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CSVファイルを丸ごと挿れたい(間違わないLOAD DATA INFILE)

Last updated at Posted at 2019-05-20

はじめに

CSVファイルを1件1件取り出して、加工してSQLを生成……
なんてことを、これまでしてきました。
もちろんすごく遅いです。

LOAD DATA INFILEを使うことでファイルインポートができます。
とはいえ、ざっくり調べても「あまり使えなさそう?」と思っていた私がいます。
ですが理解してみると一転して、様々なCSV案件で大活躍です。
未来の私のために今日もメモします。

LOAD DATA INFILEとは
LOAD DATA INFILE ステートメントは、非常に高速にテキストファイルからテーブルに行を読み取ります。

参考URL

理解のポイント(下記構文を見ながら)

  • CSVファイルを読み込み、INSERTを行うイメージです。
  • CSVの1列目(例:A1,B1など)が、users.idカラムに入ります。
  • CSVの2列目(例:A2,B2など)が、users.nameカラムに入ります。
    • つまりカラムとCSVの順番は、バラバラでも対応が可能ということです
  • SET以降は「CSVにはないけれどカラムに入れたい値」をセットすることができます。
    • もはやCSVデータとはほぼ関係なく、SQL側のための機能です

構文

LOAD DATA INFILE 'nzn.csv'
  INTO TABLE `users`
  FIELDS TERMINATED BY ','
  ENCLOSED BY '"'
  LINES TERMINATED BY '\r\n'
  IGNORE 1 LINES
  (
     `id`
      , `name`
      , `price`
  ) SET
     `created_at` = TIMESTAMP

各行の理解

  • FIELDS TERMINATED : CSVの区切り文字を指します。ほぼ必須です。
  • ENCLOSED BY '"' : 文字列などはダブルクォーテーションで囲われていますが、良きように消してINSERTをしてくれます。ほぼ必須です。
  • LINES TERMINATED BY '\r\n' : 改行コードの認識を定義します。
    • csvファイルがCRLFなのに\nと指定すると、1行しか入らないなど不都合が起きます。
  • IGNORE 1 LINES : CSVには見出しがつきもの。プログラム側で削除するより高速なのでLOAD DATA側で除外すると少し幸せになります。

ではbashから呼び出してみよう

readonly ENC='\"'; #エスケープ
$code="
LOAD DATA INFILE 'nzn.csv'
  INTO TABLE users
  FIELDS TERMINATED BY ','
  ENCLOSED BY '${ENC}'
  LINES TERMINATED BY '\r\n'
  IGNORE 1 LINES
  (
     id
      , name
      , price
  ) SET
     created_at = TIMESTAMP
     updated_at = ${TIME_STAMP}
";

ちなみにbashで実行の場合、バッククォーツ自体に意味があるので、誤認されるみたいです。
テーブルやカラムにも、バッククォーツは付けずに記述しましゅ。

最後に

他にも変数の指定ができますが、これが初めて使うときに理解を遠ざける要因の1つでした。結局、私の案件の場合は変数は不要でしたので、上記のようなLOAD DATAで落ち着きました。

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