#はじめに
Watson Explorer Analytical Componentの既存機能として、Watson Knowledge Studio(WKS)のモデルを連携し、機械学習によってテキストをエンリッチすることができます。
同様のことが、oneWEX 12.0.2.2 からできるようになったため、試してみました。
(参考)
Watson Knowledge Studio
https://www.ibm.com/watson/jp-ja/developercloud/knowledge-studio.html
Release Notes - IBM Watson Explorer oneWEX, Version 12.0
https://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg27050305#new12022
お断り
・WKSの操作についてはここでは解説しません。
・WKSで作成したモデルをoneWEXに連携するためにはモデルをExportする必要がありますが、モデルをExportするためにはWKSの有料ライセンスが必要となりますのでご注意ください。
・WKSでExportしたモデルがあることを前提に試した手順を紹介します。
#WKSのモデルをoneWEXに取り込む
oneWEXのAdmin Consoleにログイン後「リソース」タブに移動。
「アノテーターの追加」をクリック。
「名前」に適当な名前を入力し、「アノテーター・タイプ」で「機械学習」を選択し、
「次へ」をクリック。
タイプがWatson Knowledge Studioになっていることを確認し、
「ファイルの選択」でWKSからExportしたモデルを指定する(モデルはzipファイルでダウンロードされるのでそのまま指定)。
ファセット・パスに任意の名前を入力し「保存」をクリック。
#コレクションへの適用
Admin ConsoleからWKSモデルによりエンリッチさせたいコレクションを開き「エンリッチ」タブに移動。
先ほど連携したモデルがアノテーターに表示されるため、チェックを入れて「保存」。
変更を有効にするために索引の再作成が必要なため「はい」をクリック。
設定は以上。
索引再作成が完了したら結果を確認する。
#確認
Content Minerからコレクションを開くと、設定時に指定したファセットが表示される。
そのサブファセットにWKSでアノテートしたEntityやRelationが表示される。
PART_OF_CARはWKSで車のパーツについて学習させたEntity。
車のパーツが抽出されているのがわかる。
Relationも同様。
WKSで車の症状について学習させている。
以上
お断り
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