利用して一定の情報を可聴化するようなツールを導入しておくことで、その機能を代替することができます。
本稿では家族写真を可聴化によって代替するために、私がここ1、2年の間にとっている手法を紹介します。

寝た方がいいということを教えてもらう

もう寝ろよ というGoogle Chrome Extensionを実装しています。この拡張をインストールした上で、午前0時以降にブラウザで新しいタブを開くと、画面にはもう寝ろよと大書され、ブラウザが奥さんの声でもう寝ろよとつぶやきます。
午前0時を過ぎて仕事をしているときにこれが発動するとそれ以上1mmも仕事をせずに家に帰りたくなるという効果があります。

※ 上記のもう寝ろよは元々greasemonkeyとして開発されたものにインスパイアされて実装したものです。

時刻を教えてもらう

hattori_clock というrubyスクリプトを自動的に起動するようにしています(はっとりは奥さんの旧姓です)。
hattori_clockはその名の通り鳩時計を実装したものです。毎時0分にはその時刻の回数分、また毎時30分には1回奥さんがパッポーと言います。ミーティングなどに大きく遅刻することが少なくなります。
hattori_clockはリビングのテレビにつないであるMacにもインストールしてあるのですが、dアニメストアなどで感動的なシーンが流れるときにもパッポーと繰り返し鳴くので、とても面白いです。

合いの手を入れてもらう

ainote というrubyスクリプトを書いてあります。これはリターンキーを押した時に奥さんが"はいよいしょー"、"どっこいしょー"などと合いの手を入れてくれるアプリケーションです。実装やオペレーションにリズムがついて非常にやる気が出ます(cap deploy"はいどっこいしょー")。
このアプリケーションを公開してすぐにアイドルソングと合いの手をリミックスしてくれた人がいました。オープンソースっておもしろいですね。

おわりに

Macが奥さんの声でしゃべると元気が出るということについて紹介しました。ここであげたものの他にも、特定のコマンドの実行終了時などに奥さんが結果をしゃべるものなど、いくつかの実装があります。
僕は僕の他にMacが奥さんの声でしゃべるようになっている開発者を知らないのですが、皆様のご家族が幸せになるためにも、面白いアイデアがあったらどんどん実装して頂ければと思います。

明日、12/3はfugacoさんが書きます。

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