概要
ssh
コマンドは、他のコンピュータ(PC,サーバー)などにログインして、コマンド操作などをできるようにするコマンドです。
簡単に言うと、他のコンピュータを遠隔操作できるコマンドです。
telnet
コマンドの上位互換なので、telnet
を使うぐらいならssh
を使いましょう。
ssh
は、telnet
を暗号化したバージョンです。
sshできる条件
遠隔操作をするためには、必要な条件が3つあります。
- 接続先のIPアドレス、またはDNSアドレスを知っている
- 接続先のコンピュータに、接続するユーザーが登録されている
- 登録されているユーザーに接続許可がされていること
1.接続先のIPアドレス、またはDNSアドレスを知っている
接続先の住所がわからないと、どこに接続すればいいかわかりませんね。
2.接続先のコンピュータに、接続するユーザーが登録されている
どのコンピュータにも、ログインできるユーザーが登録されています。
誰でも好き勝手に操作することができるコンピュータなんて意味ないですからね。
遠隔操作する際にも、そのコンピュータにユーザーが登録されている必要があります。
3.登録されているユーザーに接続許可がされていること
コンピュータに登録されているユーザーには、それぞれ権限が設定されています。
重要な設定ファイルをみんなが変更できたら困るので、ユーザーによっては、そのコンピュータ内でできることが制限されています。
その登録されているユーザーに接続権限がないと、sshで遠隔操作はできません。
使い方3つ
1.ssh ユーザー名@IPアドレス(ホスト名)
ssh username@ip_address
2.ssh IPアドレス(ホスト名) -l ユーザー名
ssh ip_address -l username
3.ssh IPアドレス(ホスト名)
これはsshコマンドを実行するユーザーと、ログインするユーザーが一致しているときのみ使える。
ssh ip_address