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社内向けチャットボットの改修

Last updated at Posted at 2022-12-17

目次

1.はじめに
2.全体スケジュール
3.改修内容詳細
4.作業内容
 4.1 AWSチーム
 4.2 QAチーム
5.まとめ

1.はじめに

株式会社エニプラでは、社内のチームごとにテーマを決め、
毎月行われるチーム会でテーマに沿った活動を行っています。
チーム会で行った内容は、
年末に「エニプラアワード」という場で全社員や来期の新卒に向けて発表を行っています。

昨年度、私たちのチームでは
「Amazon lexとSlackを使った社内向けチャットボットの作成」をテーマに活動してきました。
昨年度の活動内容につきましては、下記の記事をご覧ください。
https://qiita.com/k_yoshino/items/89c050a2641e20d7e92f

今年度は、作成したチャットボットをよりブラッシュアップさせるために
「社内向けチャットボットの改修」をテーマに活動してきました。
 
テーマ決定の背景としては以下のような流れがありました。

まず、チャットボット作成後の課題検討事項として、大きく3点挙がりました。

①AWS上のリソース名やソースコード内の変数名に一貫性がないため、メンテナンスが難しい。

②QAの内容を追加・修正する場合に参照できる仕様書や手順書がなく、ドキュメントがないため属人的。

③クラウドストレージの導入により、フォルダやフォーマットの場所を探すことが増えたためQAの内容をもっと充実させたい。

以上の点から最終的に、
①QAチャットの内容充実
②今後のメンテナンスのためのドキュメント整備

の2点に重点をおいて活動を行っていくことになりました。

2.全体スケジュール

約8か月間にわたり、チーム全体で
図のようなスケジュールでエニプラアワードに向けて取り組みました。
image.png

活動期間を通して、2チームに分かれてそれぞれ仕様書や手順書の作成、作成した資料を元にテストを実施しました。

また、前年度はQAチームがAWSのリソースやLambda上で動作するプログラムに触れておらず、
知識の共有が不足していた点があったため
今年度は,AWSチームが作成した手順書を元にQAチームのメンバーがプログラムの修正作業を
担当する等チーム全体で知識の共有を図りました。

3.改修内容詳細

1.はじめに、で挙げた課題について、それぞれ以下のように対応いたしました。

課題 改修内容
1 AWS上のリソースやコード内の変数名が乱雑 AWS上のリソースやコード内の記載を一新し、理解しやすい名前に変更
2 QAチャットボットの内容を追加・修正する際の手順書やドキュメントの不足 仕様書3つに加え、メンテナンスのための手順書を2つ作成
3 QAチャットボットのの内容充実 QA回答を数を16個から26個に増加

4.作業内容

今年度は,AWSチームとQAチームの2チームに分かれて作業を行いました。

4.1 AWSチーム

AWSチームでは以下の作業を実施しました。

1.命名規則の決定・適用対象洗い出し

前年度に作成したリソースから不要なものを洗い出しました。
また、理解しやすい名前にするため命名規則を策定しました。

2.AWSリソースの移行

前年度に作成したAWSリソースを、
1.で策定した命名規則を元にしたリソースへ移行しました。

3.ドキュメント作成

メンテナンス用に以下のドキュメントを作成しました。

・QA追加手順書
image.png

・Lambda仕様書兼変数一覧
image.png

4.2 QAチーム

QAチームでは大きく以下の作業を実施しました。

1.ドキュメント作成

メンテナンス用に以下ドキュメントを作成しました。
・QA仕様書(QAフローチャート)
image.png

・QAフローチャート追加・修正手順書

・テスト仕様書
image.png

2.QA追加作業

AWSチームが作成した「QA追加手順書」を参考に、
今年度新たに追加したQAの実装作業を行いました。

3.テスト実施

実装したQAの動作確認のため、
「テスト仕様書」に基づきテストを行いました。

5.まとめ

今年度の私たちのチームは、「社内向けチャットボットの改修」を行いました。
昨年度社内向けチャットボットを作成した後に挙がった3点の課題を元に
①QAチャットの内容充実
②今後のメンテナンスのためのドキュメント整備

に基づいて、活動を行いました。
image.png

実際の作業は、QAチームとAWSチームに分かれて行い、
QAチームでは、変数名の修正に加えてQAリストの仕様書を作成し、
AWSチームでは、AWSリソースの移行を行ったり、QA追加の手順書を作成しました。

今後の願望としては,引き続き社内で使っていただき、
フィードバックを得てQAの内容を充実させていこうと考えています。

以上で、ご紹介を終わります。
閲覧いただき、ありがとうございました。

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