目次
1.はじめに
2.全体スケジュール
3.改修内容詳細
4.作業内容
4.1 AWSチーム
4.2 QAチーム
5.まとめ
1.はじめに
株式会社エニプラでは、社内のチームごとにテーマを決め、
毎月行われるチーム会でテーマに沿った活動を行っています。
チーム会で行った内容は、
年末に「エニプラアワード」という場で全社員や来期の新卒に向けて発表を行っています。
昨年度、私たちのチームでは
「Amazon lexとSlackを使った社内向けチャットボットの作成」をテーマに活動してきました。
昨年度の活動内容につきましては、下記の記事をご覧ください。
https://qiita.com/k_yoshino/items/89c050a2641e20d7e92f
今年度は、作成したチャットボットをよりブラッシュアップさせるために
「社内向けチャットボットの改修」をテーマに活動してきました。
テーマ決定の背景としては以下のような流れがありました。
まず、チャットボット作成後の課題検討事項として、大きく3点挙がりました。
①AWS上のリソース名やソースコード内の変数名に一貫性がないため、メンテナンスが難しい。
②QAの内容を追加・修正する場合に参照できる仕様書や手順書がなく、ドキュメントがないため属人的。
③クラウドストレージの導入により、フォルダやフォーマットの場所を探すことが増えたためQAの内容をもっと充実させたい。
以上の点から最終的に、
①QAチャットの内容充実
②今後のメンテナンスのためのドキュメント整備
の2点に重点をおいて活動を行っていくことになりました。
2.全体スケジュール
約8か月間にわたり、チーム全体で
図のようなスケジュールでエニプラアワードに向けて取り組みました。
活動期間を通して、2チームに分かれてそれぞれ仕様書や手順書の作成、作成した資料を元にテストを実施しました。
また、前年度はQAチームがAWSのリソースやLambda上で動作するプログラムに触れておらず、
知識の共有が不足していた点があったため
今年度は,AWSチームが作成した手順書を元にQAチームのメンバーがプログラムの修正作業を
担当する等チーム全体で知識の共有を図りました。
3.改修内容詳細
1.はじめに、で挙げた課題について、それぞれ以下のように対応いたしました。
課題 | 改修内容 | |
---|---|---|
1 | AWS上のリソースやコード内の変数名が乱雑 | AWS上のリソースやコード内の記載を一新し、理解しやすい名前に変更 |
2 | QAチャットボットの内容を追加・修正する際の手順書やドキュメントの不足 | 仕様書3つに加え、メンテナンスのための手順書を2つ作成 |
3 | QAチャットボットのの内容充実 | QA回答を数を16個から26個に増加 |
4.作業内容
今年度は,AWSチームとQAチームの2チームに分かれて作業を行いました。
4.1 AWSチーム
AWSチームでは以下の作業を実施しました。
1.命名規則の決定・適用対象洗い出し
前年度に作成したリソースから不要なものを洗い出しました。
また、理解しやすい名前にするため命名規則を策定しました。
2.AWSリソースの移行
前年度に作成したAWSリソースを、
1.で策定した命名規則を元にしたリソースへ移行しました。
3.ドキュメント作成
メンテナンス用に以下のドキュメントを作成しました。
4.2 QAチーム
QAチームでは大きく以下の作業を実施しました。
1.ドキュメント作成
メンテナンス用に以下ドキュメントを作成しました。
・QA仕様書(QAフローチャート)
・QAフローチャート追加・修正手順書
2.QA追加作業
AWSチームが作成した「QA追加手順書」を参考に、
今年度新たに追加したQAの実装作業を行いました。
3.テスト実施
実装したQAの動作確認のため、
「テスト仕様書」に基づきテストを行いました。
5.まとめ
今年度の私たちのチームは、「社内向けチャットボットの改修」を行いました。
昨年度社内向けチャットボットを作成した後に挙がった3点の課題を元に
①QAチャットの内容充実
②今後のメンテナンスのためのドキュメント整備
実際の作業は、QAチームとAWSチームに分かれて行い、
QAチームでは、変数名の修正に加えてQAリストの仕様書を作成し、
AWSチームでは、AWSリソースの移行を行ったり、QA追加の手順書を作成しました。
今後の願望としては,引き続き社内で使っていただき、
フィードバックを得てQAの内容を充実させていこうと考えています。
以上で、ご紹介を終わります。
閲覧いただき、ありがとうございました。