FOSS4G Advent calendar2021 18日目の記事です
あの場所からの景色
今、世間を騒がせている(?)宇宙旅行中のお金持ちの方は、ISS から一体どのような景色を見ているのでしょう
自分もISSから見える景色を味わってみたい。
でも、宇宙旅行するお金なんてない。
そんな方に朗報です。
Re:Earthを使えば、現在のISSの場所を描画するだけでなく、リアルタイムで追尾してみることができます。
Re:Earthとは
株式会社Eukaryaによって開発された、CesiumをベースとしたwebGISアプリケーションであり、ノンコード(専門的なプログラミングの知識なしに)で簡単に3D地図上に情報をマッピングし、公開することができるのです。
これまで、webGISというとhtmlやcss、javascriptといったプログラミングの知識が必要でしたが、このRe:Earthを使えば、誰でも簡単にヒロシマ・アーカイブのようなwebサイトが作れるらしいです。
リリースした2020年にはFOSS4G Japan 2020でも発表しており、昨年のAdvent calendarでも紹介されている通り、2021年8月にはオープンソースとしても公開している。
今年のFOSS4Gでもチュートリアルデーで紹介されていたので、詳しく使ってみたいという方もいるのではないでしょうか。
オープンソース版でのインストール方法は以下にまとめられているので、そちらを参考にしてみてください。
現在Saas版の利用にはアカウント作成のために問い合わせる必要があるが、試しに使ってみたいという感じでも気軽に連絡していいみたいなので、興味がある方は以下公式サイトからお問い合わせされたし。
ISS プラグイン
方法はいたって簡単。Re:Earthのプラグインの一つで現在のISSの場所を取得するプラグインがあるので、それをインストールするだけです。
- プラグインファイルはこちら
プラグインのインストール
プラグインのインストール方法は以下の通り。
編集画面上部のプロジェクト名をクリックし、プロジェクト設定をクリックします。
左の項目からプラグインを選択し、GitHubパブリックレポジトリを選択します。
レポジトリURLに、先ほどのプラグインが公開されているGitHubのアドレスをコピーして貼り付けて、次へをクリックします。
(PCからZipファイルをアップロードする場合は、Githubページからzipでダウンロードしたものをそのまま選択すればOKです)
何事もなければ無事インストールされた旨のメッセージが表示され、インストール済みプラグインにプラグインが追加されます。
編集画面に戻り、ウィジェットを見るとISS Widgetが追加されているので、それを選択します。
ウィジェットが追加されます。
Update
をクリックすると、ウィジェット上の緯度経度が現在の位置に変わります。
Jump
をクリックすると、現在地の場所へ地図を移動させます。
Follow
をクリックすると、自動で位置を更新して追尾します。
Followをクリックすると、随時位置を更新してマップが移動されるので、あのお金持ちと同じ景色をリアルタイムで味わうことができます。
サンプルページを公開したので皆さんもISSからの風景を楽しんでください。