実行
ついに、BOTの起動をしてみましょう。
BOTの起動にはトークンと呼ばれるものが必要ですので、まずはそれを取得しましょう。
トークンの取得
Discord Developer Portalから、以前アプリケーションを作成したのと同様に、Application
から、今度は自分が作成したアプリケーションを選択します。
次にBot
を選択して、Reset Token
を押します。
なんか警告が表示されますが、Yes, do it!
を押します。
トークンが表示されますのでそれをコピーしてどこか「誰にもみられない安全なところ」へ置いておきます。
プログラミング
import nextcord
from nextcord.ext import commands
bot = commands.Bot()
bot.run("TOKEN")
TOKENの所は先ほどコピーしたトークンを貼り付けてください。
では、このプログラムを実行してみてください。
そしたらDiscordを起動して、あなたのBOTを見てみましょう。
デデーン
なんと! 緑色のマークがついてオンラインになっているではありませんか!
と、こんな風にBOTを起動させるだけなら凄く簡単なのです!
from ... import ...
from 〇〇 import ××文は、〇〇というモジュールから××をインポートするという感じです。
なので、今回はnextcord.ext
からcommands
をインポートしています。
このcommands
の中には、DiscordのBOTを作る上で必要なものたちが含まれています。
基本的にこれを使ってBOTを作っていきます。
bot = commands.Bot()
Pythonにはクラスとかインスタンス化というものがあります。
これは、オブジェクト指向プログラミングによく見られるもので、class
というのは簡単に言えばテンプレートです。
このテンプレートを使うことで、中にある関数とかデータを使用することができ、大変便利となっております。
classオブジェクトを使うには、インスタンス化
をする必要があります。
インスタンス化は、普通に関数として実行するようにクラス名の後に()
を付けることで、インスタンス化されます。インスタンス化されたオブジェクトは、テンプレートをまんまコピーしたような感じで、扱うことができます。
今回は、bot
という変数にcommands.Bot
のオブジェクトをインスタンス化しています。
「テンプレートをコピー」という所からわかる方もいるかと思いますが、コピーしているので、中のデータを変更しても、元のオブジェクトのデータは変更されません。
これが、オブジェクト指向プログラミングのお話です。
気になった方はいろいろ調べてみてください!
bot.run(TOKEN)
bot.run
は、そのインスタンス化されたBOTを起動する関数です。
その際、渡されたトークンで起動します。
というわけで、このbot.run()
が実行されて、BOTが起動するというわけです。
とりあえず終わらせよう
BOTを終了するには、Ctrl + C
を押して、現在実行中のPythonプログラムを終了します。
Ctrl + C
はよく使われるショートカットキーなので覚えておきましょう。
でも、強制終了に近いのでそれも覚えておきましょう。
...これじゃ、寂しいよね?
さて、BOTをオンラインにすることはできました。
しかし、今の状態では「何かメッセージに反応する」とか「コマンドを使用する」とかはありません。
これじゃ、寂しいですし、BOTとは言えませんよね。
というわけで、実際に次回からもうちょっとだけ踏み込んで「イベント」について紹介していきます。
ここからはAPIリファレンスの時間です。
これであなたもBOT開発者へと近づきました!
というわけで、今日の記事はここまでです。
もしよろしければ記事へのいいねをして、次回記事をお楽しみに!